アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

...AND OUT COME THE WOLVES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「見栄をはらずに、自分には自分なりの力があることを自覚しましょう。それが真理なのです」

By 田河水泡


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 世界中のロンマニアの皆様、あけおめことよろである<(_ _)>2010年が皆様にとっても良い年でありますように。さて、実家がメチャクチャ遠い&彼女いない暦35年のワタクシにとって、イヤでも一人で過ごさざるを得ない正月という日はヒマでヒマでしゃーないのである(笑)テレビはつまらんし、元旦は大概どこも休業だし、そもそもワタクシの信仰心ってヤツが試験期間限定→社会人になった途端お役御免って話である(爆)余りにもヒマだったので、買い物ついでにドライブする事に。その「買い物」ってヤツの目的地がアキバなのが悲しいかなオタクの性(核爆)生活必需品とクルマ関係のソレを除けば、冗談抜きでアキバに行ってしまえばワタクシの探しモンは大概全て揃うのであるから、便利というか情けないというか(^_^;)


 話は変わるが、ワタクシが免許取ったのは18歳であるが、クルマの運転始めたのは何と30歳の時、つまり5年前である。何ちゅーか高坊卒業後に免許取ったのはいいが、浪坊→大坊→研修医と至る過程でアレコレと忙しくバタバタしてしまって、ようやくクルマ買う余裕が出来た時に免許証見たら30歳だったっちゅー話である。ンでもって一番最初に買ったクルマがGDB−E型インプレッサだったのである。格闘技で言うなら、道場の門を叩いた翌日に後楽園ホールで試合するような感じである(笑)何でそうしたかというと「ハイパワー4WDスポーツがガキの頃からの憧れだったから」の一言に尽きる(爆)冗談のようだがホントの話であり、妥協しようとはコレっぽっちも思わなかったのである。この時、GDB以外に天秤にかけていたのがCP9A(ランエボIX)だったのであるから、スペックヲタここに極まりである(核爆)


 ワタクシのドラテクなんて所詮こんなモンなのである、デジュール上の車暦と年齢だけはアレなのであるが、デファクト上は20代前半の若造とソレと殆ど変わらんのである。だからその時間のギャップを埋めるために人一倍乗って、経験が足らない分は知識で補おうとしていたが、ソレを5年ぐらい続けてきた結論はやはり「経験>>知識」であり。ソレについてはつい先月、筑波2000で証明したばっかりである(笑)技術が足りないのはいわずとも知れた事だが、やはり何らかんら言って経験の絶対量が不足しているって話である。とはいえ、他に良い方法なんぞあるはずもないので、運転上手くなろうと思ったら今までどおり人一倍乗って勉強するっきゃないワケである(^_^;)


 何ちゅーか「4ドア、5ドアはイヤ」だとか「3ペダルMTめんどくさい」とか「あのムダなフロントオーバーハング何とかしろ」とかブーブー言いながらも(笑)ワタクシが未だに新型旧型問わずインプの事が気になるのはこのためである。何らかんら言ってインプがワタクシのルーツである事には変わりないし、ゼロからドラテクを覚えたのもこのクルマだったし、チューニングの是非を学んだのもGDBからである。まぁ、99%以上は失敗だったのであるが(爆)その失敗があったお陰で3年間という短い期間の中で密度の高い知識や経験を得られたといっても過言ではない。失敗は決して恥ではなく、むしろ失敗を失敗として認めない頑ななプライドこそ恥じるべきであるとワタクシは考えているのである。


 とあるロンマニアの方に言われた事があったのが「ソレだったら、今まだ散々ネタにしている"セカンドカー待望論"だけど、中古でGDB買っちゃえばいいんじゃね?中古だったら新車よりも安いし、GDBだったら勝手を知ってるし、メンテだってR35よっかは安上がりでしょ」ってのがあったのであるが・・・理論的には納得できても、首を縦に振れないんだなぁコレが(笑)クルマ買い替えて初めて分かったのであるが、やっぱクルマって単純にスペックだとかコスパだとかでは決められんのである。R35に決めた理由が「2ドアクーペだったから」なんちゅー物好きはワタクシぐらいかと思っていたのであるが(爆)実は同じような理由でR35を選んだ人は実は結構いたりするのである(^_^;)


 クルマを選ぶってこーゆー事なのである。何ちゅーか、サーキットでのタイムだとかハンドリングだとかそんな新皮質的なモンじゃなくて、もっと旧皮質的な部分に訴えかけてくる"何か"が決め手になっているのだと思うのである。軽さや剛性なら現在の技術を持ってすれば4〜5ドアでも十分出せるのは重々承知なのであるが、何ちゅーか2ドアクーペのソレからはソレ以上の"何か"を感じて萌えてしまうって話である(笑)ワタクシ的にはソレは「理想に対するメーカーの妥協なき姿勢」「クルマとしての理想像を追い求めた上での最適解」と捉えているが、まだまだ深いモンがあるんじゃないかと思うのである。こーゆー事が乗れば乗るほど分かるようになっていくから、クルマ趣味は止められない今日この頃であった。