ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「自分の体験談に勝るものはない。体験談を語るとき、人は自然といきいきする。目が輝いているし、表情も豊か。当然、説得力もある。そこに聞くものは引かれるのだ」
By 中島孝志
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*続・体験の時間だああああああああ
ワタクシが体験車種に911ターボを選んだ理由は「ターボ系はPCじゃ試乗出来ないから」である。ポルシェ車には大きく分けて2通りあり、1つは売る客を選ばない「一般モン」であり、911で言うとカレラ系やGTS系がコレに当たるのである。もう1つは「役モン」であり、911だとターボ系やGT2GT3(及びRS)がコレに相当し、一見さんが買える事は殆ど無い車種である。そう、役モンが試乗に回るなんて事は無く、だからこそ今回選んだのである:
コレが今回のコースであり、5つのコースでポルシェの性能を満喫できるというワケである。
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こんな風に高速クルージング、急加速急減速急旋回、低摩擦路での電子制御の性能、ドリフト状態でのコントロール性など、一般的な試乗じゃ体験できないようなポルシェ車の性能の高さを実感できるというワケである。
でもってターボ系もだけど4WDポルシェに乗るのも実は初めてだったんで、今回911ターボを選んだのである。ワタクシも「GT3かターボか」で最後まで悩んだので、やはりターボは一度は体験せねばと思ったのである。でもってワタクシが本日のインストラクターさんを紹介された後、向かった先にあったのが・・・
ターボはターボでも、なんとターボSだったのであるΣ( ̄□ ̄|||)ワタクシは当初「素ターボだろうけど、まぁいいか( ̄▽ ̄)」って思ってたのだが、コレは超絶嬉しい誤算である(∩´∀`)∩もうこの時点で、コレが最高の体験になるであろうことは確定したようなモンである:
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でもって楽しみにしていたロンマニアの方々には大変申し訳ないのであるが、911ターボS自体の詳しいインプレは後日にさせてもらおうと思うのであるm(_ _)mちゅーのも書きたい事が多過ぎて、ソレまで書いてしまうと文章が余りにも長くなってしまうからである。まぁ最近の映画はどれも三部作なので、ソコんトコ期待しててほしいのである(笑)
*極・体験の時間だああああああああ
というワケで、やっと体験の時間である。まず最初にインストラクターさんが5つのコースをデモ運転して、その後に体験者が運転するという方法を取るのである。にしてもターボS、マジで良いクルマである(*´Д`*)詳しい話は次回にするが、簡単に言うと「バランスの良さや無難さを極限まで突き詰めたらこうなる」って感じである。ワタクシはR35に13年乗ってた&GT3でもサーキット走行してたから免疫付いてて無問題だったが、そうでない人がいきなりターボS乗ったら、余りの感動と衝撃で急性ポルシェ中毒に陥って大変な事になってしまう事であろう(笑)
残念ながらコース内は写真&録画禁止なので文章だけになってしまうが、改めてポルシェ911の完成度の高さには脱帽してしまう次第である。最高位グレードのターボSって事もあるだろうけど、元々の素性が良いからこその極限状態での安定感&安心感なのである、挙動が簡単に乱れないし、乱れても簡単に直せるし、咄嗟の操作にも優れたレスポンスを示してくれるのである。ワタクシが5つのコースの中で一番気に入ったのは何処かって、答えは「キックプレート」である:
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インストラクターさんの教えが的確だったお陰で、スピンから上手く立ち直る方法をココで一気に理解できたのである(∩´∀`)∩何故スピンするかって、ソレは「ステアリングをシッカリ握ってるから」である:
後輪が横滑りする
↓
ステアリングを強く握ってる
↓
後輪が滑ったら前輪軸も共にズレる
↓
立て直し様が無くなってそのままスピン
↓
( ゚Д゚)マズー
というワケである。キックプレートだとどっち方向に滑るかはランダムなのである。だから滑った方向が分かってからステアリングを切ろうとしても、神経伝達速度のタイムラグの分だけでもう手遅れなのである。じゃあどうすれば良いかって「ステアリングを強く握らず、セルフアライニングトルク(以後SAT)に任せる」のである:
後輪が横滑りする
↓
ステアリングを緩く握ってる
↓
滑った瞬間にSATが掛かって、必要以上に滑る事が防がれる
↓
スピンする前に神経伝達速度が間に合うんで、SATを手で止めてお釣りをもらわない程度にカウンターを切る
↓
(゚д゚)ウマー
という感じである。何ちゅーか、久々に「目から鱗が落ちる」ってヤツを味わったのである(笑)そう、ステアリングを強く握るってのは、実はやっちゃいけない事なのである。実に簡単な事だったんだけど、こうやって実体験して適切なアドバイスが無いと中々気付けないのである(^_^;)ソレが分かれば、ドリフトサークルもソレなりにこなせるようになるのである:
アンダー状態から一気にアクセル抜いてオーバー状態に持ち込む
↓
SATを利用して挙動を安定させ、手で止めてステアリング角度を適切に調節する
↓
ステアリング角度が決まったら、アクセルを踏んでドリフト状態を維持する
↓
あとはステアリングとアクセルの微調整でドリフト状態が維持できる
↓
(゚д゚)ウマー
というワケである。昔ドリフトやってた年配のロンマニアの方からすれば「ソレって俺等が若い頃に駐車場や埠頭で散々やった練習じゃん」であろうが、今の時代はソレが無いのである( ̄~ ̄)町は監視カメラだらけだし、スキール音鳴らしまくったら近所迷惑でケーサツがすっ飛んでくるし、何よりタイヤが高いのである。だからこういう機会が無いと、この手の練習って中々出来ないのである。
もうソレが頭ではなく身体で理解できた時点で、ワタクシとしては最高の体験となったのである (*´∀`*)bその基礎さえ分かれば、後は本やネットで調べたり、グランツーリスモでバーチャルトレーニングしても何とかなるのである。知識は重要だが、ソレは基礎体験という土台があってこそなのである:
あとガチになるとどうしても喉が渇くので、この様にドリンクも用意してあるのである。PEC東京内には景観を乱すような自販機も無けりゃ、コーラなどというデブ製造液も存在しないのである(笑)あとはインストラクターさんはカレラカップ等でのレース経験もある人なので:
youtu.be
ワタクシのサーキットでの走りを見てもらって、走行アドバイスとかもお願いしたのである。実はそのインストラクターさん、ポルシェに来る前は日産でレースしてて、R35の乗り方も知ってて、ソコから出た結論は「R35乗ってた時の癖が思いっ切り残ってる」だったのである( ̄▽ ̄;)まぁコレばっかは頭で理解してても簡単に直るモンじゃないので、あとは只管慣れ直すしかないのである:
というワケで、最高に濃厚な90分のターボS体験は幕を閉じたのである。もしもワタクシがもっと歳を取って、サーキット走行は引退か半引退状態になって、タイムやドラテクを追いかけるのではなく性能を嗜む目的で走るようになった時、ターボやターボSは非常に有力な選択肢になりうると思った次第である。ひょっとしたらであるが、ワタクシの上がりのクルマはコレになるかもである。
走った後はタグに付いてた昼食券を使って、昼メシを堪能したのである:
メシであるが、一言で言うと「死ぬほど美味かった」である。巷で「悪食大王」だとか「貧乏舌のロン」と呼ばれているワタクシですらそう感じるのだから、相当な美味さだという事である(笑)ターボSを90分間フルに楽しんだ後に、極上の昼メシで腹を満たす。何ちゅーか、幸福死一歩手前だったのである(爆)
腹一杯になった&一休みして疲れが取れた&折角来たんだからって事で、シミュレーターもやってきたのである。選んだクルマは991GT3RS、コースはモビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)である。4点固定入れられたらもてぎも走ってみたかった&もてぎ本コースはもう長い事走ってない&もてぎにはGDBを廃車にした悲しい過去があるので(笑)事前に992GT3に最も近いクルマでもてぎ本コースをシミュレートしたかったという事である。驚いた事に、身体はもてぎの走り方をまだ覚えてたのである。コレならば本番も大丈夫である。
*終・体験の時間だああああああああ
というワケで、今回体験できる事は一通り体験してきた次第である。感想を言うと「ポルシェに興味があるロンマニアの方は絶対一度は行くべし」である。未経験の車種を経験したいポルシェ乗りのロンマニアの方は勿論、非オーナーなロンマニアの方もである。ココに来ればポルシェ車の真の性能の片鱗に触れられるのもだけど、ポルシェというブランドの事も分かるようになるからである:
このタグであるが、記念品として持ち帰れるのである。何ちゅーか、こういう細かいトコに至るまで芸が細かいのである。こういうの配られると、各種コレクションしたくなっちゃうからである。ワタクシの周囲でもココのリピーターと化してるロンマニアの方が若干名居るが、そりゃリピートしたくなる筈である:
ターボSを90分間乗り回したお陰か、帰りは思いっ切り賢者タイム入っていて、家に帰るまでずっと法令順守の安全運転だった事を伝えておく次第である(笑)次また行きたいかと問われたら、ワタクシの答えは「当然」である。現段階で新たに乗ってみたい候補は幾つかあるが、取り敢えずもう少し期間を開けた方が次行った時の楽しみが更に増すってモンである。納車から今月末で丸1年、納車された時以上にポルシェ911が好きになってる今日この頃であった。