アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NO MORE TEARS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「男の顔は履歴書、女の顔は請求書だ」

By 藤本義一


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 最近の某相撲部屋にまつわる報道を見ていて、ようやくワタクシが長い間SNSの類に感じていた"懸念感"の正体が分かり、ソレが実はワタクシの居場所と無関係では無いことが判明したのである。いきなりメチャクチャな書き出しでアレだが(笑)よーするに、相撲部屋もSNSのコミュも、果てはワタクシも一室を借りている"白い巨塔"も実は同じ大きな共通点を持っているのである。ソレは「同じようなタイプの人種だけで集まっている上、他の世界とのリンケージに乏しい世界」という点である。ココ数年、闘病生活云々もあって、医学関係者以外の人達と接する時間が飛躍的に伸びるに連れて、前日のウェットコンディションでの走行のように今までマシン性能がカバーしていた部分が雨で流されて行くかの如く、こーゆー閉鎖的社会の矛盾点が見えるようにもなってきたのである。


 プラトンの「共和国」ではないが、このテの「ある意味特殊な人しかいないニッチな世界」って言うのは、そのニッチさ故に団結力が強く、排他的な上に選民意識が高い場合が少なくない。が、コインの表裏宜しく、団結力の強さは他者依存性の強さの、排他性は一般社会からの乖離に対する疎外感の、選民意識は自身のコンプレックスの裏側であるとも解釈できる。ココに人間特有の「自尊心」「嫉妬」「欲望」といった燃料を投下して、火をつけたらさぁ大変。野党なり左派なりが「ちょっと違うんじゃね?」ってカウンターステア入れてくれる一般社会とは違って、この「閉鎖的社会」にはソレが無いから一度グリップが抜けるともう止まらない。毛沢東時代の中国、スターリン時代の旧ソ連ポル・ポト時代のカンボジア。歴史がモロにソレを証明しているのである。


 さて、小難しい話はツッコミ入るから置いといて(笑)先日はフリーだったので、早速ドラテクの修正に励むべしく走り込みを・・・と思って車に乗り込んだ矢先"トリックマスター"がワタクシにこう言ったのである:


「わたくし足が痛いんですの。お医者様の所に連れて行って下さいまし」
「何を言っているんだいハニー、医者ならココにいるじゃないか(^▽^)」
「あら、わたくしは"医師免許持ったデブキモヲタ"には用は御座いませんの。お分かりかしら?」
「勿論OKだよ、ハニー・・・・・(ToT)」


というワケで、先日のサーキットでスピンとコースアウトが重なった事もあって、念のためショップに持って行ってリフトアップしてドラシャや足回りやタイロッドやマフラーなどをチェック。結果、草や泥がハデに絡みついていた以外は損傷ナシ、アライメントもほぼ無事だったので一安心。


 コレでようやくひとっ走り出来る・・・と思ったら、またまた"トリックマスター"がワタクシにこう言ったのである:


「ちょっと、お洋服が汚れていてスカートも破けていますわ。仕立て屋に行って下さいまし」
「大丈夫だよハニー(^▽^)ンなトコ誰も見ないから分からないって」
「全く持ってレディの扱いがなっていませんわ。だから未だに"彼女いない歴=年齢"なんですの。お分かりかしら?」
「勿論OKだよ、ハニー・・・・・(ToT)」
「あ、思い出しましたわ。ガーダーが身体に合わなくて窮屈でしたの。あと"舞踏会"も控えているんですので宜しく」
「・・・・・⊂( TT __ TT )⊃・・・・・」


というワケで、近所の超自動後退に寄るハメに。コースアウトした際にバンパーのスカート保護用のスカートリップが一部剥がれていたので、修理道具を買ってきてDIYで修理。んでもって、雨だったから撤収の際乱雑に詰め込んだ各種工具類を掃除&整理整頓するための清掃用グッズを数点購入。


 更には「今の4点固定ハーネスはハッキリ言ってジャマですわ。貴方はもうお気付きかと思いますけど、フルバケの穴の位置と、ハーネスの腰に繋がる部分の位置との関係で"ハ"の字型に肩が固定されているんですの。だから大胸筋とハーネスが干渉して、12時から先にステアリングを切り込もうとするとハーネスが妨げになりますのよ。シッカリ締めれば操作しにくくなり、操作しやすくすれば固定が緩くなる。貴方が鈍感なのは分かっていましたけど、ココまでだとは流石のわたくしも予想外でしたわ┐( ̄ヘ ̄)┌」と"彼女"に完全に呆られてしまったのである…orz。というワケで4点固定ハーネスも新調させられるハメになったのである(笑)流石のワタクシもカチンと来たので、ちょっとしたイタズラをしたりもする(爆)


 無論、ココまで振り回されたら日はとっくに暮れて、ワタクシも作業諸々でヘトヘトだったりする(笑)体力的&精神的&ワタクシのサーカディアンリズム的門限も近かったため、その日の走り込みはパーになってしまったりする(ToT)んで、またまた帰り道・・・


「あ、ソコを左に曲がって下さるかしら」
「(・_・?)へ?別に良いけど・・・」
「ほぅら、ステアリングを切り返す時に右手で"引きました"わよね」
「・・・あ"( ̄□ ̄;)」
「そうそう、あとこの曲は好みじゃないんですの。早送りして下さいまし」
「OKハニー(^▽^)」
「ハイ、路駐の車両をよける時、右手でステアリングを"引きました"わよね」
「・・・う"Σ( ̄ロ ̄lll)」
「こういう所で変な癖をつけているから、咄嗟の時にステアリングを"引いて"しまうんですの。修行して下さいまし」
「・・・・・orz・・・・・」


結局、最初から最後まで"トリックマスター"に振り回されっぱなしの今日この頃であった。