アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

IN MY HEAD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「飛行機は飛び立つ時より着地が難しい。人生も同じだよ」

By 本田宗一郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ホントに久々のサバゲーである。iPodネタはもう飽きた方のほうが多いと思うので省略(笑)何時ものように第2日曜日の何時もの場所に音楽かけながらクルマを飛ばす。ふとバックミラーを見ると、やたら車高が低くて厳つい顔つきのクルマが1台近付いてくる。ランボルギーニ・ムルシエラゴである。流石に首都圏に住んでいて、頻繁に高速道路を利用すると、ランボルギーニはおろかポルシェもフェラーリコルベットも珍しい光景じゃなくなる。ワタクシの場合クルマ本体よりも、中で運転している人間に興味があったりする。で、向こうは左ハンドルなのを利用して、わざと左車線に寄って追い越しさせてドライバーを見てみたりする。50代後半〜60代前半の爺さんだったのである。しかもビックリした事に、違和感が全然無いのである。


 以前、あの世界に399台(うち日本への配給分は30台)しかないエンツォ・フェラーリを発見した時も、同様に運転席を見た事があるのだが、コレまた乗っていたのが60代後半〜70代前半の爺さんだったのである。アジア系の爺さんとヨーロッパ系のスーパーカー。まるで白飯にストロベリージャムをぶっかけて食うようなイメージであるが(笑)コレがビックリするほど似合っていたのである。乗っていたのはキャンバスとセピア色の後光が良く似合いそうな画家風の爺さんだったのだが、あのフェラーリコクピットに違和感無く溶け込んでいたのが今でも鮮明に思い出せる。そーすると俄然「どーゆー人生を辿れば、この爺さん達みたいに、年老いて尚フェラーリランボルギーニみたいな荒々しいクルマが似合うような男になれるんだろうな〜(=´▽`=)」って空想してしまうのである。もっとも、今のワタクシではフェラーリランボルギーニどころか、今のクルマですら身分不応答なのは間違いないが(爆)


 で、久しぶりのゲームで、大した運動量でないにも関わらず身体はガタガタ(x_x;)如何に普段身体を鈍らせているかがよ〜く分かったのである(笑)で、朝会った"ムルシエラゴ爺さん"が気になって仕方が無いので(爆)ちょっと調べモノをしてみたのである。で、たまたま「スポーツカーメーカーの売上高」なる記述を発見したのである。1位はブッチ切りでポルシェ、2位はセレブ御用達のフェラーリ。まぁ、この2台は予想通りっちゃ予想通りであろう。で「3位はやっぱりランボルギーニかな〜(´∇`)」と思ったらハズレだったりする。3位は以外や以外、TVRだったのである。実はワタクシ、TVRの存在を知ったのが去年だったりする(核爆)因みにボンドカーがアストン・マーティンだという事を知ったのは更に後だったりする(原爆)


 で、ランボルギーニに関して調べるはずが、何時の間にかTVRについて色々ネットで調べるようになっていたりする(笑)流石に実際に乗るチャンスは見当すら付かないので、どうもカタログスペックやバーチャル由来になってしまう事を御了承頂きたい。調べれば調べるほど面白いクルマで:

  1. 「スポーツカーというのは、大馬力で軽量であればそれでいい」という哲学。
  2. エアバッグは勿論の事、ABS、TCD等の電子デバイスは一切装備されない。
  3. 駆動方式はFR、ミッションはMTオンリー
  4. イギリス車らしく、何から何まで全部手作り
  5. 勿論、御値段も相当なモノ(800万〜1300万諭吉)

・・・何ちゅーか、硬派過ぎて全然乗りこなせる気がせんのである( ̄Д ̄;)大馬力で軽量な上、エアバッグは勿論の事ABSやTCD等が付いていない→1度すっ飛んでいったら逝く可能性大という事でもあるからである。んでもって、コクピットなんかを拝見すると「それなんて競技ベース車両( ̄_ ̄ i)」っちゅーぐらい走りに必要なモン以外殆ど無い殺風景なコクピットだったりする。


 もっと驚きなのが、コレが世界3位だという事である。ポルシェやフェラーリとかだったら、どんな色眼鏡を掛けて見ても「お前、クルマ全然分かってねーだろ(-_-;)」的なヤツがステータスシンボルとして買っている事はザラで、ポルシェやフェラーリもソレを分かった上でそーゆー連中でも扱えるように(勿論、ファミリーカーほどではないが)してあるとは聞いているのであるが、TVRにはソレが無い。何をどー考えてもドラテクに自信のあるヤツしか扱えないし、またドラテクに自信のあるヤツしか欲しがらないであろう・・・・・ハッΣ( ̄口 ̄;)ひょっとして、こーゆー仕様にすることにして、ホントのクルマ好きだけにしか扱えないようにして、精魂込めて作ったクルマを所謂金持ち連中の"巨大なチョロQ"的な使われ方をされないための創業者トレバー・ウィルキンソンの狙いだったのではないか!と勘ぐってしまうのである(笑)


 まぁ、サバゲーにも似たような事情があったりするのである。トヨタみたいに最大公約数を取ろうとすると確かに裾野は広がるかも知れないが、その代わりサイドミラーを畳んだまま高速道路を突っ走るようなヤツが出てきたり、メンテナンスの「メ」の字も知らないようなヤツが出てきたりするワケである。実際にトヨタがやっているように、こーゆー連中をまとめて面倒見るだけのキャパシティーがあれば問題ないのであるが、生憎サバゲー界というのはニッチな世界→そんな余裕は無い場合が殆どだったりするのである。実際、人数が揃っていて管理や運営がシッカリしているフィールドでもゾンビ問題は永遠のテーマだしナードだってゴロゴロ居る。


 で、上記TVRみたいなのが実はある意味ワタクシのサバゲー界の理想形だったりする。ホントにサバゲーを心底愛していて戦術や戦略の研究に余念が無い人達を中心にして形成して、基本的に自発的な意思で各種マナーやレギュレーションに従がうといったある意味マルクス・エンゲルスが理想とした社会に近いモンであるが、そーなると裾野が極端に狭くなる。埼玉の"師匠"の知り合いに1ヶ所だけそーゆーチームがあったりするのであるが、今考えるとそのチームが存続し得ること事態が奇跡的なのかも知れないのである。んで、繰り返すようだがサバゲー界というのはニッチな世界→そーゆー人達は相対的どころか絶対的に少数なのである。結局、サバゲー界を素晴らしくするアイディアをサバゲー始めてから今までずっと考えてきたが、それまでの日々と同様やっぱり答えが出ない今日この頃であった。