アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MURDER BY PRIDE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「自分の中に取り組むべきテーマをなにももっていない人間は、いくら本を読んでも、何一つ新しい発見をすることができない」

By 中谷彰宏


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*過剰な電子制御の是非

 ワタクシは電子制御は嫌いではない。ABSもVSCも無いよりあった方が良いってのがワタクシの考えである。何故かと言えば「どんなに注意していても起こり得て」「ソレを起こすと人命に繋がる」ようなアクシデントってのは、人間だけじゃ完全に防げない&起こらないに越したことは無いからである。だからワタクシは「サーキット走行においてもABSやVSCを使うべし」って考えである。実際欧州車にはスポーツ走行用のABS&VSCがあって、コレが作動してる事を感じさせない&タイムロスに繋がらないぐらい上質なモンだったりするのである。無論プロを目指すんだったら1/1000秒を削りに行くために余計なモンを削ぎ落としたいだろうから、その場合話は別である。が、アマチュアは楽しんでナンボだし、楽しむためには安全が第一である。だから欧州高級スポーツのソレみたいな上質な電子制御は、ドンドン開発して装着しても何ら恥ではないとワタクシは思うのである。


 だがアクセルとブレーキの踏み間違い衝突防止アシスト、テメーはダメだ(笑)簡単な話である。ブレーキとアクセルを踏み間違えるヤツってのは、ほぼ間違いなく他にも色々ケアレスミスを犯してるだろう事が容易に想像できるからである。つまり踏み間違えのアシスト装置を配備したトコで、確実にまた別の事で色々問題を起こすだろうからである。ぶっちゃけた話、完全自動運転が完成するまで、この手のアホ臭い開発のためにムダな時間とカネを使わなきゃならなくなるからである。電子制御でアシストするのは人間の死角や限界を超えた部分だけであり、人間が及ぶ部分は人間が積極的にやるべし。コレがワタクシのジャスティスである(笑)人間緊張し過ぎるのもマイナスであるが、緊張し無さ過ぎるのもマイナスである。だから適度な緊張感が常に必要なのである。その緊張感すら保てないのなら、残念ながら貴方はクルマの運転には向いていないんだって話である。


*IVから5へ

 さて話を変えるとしよう。精神医学はワタクシにとって本来管轄外&このブログの本来のテーマは「医療」であるとはいえ、医学ネタをココで話すにはあまり相応しくないのがアレなのであるが(笑)今月から米精神医学会の診断の手引(DSM)が従来のDSM-IVから改定されて【DSM-5】なるんだそうである。この手の情報に詳しいロンマニアの方ならお気付きかと思われるが、従来のDSM-IVで「アスペルガー障害(アスペルガー症候群)」と規定されていたソレであるが、今回の改定において高機能自閉症、広汎性発達障害、カナー症候群とかと全部まとめて「自閉症スペクトラム障害(Autism Specutrum Disorders:ASD)」という名前に変わるのである。医学属性のあるロンマニアの方以外は何言ってるのか分からんと思うので、簡単に絵にしてみた:

よーするに、この緑丸の中にある各種診断名の境界線が曖昧&どれも似たり寄ったりで繋がってるから、コレを「自閉症スペクトラムスペクトラム=連続体)」って一纏めにしてしまえって話である。因みに緑丸の中の各種疾患がどんなモンかを簡単にまとめるとこんな感じである:

  • まず「対人的な相互反応の障害、社会性の障害」「言語・非言語によるコミュニケーションの障害」「想像力の障害とそれに基づく行動の障害」の3つがあるのが自閉症
  • 上記のいずれにも該当しないけど、明らかに社会性やコミュニケーションなどの問題があるのが「特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)」

ワケ分からない?大丈夫、ワタクシだってワケ分からん(笑)この様に診断名だけはゴチャゴチャあるけど何だかんだで診断基準が被っていて、でもってどの診断でも最後のオチは「社会性ゼロでコミュ力皆無だから、日常生活で色々困難を来す」に帰結するから、だったら全部一纏めにして「自閉症スペクトラム障害」にしてしまえってなるワケである。因みに新しい診断基準がコレである:

次の1〜3を満たす。

1)以下全て
   A・社会的相互作用の言語/非言語的コミュニケーションの著明な障害
   B・社会的相互関係の欠如
   C・発達水準相応の仲間関係の構築・維持の失敗

2)以下2つ
   A・常同的な運動・発言または異常な知覚行動
   B・ルーチン・儀式化された行動への過度な順守
   C・限定的・執着した興味

3)症状が幼児期から存在。ただし、社会的に要する水準が能力を超える以前には症状が揃わないことがある。

リアルのワタクシを知っている察しの良い古参のロンマニアの方ならば、ワタクシが(3)除いてほぼ当て嵌まっている事に容易に気が付くと思うのである(笑)因みにその(3)も見事に満たしているので、ソコんトコは安心して良い(爆)因みに(2)を満たさないソレは新たに「対人コミュニケーション障害(Social Communication Disorders:SCD)」と呼ばれるとの事である。でもまぁ、DSM-IVの頃と比べると、コレまた随分とシンプルになったモンである。


*今後の懸念

 さてホントに久しぶりに医学ネタやっちゃったワケであるが(笑)コレ読んで感じる事があるとしたら、恐らくこんなんであろう:

  • そうなんだ、へぇ〜 → フツーの人
  • 基準が変わると、今まで診断されていた人のソレも変わるのだけど、ソコんトコ今後色々あるけどどうよ → 医療従事者
  • このブログのタイトルは今後どうなるんだろうか → ロンマニア(笑)

何故言い切れるかだって?何故ならワタクシが最初DSM-5の話を聞いた時、真っ先に考えたのが「ブログのタイトルだけど、今後ど〜しよ( ̄(エ) ̄)ゞ」だったからである(笑)でもってワタクシの結論は「当分変えない」である。DSM-5はまだ出たばかり→定着するまでまだ相当時間がかかるだろうし、ソレより何より「アスペルガー」という名称が定着しつつあるので、今変えちゃうと話題性が無くなるってモンである(爆)


 ソレより何より、一番大きいのは「診断名が変わっても、ワタクシがやる事は変わらないから」である。もしも診断名が変わる事によりワタクシの稼ぎが半減するのであれば、ワタクシは全身全霊を以ってコレに抵抗したであろう(笑)でもワタクシが今後やる事や、ワタクシがココで伝えたい事は何も変わらないのであるからして、ブログのタイトル変更は当面必要ないと感じたからである。でももしもワタクシのHotな情熱を伝えられるCoolな響きのタイトルが考え付いたら、その場合はその限りに非ずである(爆)ただまぁ他に良い名前も無いし、ソレより何より、最近はクルマだとかそっちの話題ばかりにカマかけていて、タイトル云々が影響するような話をロクにしていない(核爆)ぶっちゃけた話、今ワタクシが一番関心のある事柄について、ソコにはDSMもへったくれもありゃしないので、予定通りゴールデンウィークに突入する今日この頃であった。