ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「商売というものは、あたかも雪ダルマのようなものである。勇敢に前に押していかねばならない。それを押していくならば、いくに従ってますます大きくなるが、もし途中で停止したならば直ちに溶けてなくなってしまう」
By フランク・ウールワース
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*このはしえらぶべからず
ワタクシがMY22以降のR35選ばなかった理由は、単純に3台目のR35は流石に飽きると感じた、進化は殆どしてないのに値段だけが高くなった、確実に買えそうにないのもだけど、一番はやはり「両極端に分かれ過ぎた」である。MY14以降、R35は「素=街乗り中心のGTカー」「NISMO=サーキット中心のスーパースポーツ」って袂を別ってたのであるが、MY17まではNISMOでもギリギリ街乗りにも使えたのである。が、MY20以降のNISMOはパフォーマンス向上の為カーボンセラミックブレーキが標準になり、コレが非常にコスパの悪いシロモノであり、ソレ以降「もう次は無いな(´-`)」って思ってしまったのである。
こう書くと「社外に変えればいいじゃん」って思われるだろうけど、2000諭吉オーバーのクルマの保証を切るってのはスンゲェ度胸が必要なのであり、そしてワタクシは自他共に認めるチキン野郎なのである(笑)他にも素のNISMOバージョンって手もあるのであるが、そっちの方は色々と中途半端で、やっぱ最終的に弄る必要が出てくるのである( ̄~ ̄)あとMY22以降はタイヤも両極端になってしまい、NISMOタイヤは余りにも低寿命かつ雨に弱く、逆に素タイヤは余りにも静粛性重視で剛性もグリップも弱いのである。つまり保証切る覚悟が無ければ、もう従来通りの使い方は出来なくなってしまってたのである。
*カーボン\(^o^)/オワタ
というワケで、992GT3選んで今に至るってワケである。ただワタクシも「ひょっとしたらカーボンセラミックでもワンチャンいけるんじゃないか?耐久性が高ければ、長い目で見れば損しないかもッ(゚∀゚)」って思ってたのであるが、最近得た情報でその希望も打ち砕かれてしまったのである(笑)コレは信用できる筋から聞いたのであるが、R35NISMOのカーボンセラミックをサーキットで使った結果は「パッドが割れる」なんだそうである(-_-;)しかも1回だけじゃなく、2回も起こった事である。だからオーナーさん、諦めて社外の鋳鉄ローター組んだそうである。
何故こんな事になるかって、Sオーナー曰く「キャリパーピストンがパッドを均等に押せてないから」だそうである。本来はこういうのってニュル北みたいなシビアコンディションをガンガン走ってテストするモンであるが、ご存知のようにMY14以降は日産はニュル北でテストを行ってないのである。国内のテストコースのみでしか開発してないだろうから、極限の状態に晒され不足の結果そうなったのではとの事である。ワタクシがMY14以降のR35をイマイチ信用できんのは、こういう事があるからである。蛇足だがポルシェのPCCBの場合、そんな事は一切無いのである。
ポルシェの場合はニュル北が地元ってのもあるが、カーボンセラミックブレーキ採用の歴史が長い上に、全車種オプションで選べるのである。だからテストも徹底的にやってるから、信頼性が段違いなのである。ノートとかセレナとかなら国内テストコースで十分だろうが、R35のようなスーパースポーツにおいては水野氏時代にやってたような極限状態のテストが不可欠なのである。確かにコストの増大と共に車体価格も上がるだろうけど、ソコにブランド力がもたらす信頼性があれば、顧客は喜んでカネを払うのである。水野氏時代から積み重ねてきたブランドと信頼の蓄積を、愚かにも今の日産は止めてしまったのである┐( ̄ヘ ̄)┌
*現在の選択肢
まぁ何ちゅーか、日産にブランド形成はまだ時期早々だったのであろう┐('~`;)┌その類の高級車を欲しがる人等が何にカネを出すのかが分かっておらず、単純に「R35=ドチャクソ高いフェアレディZ」ぐらいにしか思ってないのである。聞いた話、本社も販社も「車体売ってハイお終い」みたいな感じで、ややこしい話は「大森ファクトリーかノルドリンクに丸投げすればいい」なんだそうである (´-ω-`)=3今話題の高級寿司店vs港区女子ではないが、高級ブランドって商品だけでなく、店の雰囲気やオーナーの人柄や常連同士の人間関係も合わせてのブランドなのである。
最後にもし「今時のR35でサーキット走行楽しむにはどうすれば良いですか?」と問われたら、ワタクシは「全く走れないという事は無いから、先ずノーマルで走って」と答える次第である。ノーマルで不足が生じたら、その時は信頼できるチューニングショップに相談して不足を埋めるって感じである。ワタクシのオススメは今んトコこんな感じである:
- タイヤ:【ポテンザRE-71RS】か【アドバンA052】
- ブレーキローター:鋳鉄のスリットローター、できれば径400mm以上
- ブレーキパッド:ローターに合わせて決める
- 車高調:上級者以外は必要無い
取り敢えずこんな感じである。今の素のローターとパッドは前以上に街乗りに特化してしまってるため、サーキットだと攻め込むには今一つ信用が置けないのである。ただまぁ今時のR35買う人にサーキット志向の人は殆ど居ないだろうし、居たとしても「ポルシェ買ってどうぞ」になるんだろうなと思うのである┐( -"-)┌R36に期待してないと言えばウソになるが、期待すると絶対ガッカリするだろうなと思う今日この頃であった。.