アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ZOOT ALLURES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「生まれてから一度も立派な決心をしない人は、殆どいない。ただ、それが続かないのだ。昨日結んだ紐が今日は緩むのを見れば、明日は解けはせぬかと案じられるのではないか。結んだ紐は、日に日に締め直せば固く締まってくる」

By ジョン・ステュアート・ミル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 首が痛いのである(x_x;)何らかの比喩でも前衛的表現法でも何でもないので、読んで字の如く受け取って貰えば結構である(笑)先日述べた【ドライビングスクール】での話である。タイヤの偏磨耗ナッシング、ブレーキ損傷ナッシング、各種操作系統異常ナッシング、唯一のダメージが「ワタクシの首の筋肉痛」である(爆)で、まずはその日の話から始めよう。本来ならオーナーがアドバイザーとして来るはず・・・来るはずだったのであるが、曰く「風邪でダウンした」そうである。ちゅーワケで、急遽代役としてオーナーの実弟さん(無論ガチのプロ)が代役として急遽来られたのである。


 話は逸れるが、今年のインフルエンザは感染範囲は広くないものの、結構性質が悪い。オマケにタミフルに対する耐性が出来ているヤツも少なくないらしいとの事である。ロンマニアの皆さん、うがいは欠かさない&タオル等を共有しないよう気をつけ、湿度を適切に保つのが宜しいかと。ど〜でも良い話だが、今年は新型のソ連風邪だとの事である(笑)全部「だとの事」なのは、古人言うトコの「ナントカは風邪引かない」の法則に則って、ワタクシが実際ひいてないからである(爆)で、話を戻そう。コレが今回のコース図である:

左周り&右周りで、午前と午後にそれぞれ1本20分(つまり左右2本づつで、計20分×4回の走行)であり、最大の特徴は「コースが縁石ではなく、線で書いたソレ→コースアウト上等」だという事と「間隔を開けて1台ずつ発進する→まずクルマ同士のクラッシュは無い」と「(時間と余裕があれば)何度でも同乗走行できる→徹底的に細かく煮詰められる」の3点である、ソレをどう最大限利用するか、アドバイザーのオーナー弟氏曰く:

        / /   |l /::/       \ \
.      ,イ   |    | |/:::::/   ,イ  ∧  l ヽ \
     /   |    | |:::::/ ィ'"¨/ | /  V 、!  ヘ  ヽ
     ,′  |   l | / ,/ / .| /   ∨|ヽ ハ  ヘ
     i    |   〈j::/ ,/ /   l/     Vヘ  |  ,∧    始めまして皆さん、本日は兄の代理で来ました
     | | !    ∨ /,>=ミ. /    ,r=く }|  l| ト、',    今日一日、よろしくお願いします
     | | l      V,勹::::ハ '      jr'ハ∨  ||| ヽ
     l|八  ', :|   《{::ト :::ノ|      |{::リ }  /! ト、:|      昨年は兄と同じクラスでGTと耐久に参戦し
     | |∧ ヽ/∨ハ   V弋rリ     Vノ ∧/|| ',l!      同時にS15でドリフトもやっていました
     ? V { V::ヘ    ', ¨´      '  '' |  :|/ リ
      ヽ  V 廴.∨:::ヽ、 ヽ    ( フ   ,.ィ|  :|        GTの方は兄同様未定ですが
          ∨ ト、.∨ト、\  ヽ 、 _ ..< |/八 ,'        ドリフトに関しましては参戦決定しました
          ∨| \{ ̄ ̄\ \/j/}/ |  }/         引き続き、応援の程、よろしくお願いします
            ヽ|   |\:: :: :: >- \     /
              ,':: :: ::.// ̄ ̄\
               /:: :: ::/ /         \





               !`ヽ
               l   \___    __
          ,. ヘ    ヽ:`>'´    `ヽ
         /: : : :.\   ハ、 _____ヽ   アドバイスとしましては「どんどんコースアウトして
         /: :  : : : :.´ヘr.'´: ハ:ヽ: : : : :`ヽ      好きなだけスピンして下さい」でしょうか
      /:  . : : : : /: : _,/:: :/  い: : : :.',
         .: : : : : :./:ィ'´:/ : /   l:.ト、: : :l : : :'.    このコースの良い所は「縁石が無い」ことですから
       l: : : :l: : : : :l: :///     l/ ヽ: :}: : : :.l    むしろ徹底的に限界まで攻めちゃって構いません
      |: : : l: : : : :.ィ'ラ示       x=ミ }: /: : :!: :|
.       |: : _|: : : :〈 代::ハ     んハ|/: : : :ト. :!   縁石を怖がって徐々にアウトを広げるよりも
        l:.:.{ |: : : : l 辷ソ      {ゝ-:ハ/l: : :./ '.:l   アウトしたのを徐々にインに縮める方が簡単ですから
      l: :`l:.l: : : | :;:;:;    .   ー' ム!: :./  |l   スピンに関しても、同じ事が言えますね
      |∧:| l: : : |、   ‐-   :;:; /ーr ヽ
.        l/ `い: : :|:`: ..、 ____,.   ィ ど´ /      その余裕を持ってラインを追っかけていけば
         ∨ヽ:.!`y'ノ  ノrヽム,(´   ノ       タイヤの使い方、荷重のかけ方、舵角の付け方とかも
           /:.7ヘノ { /  r‐'/:.〉  イ`i       自ずとイメージできると思います。
        /l: :| !て V  rイ  !/ヽ./  !
         l !:.{ ! !ーr イ l  / /    ト、     勿論、車種によって個体差があるので
         | l:.| l ! ! ! l ヽ、     | }、     その場合はわたしが同乗して教えます

ちゅー事である。よーするに、走行会にありがちな「アンダー出したら、縁石引っ掛けてコースアウトして、壁にクラッシュして・・・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」って恐怖を取り払った上、あたかも実際のコースを攻めるようにブレーキをガツンと踏んで、アウト・イン・アウトでコーナー突入&脱出時にアウト一杯まで使うのを心がける事が、安全な上限界コントロールも身に付き、尚且つ自身のクルマの方向性をも理解できるっちゅー話である。


 とは言え、肝心の「クルマの素性」自身が分かっていないのであるから(笑)午前は2本とも同乗走行はナシで、ワタクシと"トリックマスター"との会話に集中する事にしたりする(爆)例の【マルチファンクションメーター】を駆使して、情報を徹底的に拾う・・・余裕なんぞ刹那の瞬間ほども無かったりする(核爆)理由は「速過ぎる」の一言に尽きる(^_^;)GDBと同じ感覚でガツンとアクセル踏んだ瞬間、想像以上のシャレにならん加速Gが襲い掛かり、気が付いたらもうコーナー手前(原爆)あわててブレーキ踏んだら、今度は逆に想像していた以上に止まってしまい、カッコ悪くコーナリングするハメに(;^_^A)


 シフトチェンジ?ンなモン、ムリに決まっている(笑)想定範囲を遥かに超えた加速&加速Gにアタフタしている間に、もうあっちゅー間にレブリミット&ミッションを「R」モードにしていると、リミットに当たっても自動的にシフトアップしない→結果、ただでさえバタバタしているモンが、余計バタバタしただけだったりする。余りにも酷かったため・・・

                    , - 、
               __ _/∠二、
             , -<ヾ.{ .∠二_ ̄_`マ__
           ,ィ'´   ,、` ´, - 、  ` ー- 、`≧、
        /′  / , , .    、\  ヽ _   ̄`マ__
       ∠, '/  / , ' ,   ! . 、、ヽ ヽ、 、 ` ー-.∠  ̄`'ー、
        //,'  / /--ヽ_  ト、` _ヽ-'ヽ._ヽ ` 、 、 ___>  _..ヽ
       /! i  /,T! /=、\! ヽヾゝ=ミ、`ヾ ヽ  \`ー¬’ ̄
    , ' │l   ! { !レ 1!  | ` ヽ.|  丶`‐y、\ `<
  r‐'"     | | ト、ヽト' 〈 t.ー 1     !ーッ'.〉∧ナ、 `、ー-ヽ_
   `゙''ー─ 1'|/.ヽト、 ""  ̄,.v─‐┐ ̄"ノ_,ヘ` 、`ニヌ ̄
      l ̄ ‐、'v─-、>‐、(  _.ノ  イ ,‐‐K _∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
     _.└─-〈    l  ニl` T l //l l lニ  l \
      l  ̄ニ,-`ー一l   -!ヽヽl_//┴'‐ !-  l <    ああもう、慣れない事を同時にやらないでくださいまし!
.    └‐ ̄ l  ,‐  `ー,‐'l ̄`ロ'´ ̄l `ー‐'  <   変速はわたくしがやりますから、貴方は「走止曲」に集中!!
         〉'   /  / └─´ `┬┘      <   
         ヽ./     ̄ー一 ̄ー''ヽ、_        ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
         ヽ./  /   l  l   l   !
     ☆    \, ヘ _, へ ,ヘ_, ヘ_/    ☆
           l_,-─l l_,-─l
   ☆     ☆   l  _l l  __l_    ☆    ☆
            ┌ ~l><l,┌ ~l><l,
            l`ー'二ヽ.l`ー'二ヽ.
            ト,-‐─‐|ト,-‐─‐|

・・・と、午前一本目にして、シフトチェンジを「R」モードでもオートマ制御にされてしまったりする(笑)とは言え、冗談抜きで"彼女"に任せた方が変速が的確&スムーズだったりする(爆)その分、午前2本目はブレーキとアクセルとステアリングだけに集中すると大分楽になったりする。2本目の感想、とにかくシャレにならないぐらい速い。速いだけじゃなく、あの安定感は反則的ですらある。よーするに、である:

こんな感じにエンジンがフロントミッドシップ→エンジンの重心が前輪軸より後方なのに加えて、ミッションもトランスアクスル化してあるから、全体の重心は大体こんな場所にあって、上記矢印な感じで荷重が移動しているワケである。ンでもって、アテーサE−TSやVDC−Rも付いている。だから、トラクションが常に掛けられるから、安心して操作でき・・・

                    , - 、
               __ _/∠二、
             , -<ヾ.{ .∠二_ ̄_`マ__
           ,ィ'´   ,、` ´, - 、  ` ー- 、`≧、
        /′  / , , .    、\  ヽ _   ̄`マ__
       ∠, '/  / , ' ,   ! . 、、ヽ ヽ、 、 ` ー-.∠  ̄`'ー、
        //,'  / /--ヽ_  ト、` _ヽ-'ヽ._ヽ ` 、 、 ___>  _..ヽ
       /! i  /,T! /=、\! ヽヾゝ=ミ、`ヾ ヽ  \`ー¬’ ̄
    , ' │l   ! { !レ 1!  | ` ヽ.|  丶`‐y、\ `<
  r‐'"     | | ト、ヽト' 〈 t.ー 1     !ーッ'.〉∧ナ、 `、ー-ヽ_
   `゙''ー─ 1'|/.ヽト、 ""  ̄,.v─‐┐ ̄"ノ_,ヘ` 、`ニヌ ̄
      l ̄ ‐、'v─-、>‐、(  _.ノ  イ ,‐‐K _∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
     _.└─-〈    l  ニl` T l //l l lニ  l \
      l  ̄ニ,-`ー一l   -!ヽヽl_//┴'‐ !-  l <    貴方が『トラクションを掛けている』んじゃありません!!
.    └‐ ̄ l  ,‐  `ー,‐'l ̄`ロ'´ ̄l `ー‐'  <   わたくしが『トラクションを掛けさせてあげている』んですの!!
         〉'   /  / └─´ `┬┘      <   
         ヽ./     ̄ー一 ̄ー''ヽ、_        ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
         ヽ./  /   l  l   l   !
     ☆    \, ヘ _, へ ,ヘ_, ヘ_/    ☆
           l_,-─l l_,-─l
   ☆     ☆   l  _l l  __l_    ☆    ☆
            ┌ ~l><l,┌ ~l><l,
            l`ー'二ヽ.l`ー'二ヽ.
            ト,-‐─‐|ト,-‐─‐|

・・・・・まぁ、疲れると誰しも腹が立つので仕方が無い(笑)よーするに、前に荷重が残り過ぎた状態でも、ケツがドカッと座っていて、ソコにアテーサE−TSがスポーツ走行中は大概5%〜35%ぐらいフロントにトルクを分配→ケツがブレないようにする&ブレてもアタマで引っ張るようになる。ンで滑り出す時もいきなり回るんじゃなくて、斜め方向に真っ直ぐ滑る→挙動の立て直しも容易っちゅーワケである。さて、首についての・・・話をするには遅いと思った今日この頃であった。