ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「結婚には多くの苦痛があるが、独身には喜びがない」
Ｂｙ サミュエル・ジョンソン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊発達障害バブルの終焉
ワタクシがアスペルガー症候群当事者である事をカムアウトして早１５年、その間色んなモンが変わっていったモンである。ワタクシがカムアウトしたばかりの頃は「発達障害？何ソレ美味いの？」だったのであるが、１０年代前半には色んなメディアで取り上げられる＆発達障害本が一気に増えるほどのブームになり、ワタクシも講師として講演会に呼ばれたり、エッセイを書いたりしたモンである。その時の夢であった「印税でフェラーリ、講演料でランボルギーニ」であるが、残念ながら今尚達成できてない次第である（笑）
でもって当時はワタクシ以外にも色んな当事者がカムアウトして、講演会やら執筆やら、果ては当事者会の設立やテレビ出演などを果たしていたが、その時からワタクシは「コレは発達障害バブルだな(￣▽￣;)」って思ったモンである。こんな状態が長く続く筈が無いから、何時かは終わる。その事は８年前のブログにも書いた次第である：
lionghmd.hatenablog.jp
この記事から８年後の現在、大体ワタクシが予想してた方向になってきたのである。発達障害の認知が広まり、今まで当事者がやってた事が業者やエキスパートや行政に取って代わられるようになり、プロ当事者商売はその大部分が成り立たなくなる、今が正にソレである。もう発達当事者の診断＆就学＆就労ルートが形成されていて、素人の出番は無くなってるのである。でもって何だかんだワタクシも素人なので、そのままフェードアウトした次第である。
＊エンジョイ独身ライフ
すると次に問題になるのが「発達当事者としてどう生きるか」である。就労や障害者手帳やナマポの支給は良いとして、未だデカい壁として立ちはだかるのが「結婚」である。元々人間関係がヘタ＆稼げないから結婚で不利なのに、その上障害持ちなんだから、もうどないせぇっちゅーねんって話である(´・ω・｀)でもって「独身でどう生きてくか？」に対するワタクシの見解は「仕事でも趣味でも社会活動でも何でも良いから、人生を通して追求できる”何か”を持つ」である。そういう「その為だけに生きるのが楽しい」ってシロモノがあれば、自分の人生をムダだと感じなくなるからである。
そう、独身である事の何が一番辛いって「人生の意義を見出せなくなる」なのである。結婚して家族を持つと、自動的に「家族を見守る」っていう一生を費やすに値する”事業”が生じ、ソレがソイツに辛くても頑張って生きる目標を与えてくれるのである。が、独身にはソレが無いのである。だから４０代になって自分の人生が殆ど確定すると、ソコから先の人生の目標を見失ってしまうのである。生きるための大義名分は無いけど、でも死ぬのも怖い。だから惰性でダラダラ生きて、精神を病んでしまうのである。だからこそ別の「人生捧げて打ち込める何か」が必要なのである。
ワタクシの場合は幸いにして人の役に立つ生業なんで「ワタクシが仕事する＝人の為社会の為になる」って図式が成り立つのである。あとはクルマ趣味である。最初にGDB乗って、ソレを３年後にサーキットで全損させて（笑）その後懲りずにR35買った時、ワタクシは「あぁワタクシはこの趣味を一生やるんだな」って悟り、ソレは現在進行形で続いてるのである（爆）
youtu.be
取り敢えず身体が動く限りはサーキット走行は続けて、身体がついて行けなくなったら別の形（グランドツーリング等）に移行していこうと思うのである。あとは発達障害関係の執筆や講演の依頼がまた定期的に来るようになれば最高なのであるが、残念ながらそっちは望み薄そうである(￣～￣)ちゅーのも言っちゃ何だが、ワタクシはどうも妬まれ易いみたいなのである。
＊趣味よ能動的であれ
でもって生涯の趣味選びで重要なのは「能動的な趣味である」って事である。よーするに、趣味の主体がテメェ自身にあるって事である。スポーツだとか芸術だとかがソレであるが、テメェの成長や進化ってのは一生続くから、ソレを追求する事に楽しみを覚えれば一生続く趣味になるのである。他人と競うソレの方が分かり易いが、他人と競わなくても自身の成長を感じられればおｋである。ワタクシがクルマを全損させてもサーキット趣味を止めないのは、その喜びが強いからである。自己肯定感が低いほど、コンプレックスが強いほど、成長した時の喜びはデカくなるのである。
こう書けば、受動的な趣味が如何に向かないかがお分かり頂けると思うのである。よく発達当事者で引きこもってネットやアニメやゲームばかりというパターンがあるが、ソレは悪循環にハマるからやらんが吉である。アニメやゲームとかは対象年齢が基本的に変わらんけど、観る側はドンドン歳を取って精神的にも成熟されていくのである。だから何時かは飽きてしまう運命にあるのである：
youtu.be
アニメやマンガは精神年齢が高くなれば高くなるほど退屈になるし、ゲームは歳を取れば取るほどに反射神経や集中力が低下して夢中になれなくなる。だから一生の趣味として向かないのである。だからもし家族の誰かが引きこもってネット漬けになってしまったら、ソレを長年放置してはいけないのである。人間は死にたくないけど、ただ単純に生きる事にも耐えられないと改めて思う今日この頃であった。.
