アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ASUNDER, SWEET AND OTHER DISTRESS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「中傷は、うるさい蜂のようなものである。これを殺す確信がないならば、手を出してはいけない。さもないと、前よりいっそう激しい突撃をくり返す」
By セバスチャン・シャンフォール

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ちょっとだけ先日の続き
 先日ワタクシは発達障害当事者に出来るだけ就労をするように勧めたが、もう2つばかり薦めたい事があるのである。ソレは「流行を追うのではなく、生涯続けられる趣味を持つ事」と「結婚するか、できなきゃ仕事なり趣味なりで良い仲間を見つける事」である。ぶっちゃけた話、社会に出た発達当事者が直面する一番大きい問題の一つが「孤独との戦い」だからである。当事者は幼少時から人間関係で苦労していて、世知辛い事にソレは発達障害の啓蒙が進んだ今尚、大人になってもその類の孤立や疎外は多少なりと残るのである。そう、心の支えとなるモンが無いと、生きる意味を見失ってしまうのである。


30代が長年楽しんでいる一人でできる趣味!【男の暇つぶし】

 ソコで趣味を持ち、趣味繋がりで仲間ができコミュニケーションの練習が出来るようになれば、その効果は仕事にもフィードバックされるモンである。趣味の軍資金を稼ぐために仕事して、仕事の英気を養うために趣味を嗜む。その間に人間関係を少しでも築く事が出来ればモアベターって感じである。幸いワタクシにはクルマという大黒柱があって、ソコにサバゲーやらゲームやらブログ書きやら音楽(演る方じゃなく聴く方)やら多方面に渡っており、各々で築き上げたモンが結構あったりするのである。まぁ勿論苦労やトラブルも少なからずあったが(笑)ソレを補って余りあるほどに得たモンの方がずっとデカいのである。

*うっせぇ13~14歳
 そうそう、音楽と言えばアメリカの某新聞曰く【人間の音楽の好みは13~14歳の頃に聴いた音楽に左右される】んだそうである。元ネタによると20歳時に聴いた音楽はピークの頃の半分、30歳時に聴いた音楽は1/4ほどの影響力しか及ぼさないんだとか。すると次に気になるのは「じゃあ今の13~14歳の間で流行ってる音楽って何じゃろか( ̄▽ ̄)」って興味が湧いたんで調べたのだが、どうやらコレっぽいのである:

【Ado】うっせぇわ
この曲に夢中になって育った今の13~14歳が今後どういう音楽人生を辿るのか、ワタクシとしてもひじょ~~~に興味があるのである(笑)ジャニーズが国民的な支持を得てるのは、つまりそういう事なんじゃないかとワタクシは思うのである。13~14歳の頃にジャニーズに夢中になってた母親が自分の娘にもジャニーズを聴かせて育てて、その娘が孫娘にもって感じにである。

 何だか世間では【『うっせぇわ』は子どもに歌わせない云々】って一部からの声があるらしいが。ワタクシに言わせれば「うっせぇわ?聴いてみたけど、全然上品で大人しい歌じゃん( ̄▽ ̄)」といったトコである(笑)何せワタクシが13~14歳の頃に夢中になって聴いてたのがコレである:

S̲ex P̲istols - N̲ever M̲ind The B̲ollocks Full Album 1977

Slayer - Show No Mercy (Full Album)

Napalm Death - Scum [Full Album]
コレに比べりゃ、うっせぇわなんて実にお上品で崇高な音楽である(笑)ンで、実際にコレが今に至るまでの音楽嗜好を形成してるのかと問われたら、答えはイエスである(爆)今では色んな音楽を聴くようにはなってるが、その中心に頓挫するのは未だにパンク/ハードコアとHR/HMなのである。特に今はストリーミングやら動画サイトやらが充実してるので、あの時代の聴きそびれた音源を聴きまくってしまい、若い子の音楽には殆ど耳を貸さない次第である(^_^;)

 でもってソレで周囲から何も言われなかったかと問われたら、答えは「メチャクチャ言われまくった」である(笑)学校の先生だとか、当時雇ってた家庭教師だとか、果ては実妹にまで「メタルは悪魔の音楽だから聴くなッ!不気味だし気持ち悪いッ!」とか言われてしまってたのである( ̄▽ ̄;)で、ワタクシはどうしたかって、ただ只管黙って耐えていたのである。何故かと言えば・・・

Slayer - Altar Of Sacrifice

Deicide - Behead The Prophet (No Lord Shall Live)

SODOM-Outbreak Of Evil-with lyrics
実際に悪魔崇拝ソングを好んで聴いてたんで、仰る通り過ぎて何も言えなかったからである(笑)まぁ実際あの時代は大企業社員だとか銀行員だとか大手ゼネコンだとか、そういった堅苦しくてクソ真面目なヤツが出世して金持ちになって世の中を支配し動かしてたんで、その反動としてアウトロー的な自由奔放な生き方が反抗のシンボルとして持て囃されて、その影響は音楽にも及んでたのである。不道徳で不謹慎であればある程にお偉方が嫌がって、その嫌がるのを見るのが快感って感じにである。

*子育てに自信を持つべし
 まぁうっせぇわ云々について言えば「歴史は繰り返す」ってヤツである(笑)ピラミッドの壁画に「今時の若いヤツ等は云々」とか書いてあったと言うけど、子供が親の世代に反発するってのは古今東西果てしなく繰り返されてきた事だし、今後も繰り返される事であろう。ンな事は一々騒ぐ事でもないし、子供が実際に悪い事をしなければ全く以て無問題である。今は大丈夫でも、将来やらかす危険性がある?ソレ言ったら、100%安全なモンなんてこの世には存在しないのである。何の他愛も無い話から悪意やら怒りやらを見出すヤツなんていくらでも居るんだから、やるヤツは何を見聞きしたってやるのである。


暗い日曜日

 ワタクシに言わせれば、音楽ごときでビクビクする親の相場は決まってるのである。ソレはズバリ「弱虫でテメェのやり方に自信が無い親」である。弱虫だから些細な悪影響にも恐怖を感じてしまい、不安からソレを排除しようとするのである。ンでもってテメェがガキにちゃんと善悪の分別を付けられるように教育できてるという自信が無いから、テメェのガキが些細な事で悪影響を受けると思い込んでしまってるのである。自分に自信があって、且つ自分の子供をちゃんと躾けられている&万が一の時にもビシッと言える自信があるのならば、恐れるモンは何も無い。恐怖は外から来るよりも、テメェの中で勝手に増幅するモンの方がデカいんだなと改めて思う今日この頃であった。

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