アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE LOSS OF ALL HOPE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「愛を求める心は、悲しい長いつかれの後にきたる。それは懐かしい、大きな海のような感情である」
By 萩原朔太郎

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ぼくのかんがえたさいこうのせかんどかー
 やっぱ何をどう考えても、ワタクシが考える理想的なセカンドカーの形は「GC8GDB」なのである。ランエボでも別に良いのであるが、やっぱ慣れ親しんだWRX-STIが一番乗り易いのではないかと思うのである。ちゅーのもGC8だけでなく、GDBも何気にワタクシが希望するセカンドカーの条件を満たしているからである:

  • 車体サイズが4465mm×1740mm×1425mmで、ND(3915mm×1735mm×1235mm)より少し大きい程度
  • 排気量も小さいから税金も安い
  • NDの不満点だったパワー不足と積載量不足を十二分に補える
  • インコースとなるであろう筑波サーキットにも丁度良いサイズとパワー
  • ターボ&4WD&FFレイアウトと、GT3と真逆のメカニズム
  • リアウィング除けば外見は意外と地味
  • 国産車だから信頼性が高く、余所行きにも失礼じゃない

そう、実は全長よりも、全幅の方が重要だったのである。セカンドカーは仕事でも使うので幅が小さい方が駐車し易くて捗る&外車は他所じゃ失礼になる可能性があるからである。都会ならマセラティとかベントレーとかでない限り無問題かもだが、残念ながら茨城は田舎なのである( ̄~ ̄)

 あとはファーストカーと性質が違うクルマの方が、二刀流やってて飽きないからである。R35の頃はNDが丁度真反対だったのであるが、GT3になって「後輪駆動」と「NA」で被るようになってしまったので、ちょっと変化が欲しいと思ってしまったのである:


GDB筑波1000走った時の写真であるが、コレももう16年前の写真なのである。画質が低いのをムリヤリ拡大しててアレであるが、やっぱリアウィングとボンネットのエアインテーク以外は至ってフツーのセダンなのである:


追加で色々生やしてしまってアレであるが(笑)もしまたこういうのを手に入れる機会があったとしたら、今度は可能な限り何も生やさない次第である。今時のクルマはもう純正が空力の完成系だから、余計な事はしないに限るのである。

*The若気の至り
 ワタクシは免許取ったのが26の時で、最初のクルマ買ったのが30の時と、デビューは遅かったのである。良くあるクルマ好きのエピソードに「物心ついた時からクルマが大好きで」ってのがあるが、ワタクシにはそういうのは無かったのである。だから18の時に免許取らなかったし、クルマ買うキッカケも「サバゲーフィールドに行くため」だったのである。でもって最初に買ったクルマがこのGDBで、ソレで一気に走る楽しさを知ってしまって、そのまま今に至るってワケである。もしもあの時、無難にプリウスかフィット選んでたら、今のこのブログの趣旨は全く変わったモンになってたであろう(笑)

 でもってGDBから受けた衝撃は、そりゃぁ凄まじかったモンである。今まで乗ってきた(正確に言うと「乗せてもらった」だが)どんなクルマよりも速くて、ただ単純に街乗りしてるだけでも楽しかったのである。ソコからクルマ沼にハマって「もっとクルマを楽しむにはどうすれば良いか」という事ばかりを考え、色々手を加えるようになってしまったのである:


あの当時の内装であるが、東芝910Tというガラケーのショボ画質の写真からも分かるぐらい酷いのである(笑)兎に角ゴチャゴチャし過ぎていて、調和もバランスもへったくれも無いのである(´・ω・`)何ちゅーか好奇心が暴走しまくってて、色々試さないと気が済まなかったってのがあるのである(^_^;)


参考なまでに、その16年後の今の愛車の同アングルの写真である。やっぱ何も無くてスッキリして美しいのである(笑)ンで以て上記のゴチャゴチャした各種メーターの機能全部とソレ以上が詰まってるのである。ココ最近のクルマがフル液晶化してるのはコスト云々や表示する情報量が多いのもだけど、内装をスッキリさせて美しく見せる目的があるんじゃないかと思うのである。

 あの時代はコネクテッドカーのコの字も無ければ、スマホのスの字も無く、ネットは専らパソコンでやるのが主流だったのである。丁度この時代のクルマが、クルマがアナログ中心だった最後の世代と言えるのである。ネットに繋げないなら、ナビの更新はどうするかって:


こうやってHDDを取り出して、メーカーに送って更新してもらうのである。当然だが返ってくるまで数日間かかるので、その間ナビは使えないのである。因みにGT3はコネクテッドで常時ネット接続されてるので。クルマ停めてる間に勝手に各種アプデを更新してくれるのである:


でもってBluetoothなどという便利なモンは搭載してないから、音楽聴きたいならAV端子でiPodを有線で繋ぐしかないのである。FMトランスミッターという方法もあるが、ノイズが多いのでオススメしない次第である。


16年後は当然だがBluetooth対応で、センタークラスターに曲に関する全ての情報が表示されるし、BOSEもあるから音質もバッチリである。一部画像に不適切な表現が見られるが、謝罪も反省もしないし、今後も気を付けない次第である(笑)

*やっぱ新車がナンバーワン
 というワケで、ワタクシがいくら「あの時代のクルマがセカンドカーとしては最適」と言っても、実際に購入したくない理由がお分かり頂けたと思うのである。そう、アナログ過ぎて面倒臭さで不便死してしまうからである(笑)上記不便さを解消しようと思ったら車体買った後に最新型のナビを購入する必要があるし、その他色んなトコを近代改修しなきゃだから、結局新車買うのと同じぐらいの値段になってしまうのである( ̄~ ̄)特にココ最近は旧車が値上がりしまくってるから尚更である。もうバックビューモニターとオートライトとオートワイパーの無いクルマなんて、ワタクシ的には考えられんのである(爆)

 あとGDBを再度手に入れたとして一番面倒臭いのが「サーキット走るまでに色々手を加えなけりゃならない」って事である。エンジンはノーマルで良いとして、シートはホールド力が明らかに不足してるし、脚もノーマルじゃ不足してるし、何よりブレーキが弱いのである:


純正だと車重(1480kg)に対してローター径(340mm)とキャリパー(4Pot分割)が不足してるから、踏み方やコースによってはこの様に過熱で変色変形してしまうので、キャリパーを交換せざるを得なかったのである(~_~;)多分踏み方が悪かったのもあると考えられるが、いずれにせよブレーキが力不足なのである:


でもって16年後であるが、車重が少し軽い(1470kg)けどローター径(410mm)とキャリパー(6Potモノブロック)と非常に強力&冷却も抜かりナシだから、ガッツリ踏んでも全然平気なのである。そう、GDBって実は色々と中途半端なのである。だから選択肢が乏しいのがアレであるが、新車から選ぶのが一番コスパが高い。コスパは値札に比例しない事を学んでしまった今日この頃であった。.