ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「揺るぎない信念から出た"ノー"は、いざこざを嫌う"イエス"より勝るのは無論、他と迎合したいがための"イエス"にも勝る」
By マハトマ・ガンジー
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
予想通りって言えば予想通りであるが、やっぱ【3代目インプセダンにもSTIバージョンが追加される】そうである。一応、米国向けということにはなっているが、日本向けも出る事はほぼ確定と言って良いであろう:
ムダに張った前後フェンダー、矢鱈大きいタイヤとブレーキ、必要以上に自己主張する各種エアロ。間違いなくGDBの後継車以外の何者でもない厨房的デザインである(笑)何ちゅーか、GDB時代を至高とするモニター前のロンマニアの方々が全身の体液を噴出させて喜ぶ姿がありありと瞼に浮かび上がってきそうである(爆)こちらの方にも【もうちょっと詳しい写真】があるので、興味のある方はどうぞ。
ワタクシの感想としては「何ちゅーか、インプもメタボ入ったなぁ〜(^_^;)」ってトコである。テメェの事を棚上げしてアレであるが(笑)やっぱGC8→GDB→3代目インプと見ていくと明らかに肥えているのである。衝突安全性や空力を考慮すると丸く大きくなってくのは仕方ないっちゃ仕方ないのであるが、もっとロー&ワイドにして肥大化を目立たないようにしたらどうかと思うのである。ココで紹介されてるのは米国仕様のスペックであるが、日本仕様は恐らくGRBのエンジンと駆動系をそのまんま移植&アップデートした電子デバイスを搭載してくるのであろう。で、ワタクシ的に気になった部分がココ:
タイヤである。今までは「インプ=ポテンザRE070」というイメージがあったのであるが、今回はRE070ではないのである。かと言ってGRB純正の【ポテンザRE050】でもなければ、RE050の後継である【ポテンザS001】でもない。で、このタイヤのトレッドパターンはワタクシも見覚えがあるのである・・・
そう、コレはRE070と並んでR35に純正採用されている【ダンロップSPスポーツ600】である。このSP600ってタイヤがどれほどのモンかというと、ワタクシらR35乗りの間じゃ既に「SP600>>越えられない壁>>RE070」という認識が出来ており、遂に昨年R35の標準装備タイヤをRE070から奪ったほどの高性能タイヤである。デザインやメカニズムには全くときめかなかったワタクシであるが(笑)このSP600の純正採用に際しては思わず・・・
/\___/\ / ⌒ ⌒ ::: \ | (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < やるじゃん | ト‐=‐ァ' .::::| \_____ \ `ニニ´ .:::/ /`ー‐--‐‐―´´\
・・・と唸ってしまったほどである(笑)でもまぁ、純正指定タイヤ以外選択肢が無いに等しいR35とは違って、このセダンSTI買った人はタイヤ使い切るかホイール買ったりした際に社外のタイヤに交換して、もう二度と純正採用のタイヤは履かないんだろうなぁ〜(^_^;)
ワタクシがもう一つ気になったのが【開発者へのインタビュー】である。2007年に「WRCに勝たなきゃダメなんだ、勝つためにはハッチバックが必要なんだ」って大義名分掲げて、セダンを惜しむ声を押し切ってまでGRBを作ったものの、結局WRCは一勝も出来ないまま呆気なく撤退。で、今度は「サーキット走る上では4ドアセダンの方が有利だからセダン出しました」である。上記記事にある空力上の不利だけでなく、リアセクションの剛性不足、ドアが1枚増えた事による重量増加など、ハッチバックにする事で不利になる事はもっと多いのである。で、ソレを何とかするためにSTIやショップなどが四苦八苦して様々なチューニングしてきたのであるが、その努力を大本スバルがセダンを出す事でアッサリ否定してしまったワケである。
結局「GRBって何だったんだ」って話なのである。GRBがハッチバックなのは、単純に当初日本じゃハッチバックしか発売されないはずだったからである。ハッチバックしか出ないからスバル内外のチューナーが色々頑張ってきたはずが、売り上げ不振とやらで済し崩し的にセダンが導入されて、あれよあれよとSTIモデルまで設けられたのである。一応「サーキットではセダンが有利」といっているが、ホントの目的は容易に想像が付く。ハッチバックが好きになれずGRBに乗り換えなかった人達や、ランエボのCZ4Aに踏ん切りが付かない人を取り込むためである。
コレを「一貫性のない行き当たりバッタリの迷走」って言わずに何と言えば良いんだって話である┐( -"-)┌先のシャッチョさんによる「1割のコアなファンよりも9割の一般層」発言とこのセダンSTIのコンセプトが見事なまでに一致しないのである。スバヲタを切り捨てて未来へ行きたいのか、ソレとも過去にまだ未練を残しているのか。親会社のトヨタ宜しく安く沢山クルマを売りたいのか、果てはポルシェみたいに好きな人だけに少なく高く売りたいのか。スバルの行きたい方向性が見えてこないのである。言いたい事はまだまだあるのであるが、限がないのでそろそろ締めるに限る今日この頃であった。