アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WOMEN AND CHILDREN FIRST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「主として私が興味を持つのも、私を煩わせるのも、人間ではなく理想なのだ。理想は生きるが、人間は死ぬ」

By ウッドロウ・ウィルソン(第28代アメリカ合衆国大統領


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*完全武装のススメ

 またアメリカで銃乱射事件である(´・ω・`)しかも今度は【小学校で銃乱射】ときたモンである(-_-;)この手の事件が起きる度に「銃規制しる!」って声が上がるのであるが、多分ムダだろうとワタクシは思うのである。リンカーンが撃たれ、キング牧師が撃たれ、JFKが撃たれても、ソレでも銃を捨てなかったアメリカである。案の定、事件から早々に【校長がM4ライフル持ってれば子供たちを守れた】とかいう族議員が現れたしね┐(´д`)┌だからワタクシはこう提案するのである。逆に完全自由化してしまえば良いんじゃね、と。どうせなら今まで禁止だったフルオートや16インチ以下の長物や街中での所持まで許可しちゃって、西部開拓時代みたいに成人が皆銃を肌身離さず持つような状況にしちゃうって話である:

銃を完全自由化する

そうすれば四六時間中&何時でも何処でも安全

銃業界が爆発的に盛り上がるり、カネが市場で大いに回るようになる

カネが回ればアメリカの景気が良くなり、アメリカの景気が良くなれば世界の景気も良くなる

回り回ってニッポンの景気も良くなる

(゚д゚)ウマー


って話である(笑)・・・へ?ウマーじゃねぇだろ、そんなんなったらアメリカは死体の山だぞって?ワタクシはソレ分かってて言ってるのだが、何か問題でも(爆)銃を完全自由化して、アメリカで何万どころか何十万、何百万という単位で死者が出れば、流石の銃規制反対派も何も言えなくなるだろうって事だよ言わせんな恥ずかしい(核爆)正直な話、ワタクシはどちらかと言うと銃規制派である。皆が皆、高い倫理観と自省能力を持っていれば銃所持もアリかと思うのであるが、残念ながら人間というナマモノはソコまで発達してないからである。かと言って、高い倫理観と自省能力を持つ人間だけを的確に選別して銃を与えるなんて事は不可能なので、消極的な理由ではあるが銃は規制してしまうしかないってのがワタクシの結論である。


*米国(ただし仮想現実)最速の男・後編

 アメリカといえば思い出したのだが、ようやく【GTアカデミーUSA】が終わったのである。何ちゅーか、こうやって毎週配信を待つワクワク感を味わうのは、ホントにガキの頃以来だった希ガスのである。ネットが無かった&娯楽の中心が地上波テレビだった時代はコレがフツーだったのであるが、ネット時代になって何時の間にか忘れてしまってたみたいである(^_^;)では早速始めるとしよう:

前半で16人→8人まで減った挑戦者が、更に過酷なテストで選別されるワケである。前半はR35に乗って如何に長い間ペイントボールで攻撃してくるジュークから逃げられるかを競うテスト。よーするにプレッシャーかけた状態で何処まで冷静にドライブできるのかを試してるのである。ところであの無暗矢鱈にハイテンションな司会のオッサンであるが、何と元NFLのプロアメフト選手→実はスポーツエリートであり、決してただの面白黒人ではなかったりする(笑)後半はピットストップテスト。コレもやはりプレッシャーとの戦いである。こうやって更に複雑な条件の中でプレッシャーを与えていくと、今までミスしなかった挑戦者も次々とボロを出すようになっていくのである。でもって更に2名が落とされ、残るは6人に。


続いて体力テスト、前回覇者であるブライアン・ハイコッターとのゲーム対決、そしてR35でのゲートくぐりである。このゲートであるが、よく見るとホントに嫌らしい場所に置いてあるのである。1個目はブレーキングポイントの手前のクリップが一番良く見える場所→ブレーキングポイントを錯乱させるために置いてあって、2個目は1個目よりもゲートが小さい&コーナリング的に厳しい位置にある→タイム出そうと躍起になってアンダーステア出すと、くぐり切れずぶつかる位置にあるのである。最後は3回目のタイム計測。ココで最下位の1人が切られる予定だったが、審査員が決めあぐねてドッグファイトで決着をつける事に。若くて(最年少の19歳)リーダーシップがあり伸びる余地の大きいマシューか、才能は一歩劣るが冷静さとセンスと闘争心を持つスティーブか。生き残るのは果たしてどちらか。


そしてコレが最終章である。本人が「ココで負けたら全てが終わりって考えたら、気持ちが吹っ切れた」と言ってるように、覚醒モードに突入したスティーブが圧倒的な速さでマシューに勝利。そして勝ち残った5人にはレース仕様のZ34が与えられ、ココで初めてHANSデバイスの装着の仕方、レースのスタート方法などの、勝者を決める最終レースへの準備を行うのである。そして今までクルマの外から見てるだけの審査員たちが、今度はクルマの中から挑戦者5人に1人づつ同乗しアドバイスを与えていくのである。完全に余裕が無くなって緊張しまくってる挑戦者たち。ソコで「コレが最初のレースになる者もいるだろうし、コレが最後のレースになる者もいるだろう」と緊張をムダに煽る審査員(笑)でもって本番。挑戦者は5人いるけど、レースカーは4台しかない。つまり、そーゆー事である。


 そしてプロレーサになれる勝者を決める最後のレース。トップと最下位の差はたったの1.4秒という超接戦。緊張が極限に達してる4人の挑戦者に対し、前回覇者のブライアン・ハイコッターから「100%集中しろ。ミスしても気にせず、次のミスを犯さないようにしろ」というアドバイス。緊張が最高潮に達した状態で、運命を決める最終レースがスタート。ポールシッターで優勝候補筆頭だったジェットがスタートで痛恨のシフトミス→2位だったスティーブがトップを奪い、その後も他がミスる中でも終始冷静にドライブし、後続を抑え切ってチェッカーフラッグ。こーして優勝はイリノイ州28歳無職のスティーブ・ドハーティに決定。前回のブライアンもそうであったが、アラサー無職→夢のレーシングドライバーという、シンデレラも裸足で逃げ出すようなサクセスストーリーである(笑)そして途中で夢破れた他のライバルたちに祝福されながら、表彰台の一番高い場所で覇者の称号であるレッドヘルメットを授与されたのである。


*ドバイへの道

 前回も面白かったが、今回は更に面白かったのである(^-^)同じようなのが欧州GTアカデミーとドイツGTアカデミーにもあるのであるが、ソコんトコは流石エンタメ大国アメリカ。演出だとかまとめ方だとか編集だとかの上手さが段違いである。でもって2012年度GTアカデミーを勝ち上がったウォルフガング・ライプ(欧州)とマーク・シュルジッツスキー(ロシア)とピーター・パイゼーラ(ドイツ)とこのスティーブの4人で、来年1月11日〜12日にかけて行われる【2013年度ドバイ24時間レース】を記念すべきプロデビュー戦にして、プロレーサーへの道を歩むのである。因みにこのGTアカデミーの広告効果は欧州のソレだけで3000万ポンド(約411600諭吉)もあり【見事に広告賞四冠に輝いてる&世界160か国で放送されてる】んだから、そりゃ世界中どこでもGTアカデミーやりたがるに決まってるって話である(^_^;)因みにその後のスティーブンである:

誰もがスティーブに対し「プロになるのは良いけど、アレは大丈夫なのか(;´Д`)」と思ってた部分が、プロ指導のトレーニングにより見事なまでにシッカリ引き締まって絞られているのである(笑)その後の彼らの活躍は【公式Facebookページ】で逐次追えるので、アカウント持ってて興味ある方は見てみると良いかもである。にしても、欧米のメディアミックスのやり方には毎度ながら脱帽である。既存のテレビ放送とネットとSNSを上手に組み合わせて、古臭さを感じないエンターテイメントに仕立てあげているのである。未だにテレビと新聞などの古いやり方に無暗矢鱈に拘り、ネットやSNSを敵視するニッポンのマスゴミに爪の垢でもヽ(`Д´)ノ・・・と熱くならないうちに(爆)さっさと閉じるに限る今日この頃であった。