アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BLACK EARTH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「今の世の中、ゆとりのない男ほど魅力に欠ける存在はないとさえ思う。たとえば、朝っぱらから周囲の人間を突き飛ばしながら満員電車に乗り込んでくるような男が、そのまま会社に行って創造的な仕事をしていると思えるだろうか?」

By 藤巻幸男


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*さらばインプレッサ

 賢明な判断と言うべきか、流石は走りを良く分かってるスバルと言うべきか、ワタクシが睨んだように【どうやら時期WRX-STIはインプレッサじゃない可能性大】だそうである。ワタクシはインプSTIの大きな特徴の一つである”走り&実用性&コスパの共存”は現行WRX-STIで限界だと思っている。次期インプの【あのメタボなボディー】でよWRX-STIを成立させようとしたら、とてもじゃないが従来の400諭吉以下&2Lターボじゃ確実にムリだからである・・・

新型になって室内スペースを広げたんだから、当然だが剛性は落ちる

スポーツ走行に必要な剛性を上げようと補強を行えば、当然だが重量も増える

重量が増えた分を補うために、当然だがエンジンパワーを上げなきゃならない

エンジンパワーが上がった分、当然だが足回り等のバランスを一新しなきゃならない

こうして走りを求めた結果、当然だがベース価格は400諭吉以内じゃ収まらない

走りと実用性の両立を求めて値上げした結果、当然だが売り上げは落ちる

かと言って値段を抑えてしまうと、当然だが中途半端になるからやはり売れない

( ゚Д゚)マズー

・・・というワケである。ワタクシの予想では【来年春に登場するスバル版FT-86】のメーカーチューンドが次のWRX-STIになると考えている。てゆーか、是非ともそーなってほしい(笑)前にも言ったと思うが、サーキット遊びにとって肝心なのはパワーでなく軽さだからである。


 あともう一つはワタクシの個人的な感想であるが、何ちゅーか「サーキットも街乗りも家族の送迎も、全て一台のクルマで済ませる」って八方美人なやり方は無粋だと思うのである。全部が中途半端になるのもそうであるが、オーナーに”余裕”が感じられないのである。言い方は悪いが、次期インプベースのSTIでサーキット行くと「自分はビンボーだからクルマ1台しか持てないんで、コレで全部済ますしかないんです(´;ω;`)」という悲哀が漂ってくるような希ガスのである(笑)コレが20代〜30代の人だったら「まぁ自分も若い頃カネなかったし、仕方ないか(´-`)」なのであるが、ソレ以上の年齢になったらどうよって話である。


*チューニングカーは40歳まで

 「カリカリのチューニングカー」とかけて「週刊少年ジャンプ」と読む。その心は・・・・「面白いんだけど、何時か必ず卒業する」といったトコであろうか(笑)昔は大好きだったショップデモカー風のチューニングマシンであったが、最近はソレに殆ど魅力を感じなくなったのである( ´_ゝ`)何ちゅーか、カリカリのチューニングカーで遊べるのは最高で40歳までなんじゃないかなとワタクシは最近思うのである。若い頃はスピードに対する渇望は強くてもカネがない→クルマ好きな若者がチューニングに走るのは必然っちゃ必然なのであり、ある意味クルマ好きとしての悲しい宿命でもあるのである(爆)


 察しの良いロンマニアの方なら、この時点でワタクシが何を言いたいのかが分かったと思うのである。40歳を過ぎて国産スポーツのチューニングにハマってるって事は、つまり「自分はこの年になってもスピードに対する渇望が抑えられず、尚且つもっと良いクルマを買うためのカネもない」って言ってるようなモンだからである(笑)勿論、ワタクシはチューニングカー全般がそうだと言ってるワケではない。でも純粋に走りを求めてチューニングしてる人と、テメェの嫉妬と劣等感を一時的にも忘れるためにチューニングしてるヤツの違いぐらいは分かるつもりである。本当に走りを追及してる人は、自分を過大評価も過小評価もせず、自分と他人を比べるような事はしない。


 ソレに加え、クルマって速さだけじゃないのである。所謂「数字やデータに現れないクルマの良さ」ってヤツである。何故クルマ好きが最終的には欧州車に向かうのかと問われたら、つまりそーゆー事なのである。日本車激ラブのワタクシですら、欧州車がその点に関しては一歩も二歩も先に行ってる事を認めざるを得ないのである(笑)でもって、残念ながら一般的な国産スポーツじゃまずソレを味わうことは皆無である。よくチューニングカー乗りの言い分として「自分はカネがないから乗らないのではない。カネがあっても乗りたくないだけだ」というが、ソレはつまり「自分はカネを持ってるけど、ホントの意味でのクルマの良さは分からない」って墓穴を掘ってるって話である(爆)自分もGDB時代色々試したが、あの高級車特有の乗り味はチューニングじゃ絶対出せない。


*クルマ好きの矜持

 だからワタクシは「ベース車両価格500諭吉以下のチューニングカーは40歳まで。ソコから先は500諭吉以上の高級スポーツに乗るべし」と言ってるワケであり、決してR35乗りであるワタクシ自身をホルホルしてるのではないのである(笑)ワタクシが前々から言ってる事なのであるが、クルマ好きにとってのクルマってのは、言わば「己の分身」なのである。よーするに「40歳相当の自制心や経済力、ソレにクルマに対する博識を持った自分」の分身としての役割をクルマに求めようとしたら、残念ながらチューニングカーじゃ役不足だって言うのがワタクシの考えである。


 コレは別に高級車でなくっても良いのである。安くったってクルマに対する愛情や、自分の精神性を上手に表現できれば良いのである。日本にチューニング文化が根付くとしたら、こーゆー劣等感や嫉妬から来るネガティヴなメンタリティーを克服できた時だと思うのである。正直な話、ビンボーは悪いことではない(笑)悪いのはビンボーであることに対しコンプレックスを持ったり、金持ちに対してジェラシーを抱くメンタリティーなのである。ンでもって、日本って国は民主主義の歴史が浅いせいか変な平等意識があり、このメンタリティーが余計に増長してるのである┐('〜`;)┌さて、これ以上喋るとブーメランが返ってくるので(爆)お暇するに限る今日この頃であった。