アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

STUDIO TAN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「仕方ないじゃないか。会社だって生きているんだもの」

By 本田宗一郎 〜 「会社はなぜ発展しなければならないのか?」と問われて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ヘルメットである。今回のドライビングスクール最大の敵はコレだといっても過言ではない(笑)ワタクシにベストなドラポジを取ろうとするとアタマと天井の隙間が10cm程度しかないのである(^_^;)ンで、この状態でヘルメット被ると無論アタマがつっかえる→自ずとリクライニングを倒す&ステアリング操作のためにシートを前進せざるを得ないのである(-_-;)で、今被っているのが【アライPROFILE】→実はバイク用なのである(;^_^A)バイク用のヘルメットは頭部を保護してナンボ→自ずと厚く嵩張るので、思った以上にドラポジが崩れてしまっているのである(;-_-A)ちゅーワケで、茨城のショップでちょっと話を聞いてみるとしよう。


 で、先日の続きであるが、よーやく1750kgもある車体の謎と【専用ランフラットタイヤ】の意味が分かったのである。重量がある事は1/1000秒単位でタイムを詰める人なら話は別だが、そうでない人には大きな利点が一つある。コレまた昨日の写真であるが:

フロントミッドシップトランスアクスル&燃料タンク位置(リアシートの真下辺り)という重量物の配置方法のお陰で、R35の重心点はワタクシが実体験した感じでは大体この位置であり、オマケにリアには285/35ZR20という極太タイヤを使用→フロントヘビーなFFや4WDにありがちな「ノーズを軸としてケツが回る」っちゅーのが起こりにくいのである。ワタクシが何度か踏み過ぎてライン外したにも関わらず、挙動が乱れても回った事は1度も無かったのだから、ほぼ間違いない(笑)


 で、あの重量の利点の一つが「腰が据わっている事」だと思うのである。重たい分、滑り出すのも遅くなる→その間に素早く大量の電子制御が介入する余裕が生まれるっちゅー話である。ランフラットを履いているのは「重い車体でコーナリングする時、ショルダーがよれないようにするため」である。GDB時代の経験上、重い車体だと立ち上がりが不利になる→自ずとファストイン・ファストアウトをしようと試みるのだが、一般的なタイヤじゃショルダーが容易に逝ってしまう→中央の溝が余っているのに、泣く泣くタイヤ交換したっちゅーソレである(笑&実話)が【この公式HP】にあるように、ランフラットタイヤという構造上、ショルダーが潰れないようになっている→タイヤを崩す事無く、あの極太タイヤを電子制御と併用して、4輪の全面をフルに使ってムリヤリ曲げているのである。


 実際、結構タイヤこじった&横に滑らせたにも関わらず(笑)ショルダーは殆ど減っていないどころか、キチンと均等に減っていたりする(^_^;)オマケにタイヤの空気圧(冷間で前後とも2.0)も、アレだけフロントに荷重がかかるタイトコーナーの連続だったにも関わらず、走行後の温度は前2.55&後2.45だったりする(;^_^A)もう何ちゅーか「どんだけ〜」って感じである(爆)で、限界を知りたいがため、午後は山野(直)選手に乗ってもらう事にしたワケである・・・

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      \       ゙ー ′  ,/   (ファンクションメーター準備完了、っと
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ     技術を客観的にパクってやるもんね〜〜)
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |





                                   !`ヽ
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    じゃあ、行きますね               ,. ヘ    ヽ:`>'´    `ヽ
    アウトを取って可能な限り加速します   /: : : :.\   ハ、 _____ヽ
    (アクセル100%全開)           /: :  : : : :.´ヘr.'´: ハ:ヽ: : : : :`ヽ
                          /:  . : : : : /: : _,/:: :/  い: : : :.',
    ギリギリまで踏ん張って           .: : : : : :./:ィ'´:/ : /   l:.ト、: : :l : : :'.
    ここからフルブレーキです       l: : : :l: : : : :l: :///     l/ ヽ: :}: : : :.l
    (ブレーキ100%全開)        |: : : l: : : : :.ィ'ラ示       x=ミ }: /: : :!: :|
                    .       |: : _|: : : :〈 代::ハ     んハ|/: : : :ト. :!
    舵角とブレーキの残し量は        l:.:.{ |: : : : l 辷ソ      {ゝ-:ハ/l: : :./ '.:l
    ほぼ比例しているので         l: :`l:.l: : : | :;:;:;    .   ー' ム!: :./  |l
    ステアリング角ごとに覚えて下さい  |∧:| l: : : |、   ‐-   :;:; /ーr ヽ
.    (グリップ限界でコーナリング      l/ `い: : :|:`: ..、 ____,.   ィ ど´ /
     最大約1.5G)               ∨ヽ:.!`y'ノ  ノrヽム,(´   ノ
                               /:.7ヘノ { /  r‐'/:.〉  イ`i
                            /l: :| !て V  rイ  !/ヽ./  !
                             l !:.{ ! !ーr イ l  / /    ト、
                             | l:.| l ! ! ! l ヽ、     | }、





       ____     
     /ノ   ヽ、_\  
   /( ○)}liil{(○)\   くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
  /    (__人__)   \  (訳:何じゃこの加速G!身体がシートに押し潰されるゥゥゥゥ!!
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |    ブレーキって!ぐわぁ、今度は身体が前に吹っ飛ぶゥゥゥ!!
  \    |ェェェェ|     /      タンマタンマ、横の準備はまだ出来てないって!コレで・・・・
  /          \       って今度はドアに身体が押し付けられンギエェェェェェェ!!)
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                       /_: :/    /: : //: / |V: :|ヽ : : : : ', : : : : : ヽ
                      ////:   : :/ : :/ ,|:/   | ∨| V: : : : | : : : : : : ',
   S字コーナー入ります     ′ //: : : : : :_| 斗  |{  │ |.:|\∨ : : |: : : : : : : |
   出来るだけスピード落とさず  //: :,ィ: : : : :| / __」    | }/ __ `',ー: :|: : : : : : : |
   横グリップをフルに使います ': |: / |: : : :/{/,イ元x     イ旡x、: :|: : : : :|: :│
   (左右交互にGがかかる    |: {/ /|: : :∧ /rイ::ハ      frイ::: ヘ :|: : : : :|: :│
    最大約1.5G)           |: : /:│: / ム{ |:トーイ|       |:トー'∨}〉: : : : .′ ′
                         |: /  ?{: f ハ ヾxン  .     ヾxン  |: :,': :/ : :.′
   ここを抜けたらストレートで  ?   |ヘ|: ヘ :}.:.:.:.         .:.:. :./ /: /: : /
    きついヘアピンに合わせて     ',:.{ : : 小、:.:   {⌒)    :.:.:.:.イ:/:/^}: /
    減速、荷重、舵角を合わせます  ',ハ: : :|: { {≧ 、.. ___ ..   < // :{  l/
    脱出したらフル加速です        ∨ : :|: | ヽ;≦}    {ヘ:∧:j/|: :| /__
    (前→後→側→前と4連続G)       \:.|: | /.:.:ヽ、    ',:.:.`く. |:/⌒) }_ _
                               >く.:.:.:.:.:.:.:.:\-―ヘ.:.:.:.:ヽ{/{ _/ ノ )





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     /ノ   ヽ、_\  
   /( ○)}liil{(○)\   ン"ガガガガガガガガ!!!
  /    (__人__)   \  (訳:死ぬ死ぬ!!「氏ぬ」ぢゃなくて「死ぬ」
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |    身体ヤバイって・・・・げ、首ヤバイヤバイ!!
  \    |ェェェェ|     /      ジェレミー、アンタの言うとおりだよマジでェェ!!)
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   ふぅ〜、R35型凄いですぅ       |   - Y     }ニニ=、: : : : : \
   下手なチューンドR34よりも      オ    r'`t---': : : :.ヽヽ: :   ヽ
   ずっと速いですぅ          //{   /:∧:ヽ: :ヽ: : : : : : ! : :.:.l. . .
                     / /:/: :レ': : /| ヽ:.{\:.\: : : :|: : :.:|. . !:.:!
   限界が高すぎて       /:/: : : : {: :l ヽ  \ `ニ弌ヾ| : :.:.|: /: :.|
   ライン結構外しちゃいましたぁ /:,イ: : : : :.l: :|/          l: : : |/ : :.:|  っ
                      |/ {: : : : : |X|          / |: : :.|⌒i : |  ゚
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   何か質問ありますでしょうか   | : :l : : |ヽ -─‐ァ        |: : :.|x: :∧|
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        \:::::::::  ` ⌒´    ,/ .    ちゅーか、何で弟さんも"トリックマスター"も
        ノ::::::::::::       \       全然余裕なワケ!?!?)
      /:::::::::::::::::::::       \

というワケで、首の痛みの理由は「1.5Gで前後左右に揺さぶられたから」なのである(笑&実話)同乗走行を参考に自分で何回か走ってみたが、前後左右のGがコレほどまでにドライバーの体力を奪うモンであるとは始めての体験である。一輝、琢磨、今まで散々ネタにしてスマソ(笑)成績はどうであれ、常時4〜5GかかっているF1マシンで300km(2時間)も耐えるなんて、ワタクシには絶対ムリである(爆)ワタクシのモットーの1つに「自分より優れている何かを1つでもその人が持っていたら、尊敬&参考にすれど批判はせず」ちゅーのがある。実際、こーやった方が自分にも相手にも第三者にもポジティヴだと思うからである。


 そう、ようやく【BBCトップ・ギア】でのジェレミー・クラークソンの謎が解けたっちゅー話である(笑)そう、コレ:

今となっては、ジェレミー・クラークソンの痛みがイヤというほど分かってしまったりする(笑)実はジェレミーは必死こいて前後左右に襲い掛かるGに耐えながら走っていた→最後にはやっぱ耐え切れなくなったっちゅーオチである(^_^;)で、あのアナウンスで言っていた事は全部マジ話。ワタクシが「こうしたい!」って思った方向に、気持ち良い位ドンピシャで反応してくれるのである・・・してくれるのであるが、ソレに伴うGに耐えるだけの対策を考えないとムリみたいである(爆)何はともあれ、普段窺い知る事のできなかった"彼女"の素性に触れられて、最高にエキサイティングだった今日この頃であった。