アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BASEMENT SCREAMS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「たのしみは物識人に稀に逢いて、いにしえ今を語り合う時」
By 橘曙覧

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*きみ、ブレーキは常に径で決まるのだよ!
 車重が1.5トン程なら、ブレーキローター径は最低でも355mmぐらいから。コレはGDB時代にワタクシが得たブレーキローターに関するジャスティスである。ブレーキの効きはブレーキキャリパーのデカさで決まると思われがちだが、実はローター径の方が遥かに重要なのである。ローター径が足りないとどうなるかって、こうなるのである:


GDBの純正ローターの径が340mmで、明らかに不足してたため、強く踏むとこの様に過熱でキャリパーが変色&変形してしまうので、やむなくキャリパーを大型化&ローター径も355mmに拡大したのである。同じGDB乗りのロンマニアの方曰く「踏み方が強過ぎる」らしいのであるが、まぁ何れにせよ355mmは欲しいって事である(笑)

 ただ残念な事に、交換したキャリパーはほんの2~3回試しただけであり、装着した半年後にクルマが廃車になってしまったのである(笑)でもって全く懲りないワタクシはその5ヶ月後、また新しいクルマを買ってしまったのである:


MY08のR35のプレミアムエディションである。初めて試乗させてもらった時、余りにもシックリ来るドラポジ、ちょっと踏むだけで何処からでも加速するレスポンスの良さ、全開で踏むと味わえるロケットに跨ったような加速、車重からは想像も付かない機敏さ等々。もう何ちゅーか「コレが国産スポーツカーの新しい未来だッ!コレは世界的なモンになるッ!乗るしかないッ!このビッグウェーブにッ!」って気分になってしまい、何が何でも買わなきゃと思ってしまったのである(爆)

パラダイムシフトがやって来た!?
 そう、R35のデビュー当時「コレはスポーツカーの革命だッ!」って感じてR35買った人、ワタクシだけじゃない筈である。前例の無い4WDレイアウトが生み出す911ターボを超える異次元の速さを、911ターボの1/3の値段で買える。コレが革命でなきゃ何だって話である。その後革命がどうなったのかの話は長くなり過ぎるんで省略するが(笑)兎に角R35でワタクシのクルマに関する世界は広がっていったのである:


ワタクシ以外のR35オーナーと知り合う機会を得たり、初めてFSW本コースを走ったのもこの時である。こう言っちゃアレであるが、やっぱクルマが変わると人生が変わるモンである。良いクルマに乗ってると知り合える人々のレベルも上がるモンであり、ソコから色んなノウハウやチャンスを得れたりするのである:


あとノルドリンクに通うようになったのもこの時からで、以後Sオーナーから様々な事を教わり、常連客の皆さんとも交流を深めさせてもらったりして、ワタクシのクルマに関する見解は一気に変わっていったのである:


あとR35になってから、GDB時代のあのゴテゴテしたメーター類とはオサラバなのである(笑)ただiPodだけまだ使ってたのは、当時はまだスマホがショボく、ワタクシの所有する全楽曲を収録できなかったため、GDB時代同様に有線でナビに繋ぐしかなかったのである。でもってR35はBOSEサウンドシステムも選べたため、音楽の質は格段にアップしたのである:


この様にマルチファンクションディスプレイを使えば、外付けメーターが一切必要無いのである。

 でもってこのMY08、6年8.8万キロも走ればボロが出る&乗り極めた気がしなかった&他に乗りたいモンも無かったので、結局また乗り継ぐ事にしたのである:


比較的新参のロンマニアの方でもご存知、MY14NISMOである。何ちゅーか「究極のR35」という事で、R35を極める上で一度は乗っておかなきゃと思った次第である。実は991型911ターボと悩んでた時があるのだが、まぁソレは別の機会に話すとするのである(笑)


もうこの頃になるとスマホ容量も自分の持つ全音楽ファイルを収容できるようになったので、レー探ドラレコ以外に外付けしたモンは無いのである。


コレを7年3.7万キロ乗った正直な感想としては「車体下半分の外装がカーボンなクルマにはもう二度と乗らない」という事である(笑)車体下半分のパーツは走れば勝手に傷が付くし、カーボンだから傷が付くと全交換しか方法が無いし、しかも傷が付くと売値が下がってしまうのである(´・ω・`)


とまぁ13年と12.5万キロの長きにわたって、ワタクシはR35乗ってきたワケである。まぁ色々あったが、ワタクシの人生を大きく変えた一台だったと思うのである。もしもR35買わずにGRBCZ4A乗ってたら、多分今頃GRヤリスでのサーキット走行ネタになってたのではないであろうか(笑)R35に出会って、ワタクシのクルマの見方や考え方は大幅に変わっていったのである。

*やっぱブレーキ
 だから当ブログを読んでいる全てのロンマニアの方に、ワタクシはR35を自信を以て薦める次第である。疑いの余地も無く名車だし、乗れば確実に人生が変わるからである。まぁ街乗りオンリーならば何ら問題は無いが、サーキット走行するにおいての注意点が一つあるのである。ソレは「GDBと違ってブレーキそのものは十分足りてるが、兎に角クルマが重たいから色んなモンの消耗が早い」という事である:


車重が1.74トンとGDBよりも250kgも重いので、ローター径が390mmに増えてもまだ熱が凄いのである(^_^;)ブレーキを強く踏み過ぎるとパッドがあっという間に熱でダメになってしまう&ローターにクラックが入ってしまうし、タイヤの使い方がヘタで抉らせるとすぐ摩耗しちゃうし、ハブボルトだって折れる事があるのである。やっぱ前の重たいクルマだと、ブレーキの踏み方にコツが要るのである:


前回も述べたが、GT3はソコんトコ抜かりは無いのである。GDBよりも軽い(1.47トン)けどローター径はR35よりもデカい(408mm)上に導風までシッカリしてるんだから、ガツンと踏んでも全然平気なのである。繰り返し言うが、サーキット走行を考えてるんだったら、先ず見るべきはブレーキなのである。

 こう書くと「じゃあサーキット走らなきゃ良いじゃん」って思われるだろうが、こんだけのパワーを持ったクルマに乗ってスピードの魅力に抗えるヤツが居たとしたら、ソイツはガチ聖人かマジモンのアホかのどっちかである(笑)魅力に抗えなくて公道でブッ飛ばして、滑った時に制御できなくて高いクルマが一瞬にして全損。実に良くあり過ぎる話である。だったらサーキット行った方が絶対安全だし、サーキット走った後は所謂賢者モードに入るので、順法精神が芽生えるのである(爆)ブレーキ性能はローター径で決まる、大事な事なので二度言う今日この頃であった。