アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

LET’S GO

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「若者はね、負ける事は考えないものよ。一度や二度しくじっても、最後には勝つと信じてる。それが本当の若者なんだよ」

By 松本零士


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 気が付いたら2009年もあと数時間で終わりである。2009年を一言で言うと「あっちゅー間に終わった1年」ってトコであろうか(笑)働いて、クルマ乗って、遊んでとアレコレやってたらもう年末だったって感じである(^_^;)際立って悪い事もコレといってなかったが、際立って良い事もコレといってなかった。ボクシングで言うとジャブで牽制⇔クリンチを繰り返しながら最終ラウンドが終わっちゃったって感じである(爆)まぁ、仕事の方でもクルマの方でも学べる事は少なからずあったので、ソレだけでも収穫アリだったとしておくとしよう。一年を振り返って去年の自分よりも成長していなかったら、ソレはムダな1年だったって事だからである。


 まずは仕事について。ホントはこの件に関しては「ノーコメント」っていう事にしておきたいのであるが(笑)流石にそーはいかないので語るとしよう。昨年初頭、牛久に引っ越す前に「アスペルガー症候群」という診断を正式に受けて以来、コレが将来の仕事に重大な影響を及ぼす事になるだろうなと思ったのであるが、案の定及んできてしまったのである(^_^;)ワタクシはアスペだからフツーの仕事場でフツーに仕事する事はかなり難しいのである。しかも医師の世界ってのは思った以上にコミュニケーション能力がモノを言う世界なので、そのコミュニケーション能力の欠落を伴うアスペルガーにとっては困難な事この上なかったりする。


 正直な話、ワタクシ&患者様なら問題はさほど無いのである。患者様と顔合わす期間は短いから、その間だけ体裁を整えて上手くやれば殆ど無問題なのである。問題はワタクシ&他の医療従事者である。分かりやすくいうと・・

患者様とは違い、こっちは毎日顔を合わせる

最初のうちは何とかなるが、やはりソコはフツーの人とアスペルガー

お互い何を考えているのかが基本的に理解できないから、上手くやってるつもりでも実は細かいズレがある

毎日顔を突き合わせて色々やってるうちに、細かいズレがドンドン積み重なっていく

何か問題があった時、その積もり積もったズレがキッカケとなって爆発する

こっちが折れて矛を収めてもらったとしても、根本的な部分は変わっていないから別の形で再発する

かと言って「ワタクシはアスペですので、ソレはムリ」って言ったら、十中八九相手はキレる

( ゚Д゚)マズー

・・・ってな事である。今年一年で色々経験&勉強して、随時"対フツーの人コミュニケーションスキル"はアップデートし続けているのであるが、まだまだフツーの人みたいには上手く行かないのである(^_^;)医療の技術や知識も勿論大事だが、今のワタクシの課題はこのコミュニケーションスキルの向上だと言っても良いほどである。


 次にクルマの話である。今年初めからモータースポーツを解禁し、徐々にコースを大きくしていって、最後には自爆したワケであるが(笑)ソレでも中々に収穫のある一年であったと言えよう。この一年で"二代目・トリックマスター"について分かった事は2つ。1つ目は「R35は思った以上に乗りやすい」って事である。加速・減速・コーナリングとも挙動が終始安定していて、ちょっとやそっとじゃ崩れないから安心して攻め込める。ソレに万が一挙動が崩れたとしても車体バランスが非常に良いからヘンな崩れ方をせず、立て直すのも比較的容易である。日産の開発スタッフの言う"誰でも、何処でも、どんな時でも"ってのは、電子制御云々以前に、このバランスの良さと安定感から出るモンだとワタクシは思うのである。


 2つ目は「パワーがあり過ぎてアクセルを踏むのが難しい」って事である。正直な話、筑波2000ですらパワーを持て余すほどである。限界は高いから安心して攻められるのであるが、その反面一度限界を超えると容易に崩れてしまうのである(^_^;)今考えると、筑波2000でしくじったのはコンディションもあるのであるが、ソレ以上にパワーを出し過ぎてしまったってトコがあるのである。つい先日も言ったようにサーキットそのものは当面自粛する構えであるが、来年最初の課題は「的確なパワーの使い方」という事になるであろう。無論、筑波2000もそうであるが「以前GDBをクラッシュさせたツインリンクもてぎロードコースでリベンジする」という大目標は去年から引き継いでいるのは言うまでもない(`・ω・´)


 クルマのチューニングはこの後である。アクセリング、ブレーキング、コーナリングを突き詰めて限界を見定めて、曖昧な概念ではなく具体的な要求として何が必要かを知らなければ、チューニングは本来の意味である「調律」として機能しないからである。ソレまではコスパが悪い事は承知の上であるが、ノーマルでやっていった方が良いのではというのがワタクシの考えである。とは言え「ミッション油温を下げたい」「ドラポジをあと20mmほど低くしたい」ってのは切実な問題な上にクルマの限界とは関係ないから早急に手を打ちたいトコであるが、いかんぜん双方とも良い解決策が未だ見つからんのである(´・ω・`)まぁ、こちらは日産(&NISMO)とチューナーさん待ちとしておこう。


 今更思い出したのであるが、実はワタクシ【GTROC】や【R35GTRクラブ】にも名を連ねてはいるのであるが、一回だけミーティングに参加したっきり幽霊部員と化していたのである(笑)時間が中々合わないのもそうであるが、やっぱアスペだからオフ会が苦手なのである(^_^;)2人〜3人までは何とか対応できるのであるが、5人以上になると脳ミソの処理が全く追い付かず、メモリがオーバーフローしたパソコンの如くフリーズしてしまうっちゅー話である。顔見知りが多いカート大会ですらそうなるのであるから、顔見知りのいないオフ会に参加しようモンならカーネル・サンダース人形と化してしまうワケである(爆)まぁ、こっちの方も時間をかけてジックリやってくっきゃないワケであるが(;^_^A)


 兎に角「アスペルガー症候群対策」と「ドラテクの向上」の2点、2010年の目標は細かく定められないが、とりあえずこの二つは必修科目である。その他にも「セカンドカー欲しい」とか「リア充になりたい」というのもあるにはあるのであるが、こちらは後回しで良いって事で(笑)おっと、そうこうしている内に2009年もあとたったの1時間半である。今年一年ワタクシの戯言に付き合ってくださって感謝感激雨霰である<(_ _)>ロンマニアの皆様にとって今年がいい年であった&来年もいい年である事を心の底から願いたい今日この頃であった。