アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BLACK AND WHITE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「ともかくも、あなた任せの、年の暮れ」

By 小林一茶


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*2017年の映画?

 2017年もあと数時間で終わり、当ブログも今回で今年度最後の更新とする次第である。さて本日はヒマで特にする事が無かったんで、以前から観たいと思ってた【ガールズ&パンツァー最終章・第1話】観に行った次第である(笑)ワタクシは基本アニメに興味は無いのであるが、ガルパンだけは別である。分り易く言うと結構居る「日産に興味は無いけどGT-Rは大好き」「三菱に興味は無いけどランエボは大好き」ってオーナーと同じ理屈である(爆)


ガルパンの何が面白いって、制作陣の戦車や兵器や戦史や戦争映画に対する造形と愛情の深さにである。機械や歴史や兵器とかが好きな人ならば、ソレが子供騙しなのではなくガチなのだと分かる、そんな人達の作る世界観が好きなのである。繰り返し言うが、ワタクシはアニメそのものには殆ど興味が無いのである。


 ガルパンは何ちゅーか「戦車好きの究極の夢」を実現してるからこそ面白いんだと思うのである。もしも100%合法で100%死なないのであれば、サバゲーマーならば実銃と実弾で戦ってみたいと思うであろう(笑)ソレと同じように、戦車好きならば「モノホンの戦車に乗ってドンパチしてみたいッ!」って夢がある筈である。

でも実際に戦車に乗ろうと思ったら陸自に入隊しなきゃいけないし、入隊したとしても戦車に乗れるとは限らないし、乗れたとしてもリアルで撃ち合う事は無いだろうし、実際に撃ち合う事になったら死を覚悟しなけりゃならない。だからこそ「スポーツ感覚で戦車を用いたガチバトルをやる」ってシチュエーションに憧れるし、観ててワクワクするのである。


*2017年の人物

 さて年末のネタとしてはワタクシの興味範囲の分野における「今年一年で一番印象に残った〇〇」についての解説である。今年の人に関してであるが、当初は「今年もトランプで良いんじゃね( ̄▽ ̄)」って思ってたのであるが、トランプに関してはある意味語り尽くした感じがあるので、今年は【習近平中国国家主席】にしようと思うのである。グローバリズムやインターネットが世界中の人々を平等化した結果、世界全体が格差社会化した事が、中国の前近代的な独裁主義が一部世界で持て囃される理由になったんじゃないかと思うのである。中国の何がしたたかだったかって、世界が1%と99%に分かれる中で、中国は99%を選んだトコである:

格差社会の何が問題って、上と下の間に殆ど絶望的な差が出来てしまう事と、貧しい側に圧倒的な数が付く事にあるのである。ソレ即ち、ルサンチマンに圧倒的な数を与えてしまうという事であり、数ってのはソレだけで力を持つのである。そう、中国の凄いトコは質ではなく、量なのである。安かろう悪かろうでも圧倒的な量で莫大な利益を出して、兵器は大した事無くても人海戦術で圧倒して、真っ当な国からの支持は得られなくても多数の発展途上国からの支持で押し切る。そんな時代や人類の進化のあるべき姿から逆行するような形で、先進国や大企業に対するルサンチマンによる大多数の支持の基、習近平が支配する中国がどう動くのか、2018年以降も気になるからである。


*2017年のクルマ

 コレはあくまでワタクシの独断と偏見によるモンであるが、今年はやっぱ【ホンダ・シビックTypeR】に一票あげようと思うのである。このクルマについて某SNSで二回ほど呟いたら、2回が2回ともバズってしまったのだから、記憶に残すなという方がムリな話である(笑)ワタクシも実際乗ったのであるが、酷評の山だったのはロンマニアの皆様ならご存じの通りである。羽根やら鰓やらが生えまくった前時代的なガキ臭い外装に、450諭吉のクルマとは思えないショボくてダサくて殺風景な内装に、乗ってみたら街乗りでも分かるレベルのアンダーステアときたモンである。正直コレの何が良いのか、ワタクシには分からなかったのである:

250馬力以上、1250kg以上のFF車はスポーツカーに非ず。ワタクシはそう思ってるのであるが、何故か知らんが世界的な評価は高いのである(^_^;)ワタクシが思うに、コレも格差社会が生み出した新たなスポーツカーの形なのではと思うのである。スーパーカーを複数台所有する金持ちが増える一方、クルマを1台持つのがやっとの人はソレ以上に増えているのである。だったら後者がスポーツカーを欲するのならば1台で何でもできる必要があるのであり、その答えの一つがこのシビックTypeRなのではと思うのである。にしても、ワタクシの大好きな本格的スポーツカーは高くなり過ぎである(-_-;)


*2017年のゲーム

 コレは結構悩んだのであるが、今年は【Horizon Zero Dawn】にしようと思うのである。何ちゅーか「オープンワールドゲームの面白さとは何か」を改めて教えてくれたのである。ソレは何かといえば「リアルにはない未知の世界を自らの意思で探索する事」である。巷では「洋ゲーはグラフィックが良いだけ」とか言われるのだが、このグラフィックの良さこそが重要なのである。グラフィックが良いからこそ、ゲーム世界への没入感が増すからである。でもってこのゲームのグラフィックってのは、恐らくPS4ゲームの中でもトップクラスなのである:

このグラフィックはムービーだけのソレではなく、実際にゲームプレーもこのクオリティなのである。でもってコレ作ったメーカーってのはアメリカやイギリスではなく、オランダのメーカーなのである。何ちゅーかゲーム作りは既にニッポンとアメリカの専売特許ではなく、世界中に広がっていってるのである。世界中で様々な試みのゲームが次々と出てきていて、和ゲー勢も【ゼルダBoTW】や【ペルソナ5】で反撃の狼煙を上げてきている。こうやって和洋で切磋琢磨が続く事で、来年以降もゲームは面白くなりそうである。


*2017年のスポーツ選手

 今年から新設された新たなコーナーである(笑)正確に言うとスポーツ選手じゃないのがアレだけど【日馬富士公平】にしようと思うのである。まぁ何ちゅーか、相撲という競技(正確に言うと”行事”であるが)が抱える矛盾が飽和点を迎えていて、ソレが爆発したのがあの一件だとワタクシは思うのである。近代化して法治国家となった今のニッポンと、昔ながらの伝統的なムラ社会を維持しようとする角界。もうニッポン人オンリーじゃやっていけないけど、かと言って外国人の文化を全面的に受け入れる事は出来ない。そのジレンマの爆発である:

コレはあくまでワタクシの見解であるが、やっぱ相撲はもっとオープンに外国人と外国文化を受け入れて進化すべきだと思うのである。こういうと「柔道がJUDOになったように、相撲がSUMOになってしまう」っていう意見も出てくるけど、ソレに対しワタクシは「廃れ切った相撲と、活性化したSUMO、どっちが観たい?」と答える次第である。多分今のままだとロクな弟子が来なくなって、新弟子基準を更に緩くするしか相撲を存続させる方法が無くなるからである。そんな状態の相撲が面白いと思うであろうか。レベルや規模を落としてもいいからニッポンらしさを守る事が大事か、或いは多文化を取り込んででも相撲を大きくするか、2018年以降に注目である。


*2017年のガジェット

 今年は【iPad Pro10.5インチ】に一票・・・と言いたいトコであるが、正直前のiPadとの使い勝手の差はあまり分からんのである(^_^;)何ちゅーか「前のがボロくなったから買い替えた」ってだけで、積極的に買ったワケではないからである。というワケで今年のガジェットであるが、ワタクシは【スラストマスターT-GT】にした次第である。何ちゅーか「カーシミュレーターに更なる楽しみ方がある」って事を改めて実感させられたのである。多少値が張るのがアレであるが、値が張るだけの価値はあったのである:

実車アンダーステア出した時にステアリングから感じるゴリゴリっていう振動が、ゲームでアンダーステア出した時にも同じような感覚が出るのである。ンでもって実車オーバーステア出した時に感じるセルフアライニングトルク(タイヤが横滑りしているときに発生する、スリップ角を小さくする方向に働く力)が、ゲームでオーバーステア出した時にも同じように感じるのである。つまりゲームにおける練習が、より実車にフィードバックできるようになるのである。コレで実車の方の練習もより捗るってモンである。


*もう間もなく2018年

 さて、コレを書いてる時点で、2017年もあと残り1時間を切ったのである。ワタクシ的には先月がまだ正月だった希ガスのだが(笑)時間が流れるのは実に早いのである(^_^;)ガキの頃は「早く大人になりたいッ!大人になればお小遣いやお年玉に依存する事無く、自分の稼ぎでゲームもマンガも買いたい放題だからッ!」って思ってたのであるが、いざ大人になると「新年迎えたくねぇ〜('A`)」になってしまうのである(爆)特に40代を迎えて肉体的な衰えが出てくるようになると、益々以ってそう思うようになってしまうのである。正直な話、2017年があと500日ばかり欲しいってのがワタクシの正直な感想である(核爆)何ちゅーか、肉体に余力がある状態を一日でも長くしたい、そんな感じである。


 まぁそうは言っても来るモンは来ちゃうので、覚悟を決めて迎え入れるしか選択肢は無いのである( ̄〜 ̄)でもまぁサバゲーの方はショットガンの魅力に新たに目覚めたのと、クルマの方も新しい走りの可能性に目覚めたので、来年はソレ等を更に発展させて行けそうっていう楽しみもあるのである。仕事?そっちの話は来年以降って事で手打ちにしようと思うのである(笑)まぁでも何だかんだ言って、2017年は色々と楽しめた1年だったと思うのである。楽しめたからこそ、終わるのが早く感じられるのであろう。さて、テレビで今ゆく年くる年をやってるように、泣いても笑っても2017年はもう間もなく終わりである。今年がロンマニアの皆様にとって良い年であった事と、来年はソレ以上に良い年になるであろう事。その双方を強く願わずにいられない今日この頃であった。