アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

IN THE ABSENCE OF LIGHT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「現在は過去が産んだ卵であった。その殻の中に未来を有していたのだ」
By ゾラ・ニール・ハーストン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ドリフトはこの先生きのこれるか
 そーいえば最近、D1はじめドリフトの話題を全然聞かなくなってしまったのである。ドリフト競技そのものは続いてるっぽいのであるが、昔みたいな盛り上がりはスッカリ影を潜めてるのである( ̄~ ̄)ワタクシが思うに「ベース車両が激減した」んじゃないかと思うのである。ニッポンのドリフトって何故か知らんが国産車に異様に固執していて、そのベース車両が近年激減してるからである:
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ドリフトって「MT」「FR」「ハイパワー車」ってのが実質必要不可欠な要素であるが、ニッポンのドリフトの場合ココに「国産車」という条件が追加されるのである。でもって21世紀以降、国産車でMT設定のあるFR車が激減してしまってるのである。中古車の弾は減ってきてるけど新たな中古在庫は生まれないから、ベース車両が無くなってしまってるのである。

 ワタクシが不思議でしょうがないのは「何故外車を選択しないのか?」って事である、中古のカマロやマスタングコルベット、あと古いBMWの3シリーズとか、ベースにできる車両は外車なら豊富にあるし、必要あらば海外から個人輸入すればいいのである。でも、誰もソレをやらない。この「国産車に異様に固執する」があるから、ドリフトは先細りしてくんだと思うのである:
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まぁあとは、単純に中古価格も値上がりしちゃったってのもあると思うのである(´・ω・`)ワタクシがクルマに目覚めた頃はD1GPがまだ始まったばかりで大いに盛り上がってたのであるが、年を追う毎に扱いが地味になってきてるって感じである。やっぱ草の根が盛り上がらなきゃ、その上のプロも盛り上がらんのである。

*走るのが先か、車両が先か
 クルマオタクの定番の文句に「MTでFRで280馬力でターボで、そんでもって300栄一台なら絶対買うのにッ!」ってのがあるが、何処のメーカーも相手にしないという事は、つまりそういう事なのであろう(笑)今時300栄一”ぽっち”でそんなスペックのクルマなんか売れないのもそうであるが、ソレ以上に「需要が無いトコに供給は生まれないから」ってのがあるのである。高度成長期の頃がソレであったが、走りたいヤツは理想的なクルマがなくても走るのである。走るヤツが多いからこそ、メーカーも「もっと走りを楽しめるクルマを作れば売れるッ!」ってなるのであり、その反対ではないのである。

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 外車でも、FFでも、高級車でも、ATでも、旧車でも、スポーツカー以外でも、公道を合法的に走れるクルマであれば何でも良いのである。どんなクルマであろうとも走れば各種需要が生まれ、各種需要が生まれればショップやパーツメーカーによる供給が起こるのである。ワタクシも車高調とブレーキパッドをショップにワンオフで作ってもらった事があるので、需要さえあれば供給は結構簡単に生まれるのである。今時はフルサイズSUVですらサーキット走行をこなせるレベルまでクルマの性能は全体的に上がってるんだから、走りたいなら何だって良いのである。

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 こんな風に、走るヤツが多ければチューニングやカスタマイズの需要が増えて、チューニングショップやパーツメーカーがソレに応じてクルマを最適化させてくれるのである。そう、先ず走り出すのが先であり、必要なモンはその後に生まれてくるのである。上記の「MTで(以下中略)買うのにッ!」の何がアレかって「順序が逆」って事がアレなのである。昔にMT換装とかエンジンスワップとかニコイチとかいったノウハウが生まれたのは「供給が無い中で需要を満たそうとする為」であり、需要が無ければ最初から何も始まる事は無いのである。

*外車に乗ろう
 だから「乗るクルマが無いッ!」とか言ってるヤツは、ワタクシに言わせれば「甘ちゃん乙」なのである(笑)乗ろうと思うならばクルマは幾らでもあるし、ピュアスポーツカーに拘らなければ程好いスポーツグレードは国内外共に豊富にあるし、ソレで足りないならショップで何とかしてもらえば良いのである。てゆーか、コレがチューニングショップの本来あるべき姿なのである。一人一人違う顧客のニーズに応じて、ソレを最適化させる調律を施すのが本来のチューニングであり、パワー上げたりエアロ生やしたりってのは厳密に言うと「カスタマイズ」なのである。

 だから国産に乗るモンが無けりゃ、外車に乗ればいいのである。こういうと「外車は高くて壊れる」などと言うヤツが出てくるのであるが、ショップってのはそういう時の為にあるのである。何処が壊れ易いのかを事前に知っておき、先回りして事前対策を整える。ソレさえできてれば、外車は国産車並みに安心して乗れるのである:
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或いはワタクシがやってるように正規店で新車で買って保証を付けてもらうか、保証が継続されてる認定中古車を買うかである。コレがあるだけで安心感は段違いに上がるのである。特に高級に部類される外車はパーツが一々高額なので、保証一つあるだけで色々捗るのである。考えることは重要であるが、行動することは更に重要、勇気と度胸の大事さを改めて知った今日この頃であった。.