アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OZZMOSIS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「女が男の友達になる順序は決まっている。まず初めが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友達になる」

By アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ワタクシの上司曰く、某精神医学の論文によると人間のコミュニケーションというシロモノは言語的コミュニケーション(Verbal comunication)と非言語的コミュニケーション(Non-verbal comunication)に分かれていて、その比率は驚いた事に「言語:非言語=2:8」という結果らしいのである。平ったく言えば、大勢の古人が「人間は言葉じゃなくて行動」って言うのは単なる経験論とか個人的意見とかでもなく、実はシッカリした根拠があって言っているのであり、その根拠が図らずとも未来において学術的に証明されたワケである。するとまぁ、コレまたワタクシが掲示板やSNS等のコミュやブログなどに対して感じていた「?」がまた一つ分かった気がするのである。


 よーするに、ネット上ではその人の全体像の2割しか見えていないのにも関わらず、あたかも全体像を見たかのように遣り取りするから、どーしても違和感が出ちゃうワケである。ワタクシがモロにそうだが(笑)俗に「KY(空気が読めない、の略)」と呼ばれ、ワタクシが「ナード」と呼んでも流行らなかった(爆)人達のウンチクがやたらと長くてしつこいのもある程度説明がつくのである。コミュニケーションの8割を担っている部分の理解&表現能力に問題が生じているのあるから、ソレを残りの2割を駆使して必死で補おうとしているワケであるから、どーしてもメールの文章やブログの内容がやたらと長く・・・って、自分で自分の首絞めてどーする(核爆)


 まぁ、自爆必至の前置きはコレぐらいにしといて(笑)前回の話であるが、実はまだまだ振り回され終わっていなかったりする(爆)後日、カートに行こうと思ったら、またまた"トリックマスター"からおねだりが来たのである・・・・


「あらまぁ大変、手帳が破けちゃいましたわ。買いに行って下さいますかしら?」
「大丈夫だよハニー(^▽^)そんなトコ滅多に見られるモンじゃ無いって」
「ハァ、貴方って人は本当にレディの扱い方が分かりませんのねぇ。"お師匠様"も苦労されるはずですわ、これじゃ・・・」
「OKハニー(;´▽`A)君のためなら、ワタクシは何時でもラマダンさ」


というワケで、今度はディーラーまで出向いておニューの車検証新調させられるハメになったりする。ついでにダッシュボードの中身の掃除も命じられたのは言うまでもあるまい(笑)


 その後、ようやくお許しが得られたため久々にカートへGo。先日のウェットコンディションでのリアデフの使い方&後輪のトラクションのかけ方を振り返ってみると「コレ、ひょっとしたらカートに使えるんじゃね?!」というアイディアが浮かんできたのと、後輪グリップ&トラクションの使い方の練習においてカートはこの上無い教材である。何せ「非力」「2輪駆動」「ローテク」といった本来スポーツドライビング初心者がクルマの限界を覚えるのに必要な条件を、カートなら「8馬力」「MR」「ハイテク一切ナシ」と全ての要素を高いレベルで兼ね備えてるワケである。まぁ、FFとか4WDになるとまた違った技術がいるが、ソレでもスポーツドライビング必要な部分は基本どの駆動形式でも同じなのであるから、やっぱカート続けていて正解だったとワタクシは思うワケである。


 ワタクシの目論見は見事的中である(^-^)ようやくスランプの長いトンネルを抜けて、タイムを大幅に縮める事に成功したのである。新しいカートの"必殺技"誕生の瞬間である・・・誰も死なないが(笑)んで、ついでに言うと、この"必殺技"はまだ未完成で、結構走りがまだバタバタしている上ムダが多いのである。それでもタイム的には全盛期の頃に肉薄しつつあるので、この"必殺技"が完成した暁には・・・(0゜・∀・)ワクワクテカテカなのである(爆)言うまでも無くカートの後輪は直結なのだから、本来LSDどころかデフもへったくれも無いのであるが、ソコに「トラクション」「機械式LSDにおける1wayと2wayの違い」のキーワードをミックスすると、コレがまた(・∀・)イイ!!のである。


 カートで得られたテクニックは、そのまま「ハイパワー」「4WD」「ハイテク満載」の実車にフィードバックしされて、再度サーキットにおいてデータを収集する。んで、サーキットで得られたデータを再分析して得られた問題点を再び限界が近いカートにおいて検証する。お互いの性格が正反対だからこそ、逆に言えば見えない部分が見えてきたりするのである。帰り、またまた"トリックマスター"と一時の雑談:


「どうだいハニー(^▽^)ブレーキは楽しんでもらえたかな」
「えぇ、お陰様で容量はバッチリですわ。でもまだ容量が足りないモノが1つあってよ」
「へ( ̄ー ̄?)ソレは一体何かな。ラジエター?それともオイルパン??」
「貴方の肝臓の容量ですわ」
「・・・・??( ̄Д ̄;)ハイ?!・・・」
「貴方は御自分を速球派だとお思いですけど、直球で勝負するには肝臓の大きさが足りませんわよ」
「・・・・・( ̄д ̄;)・・・・・」
「まぁ、球速は無くとも大成した投手は大勢いますから、修行して下さいまし」
「・・・・・・・○| ̄|_・・・・・・・」


男としてと言うか何て言うか、マッチョイズムの裏に潜む虚栄心を分かり易い形で明確に示される事ほど恥ずかしいモンは無いと思う(-_-;)アタマん中じゃ「もっと踏めるはず」って分かっていて、技術論的にも問題ないとは理解しつつも、やっぱ俗に言うトコの「ビビリリミッター」の閾値は思ったより高いモンである…orz。まぁコレばっかりは「走った場数がモノを言う」と呼ばれるモータースポーツだけあって数をこなして閾値を徐々に上げて行くしか方法が無いのであるが、そーなると極度あがり症&非言語コミュニケーション能力の乏しいワタクシの事である。フツーの人と同じレベルに同じ時間のスパンで到達しようと思ったら、マジでラマダン状態突入必至な今日この頃であった。