アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THROB THROB

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「欲望と感情は人間性のバネである。理性はそれを統制し、調節するブレーキである」
By ヘンリー・シンジョン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*純正ブレーキのススメ
 前回、前々回と「スポーツカーにとってブレーキが如何に重要か」を説いてきたのであるが、ワタクシから付け加える事が1つだけあるのである。ソレは「安易に社外ブレーキを組んではいけない」という事である。ちゅーのもブレーキってのは「効けば効くほど良い」ってワケじゃないからである。良く効いてもコントロールし難ければコーナリングが上手く行かないし、前後バランスが悪いとブレーキング時の挙動が乱れてしまう事になるからである。でもって社外ブレーキキットって大概高いので、トライ&エラーするにはコストが掛かり過ぎるのである。

 というワケでブレーキは純正のままか、パッド交換程度で済ますのがベストなのである。或いはメーカー自身やメーカー直系チューナーが作ったブレーキキットにするのも高額だがベターな選択である:


ワタクシの場合、GDB時代に前のキャリパーだけ交換したのである。リアローターも交換したのであるが、やはりキャリパー色とかの前後バランスにチグハグが出てしまうのである(^_^;)ホントなら前6Pot&後4Potにして色も揃えたかったのであるが、高額過ぎるので断念した次第である(笑)


R35は最初から最高のブレーキが装着されていたので、全てフルノーマルのまま13年使い通した次第である。


NDはRFの上位グレード向けやアバルト124向けに用意されたブレンボブレーキ一式があったので、ソレを流用したのである。何せ同じマツダ純正部品なので、相性もバランスも全く問題無いのである。


GT3のソレは、ヘタに弄ろうモンならクルマの神様に祟られるってモンである(笑)一応ポルシェテクイップメントに【レーシングブレーキパッド】なるシロモノがあるので、弄るとしたらコレだけであろう。

ビルシュタインのススメ
 でもって今までの車歴を振り返ってみて、ワタクシはとある事に気付いたのである。ソレは「今まで買ったクルマはビルシュタインのサスが純正か、社外でビルシュタインのサスを入れてるかのどっちか」って事である:


GDB時代はビルシュタインの【クラブマンパック】というシロモノを装着していたのである。コレがワタクシが初めて導入した社外サスであり、その乗り味に感動して以来、ワタクシは「ビルシュタインに非ずはサスペンションに非ず」と考えるようになってしまったのである(笑)


MY08R35時代の時も【NR_B/S-R35ノルドリンクオリジナルダンパー】という実質メーカーチューンの社外品を導入してたのである。中身は純正・改なので純正同様にビルシュタインである事には変わりないのである。あとMY14NISMOは最初からコレが標準装備だったので、交換する必要が全く無かったのである。

 ビルシュタインって、例えるならマーシャルのアンプや東京マルイ電動ガンみたいなモンである。最高ではないにしろ品質は高く、耐久性が高い上に使い勝手も抜群なので、実際現場で使う分には非常に重宝するのである。どんなに良い足であっても、ソレがすぐ壊れてしまうor耐久性が低いようであるなら、サーキット走行において信頼する事は困難なのである:


だからNDの車高調も、ワタクシは躊躇わずビルシュタインベースを選択したのである。車高調はアラゴスタベースかビルシュタインベースかを選べたのであるが、NDの用途の9割以上が街乗りとあって、ワタクシはビルシュタインベースを選択したのである。実際使い勝手は抜群で、耐久性も申し分なかったのである。セカンドカーは次何になるかは分からんが、高確率でビルシュタインのサスを導入するであろう。

ベンチマークのススメ
 ブレーキはブレンボ、サスペンションはビルシュタイン、オーディオはBOSE、コレが現段階のワタクシのジャスティスである(笑)ソレがベストとは言わんがコスパや使い勝手は最高だからである。ただ現段階において、ソレも徐々に崩れつつあるのである:


GT3の脚はZF、つまりザックス製である。素カレラやターボは従来通りビルシュタインらしいのであるが、GT系はレース直系のザックスが採用されてるみたいである。ただまぁビルシュタインも昔ほどの大正義感は無くなってるので、トレンドも変わりつつあるって事であろう。

 ブランドに依存し過ぎるのもアレであるが、ただ有名ブランドは一度は試すべきだとワタクシは考えるのである。何故かと言えば「ソレが良し悪しの基準になるから」である。牛丼とかカップ麺とかばかり食ってると一流料理人の作った料理の真価が分からんのと同様に(笑)ベストでないにせよベターなモンを知っておく事は、今後ホントに良いモンを見極める際の指標となるのである。そうやってホントに良いモンを知っておかないと値段に騙されてしまい、ムダに高いモンやムダに安いモンを掴まされて後悔する事になるのである。知識と経験は己の身を守る両輪だと改めて思う今日この頃であった。