アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RETALIATE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「判断は人間の首から上の作業でよいが、決断は違います。全身全霊からのアクションです」

By 伊藤淳二


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*決断の時

 さて前回も述べたように、長かった試乗シリーズもコレで幕切れである。今回の件で分かった事は「決断は絶対に先延ばしにしない」という事である。ちゅーのも、その決断が正解であったかどうかってのは、決断した後にしか分からんからである。結局どんな事でもそうだけど、実際やってみなきゃ分からん事って結構多いのであり、長くやってみて初めて分かる事はソレ以上に多いのである。だからどんなに考えたって、決断した後の事なんか分からんのである。でもって、もう一つの理由は「その選択が失敗だったとしてもムリヤリ成功させる事もできるから」である(笑)実際最初のR35乗った時も「コレ1台で全てこなすなんてムリ」って言われてたけど、ワタクシは強引にこなしてみせた次第である(爆)


 だから今回は考えるための時間も限定して、明確に決断のタイムリミットを決めておいたのである。その時点で明確に「コレだ!コレしかないッ!」ってのがあったら、ソレにすれば良いのである。ソレが無ければ一番マシなのを選んで、強引にベストチョイスにしちゃえばいいのである(笑)というワケで、最終的に残った5車種を並べてみるとしようジャマイカ

1・【マツダ・ロードスター

長所:

  • 候補の中で最も純度の高いピュアスポーツカー
  • 新型車ではあるけど、今後カスタマイズやパーツのは増える事が予想される
  • 候補の中で最も軽く(1030kg)燃費も最も良い(18.8km/l)

短所:

  • キャビンが候補の中で最も狭く、運転がやや窮屈
  • 積載能力がR35以下
  • オープンカーゆえの各種問題点

2・【アバルト595コンペティツィオーネ

長所:

  • 候補の中で最も小さい車体(3655mm×1625mm×1515mm)
  • 小さい車体の割に意外と広い車内と優れた積載能力
  • 特有の強烈な世界観と、官能的なエキゾースト音

短所:

  • 左ハンドルを右にしたゆえの各種問題点(ブレーキブースターの位置、ペダルのオフセット等)
  • コンプリートカーだからカスタマイズの幅が狭い
  • 信頼性にどうしても「?」が付くイタリア車

3・【ミニJCW(ジョン・クーパ・ワークス)

長所:

  • 候補の中で最もパワーがある(231馬力)
  • 外車だけどイギリス車だから、右ハンドルへの不安は殆どナシ
  • 伝統とモダンの上手く組み合わさった、ミニ独特の世界観

短所:

  • 候補の中で最も重い(1295kg)
  • ミニという名前に反して、思いの外デカい
  • 候補の中で一番高い(398諭吉)

4・【トヨタ・86

長所:

  • 信頼性なら右に出るモンは無い大正義トヨタのクルマ
  • 発売から既に3年経ってるため、チューニングノウハウやカスタマイズやパーツが豊富
  • ピュアスポーツカーだけど積載能力も結構ある

短所:

  • 語り尽されてる&知り尽されてるだけあって、新鮮味が殆ど無い
  • R35とキャラクターが被る
  • 思ったよりデカい&重い

5・【ルノー・ルーテシアRS

長所:

  • 右ハンドルでの違和感が殆ど無い
  • 積載能力は候補の中で最も高い
  • 走りと装備を考えるとかなりお得な価格帯

短所:

  • 3ペダルMT設定が無い
  • 3ドア設定が無い
  • ドラポジは良くても、やっぱ外車なトコが結構ある


この5台の中から選ぶ事にしたのである。思った以上に各車とも一長一短があって、何だかんだで楽しませてもらった次第である。でもってこうやって並べてみると、改めて4番と5番はオマケだって事が良く分かると思うし、実際ワタクシも冷やかしで行ったんだから、ソコんトコは否定しない次第である(笑)実質、候補は上位3つだけなのである。


*欲しいモンは何ですか?見つけ難いモンですか?

 ぶっちゃけた話、ワタクシは何を選んでも、ソレを強引に正しい選択にしてみせる自信はあるのである(笑)というワケで無暗に考えるのは止めにして、逆に「ファーストカーで何が困ってるのか」を思い起こす事にしたのである。セカンドカー購入のキッカケになった前後バンパーによる日常性の限界もそうだけど、ソレ以外に何があったかである:

  • 車体がデカくて車高が低いから、田舎道とかに行き難い。特にサバゲーフィールドなんかは未舗装路が多いので、R35で行くのは勇気がいる
  • パワーがあり過ぎて、1000m級どころか2000m級のサーキットでも狭い→もてぎとFSW以外に行けるトコが無い
  • メンテ代(特にタイヤ代)や修理が高くつき、チューニングやカスタマイズも同様に高くつく
  • このタイヤが曲者で、ライフが短い上にウェットに弱く、しかも値が張る
  • 街中じゃアクセルを殆ど踏めないため、思った以上にストレスが溜まる


水野氏時代のR35、及び今の素R35までが、俗に言う「毎日乗れるスーパーカー」の日常性の限界だったワケである。こうやって書き足してみると、ホントに日常性をギリギリまで切り詰めてた事が良く分かるってモンである(^_^;)故にワタクシがセカンドカーに真に求めるモンは、コレの真逆なのである:

  • 田舎道とか未舗装路もある程度走破できる
  • メンテも修理も安く、カスタマイズやチューニングも安く済む
  • メインステージは1000〜2000mのサーキット
  • 街中でも安全に床まで踏める程度のパワー
  • いざという時のため、信頼性はあるだけあった方が良い


とまぁ、こんな感じである。基本は街乗りや通勤がメインで、時々ミニサーキットやジムカーナなども出来る。R35で出来ない事を公道でも、クローズドコースでもサポートする、そんなクルマである。


*セカンドカー決定

 というワケで、決断を下した次第である。ワタクシの使用用途に最も適していて、かつ最もお買い得だと考え、決断したのがコレである:

マツダ・ロードスター】で決定である。既にハンコは押してあり、後は9月末〜10月頭頃とされてる納車を待つだけである\( ̄▽ ̄)/やっぱ何だかんだ言って、一度ロードスターを所有してみたかったのである。クルマ好きだったら、一度はオープンカー&2シーター&ライトウェイトスポーツを経験してみたいモンであり、今がその時だと思ったからである。今後は「ND=普段の足(時々ミニサーキット)」「R35=サーキット走行&長距離移動用」という風に使い分ける次第である。


 前にも「実は既に99%決まってて、その他の試乗は残り1%を決めるため」と言ったのであるが、その99%がNDロドスタだったワケである。恐らく古参のロンマニアの方ならば、ある程度この結末が見えてたんじゃないかと思うのである。一番懸念されてた積載能力だけど、よく考えてみたらワタクシは2人以上をクルマに乗せた経験が数えるほどしかないし&荷物も多くてもサバゲー行く時に衣服ケースとガンケースの2つだけ→トランクと助手席をフルに使えばロードスターの積載量で全然足りちゃうのである(笑)正直言うと不安も少なくないのであるが、ココは決断した勢いで強引に何とかするっきゃないって話である(爆)吉と出るか凶と出るか、何はともあれ楽しみな今日この頃であった。