アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TALES FROM THE STRIP

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「弱いとは、行動が感情に支配されることである。強いとは、行動によって感情を支配することである」

By オグ・マンディーノ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


喫煙室の中のゾンビ人生

 「喫煙室」と書いて「二次元世界」と読む。その心は「息抜きに一服するだけならいいが、とてもじゃないがソコで生活など出来ない」である。以前ワタクシの知人に「自分は貧乏だしモテないしコミュ障だ。だから二次元に生きるし、二次元を死守するために戦う」とか言うヤツがいたが、ソレに対するワタクシの返事は「ソレは単なる現実逃避だ。現実逃避するようなヤツに儲かる仕事なんぞ回ってこないし、当然だがモテるはずなんぞない。自分から逃げるな。人のせいにするな」である。カネが欲しけりゃ勉強しなきゃならんし、モテたきゃ自分を磨くっきゃない。古今東西問わずコレが世の中の常である。知識や技術や人望や魅力や財力が身に付けば、自ずと発言力も大きくなる→世の中変えたいんだったら、自分を変えるのが一番確実で手っ取り早いのである。


 二次元世界に生きる事の愚かさは【ココに書いてある通り】である。オタクである事は悪くない、ラノベも悪くない。この本文にある32歳無職の悪いトコは「自分の喜怒哀楽を他人の手に委ねてしまった」ってトコなのである。自分は何もせず&何も関与できず、ただ作者や出版社が提供する作品を受動的に受け取って、ソレで勝手に怒って犯行に出た。自分の力で得た栄光を喜び楽しむのではなく、自分の至らなさに怒り哀しむのでもない。自分自身の人生の主人公であることを放棄して、他人が作った虚構世界の傍観者として受動的な人生を送っている。二次元に生きるという事は、こういう自我の無いゾンビ人生を送るという事なのである。


 アイドルのCDを何百枚と買うヤツだとか、自分のクルマを痛車にするヤツだとか、チューニングショップの信者やって自分のクルマを事実上のデモカーにしてるヤツが滑稽なのは、つまりそーゆー事である。やってるヤツからすれば”自分がやりたいからやってる事”なんだろうけど、よく見りゃ他人の手の上で踊ってるだけのゾンビだからである。ソレが悪いとは言わない。が、回り回って墓穴を掘るのは自分達だっちゅー話である。上記の事件みたいな事が起きた時に「コレだからオタクは(ノ∀`)」ってレッテル貼られ、世間からも「オタクはキモいから規制されて当然」と正当化される。オタクの中には良い人もいる?ダメな連中を放置してる時点で連帯責任である。


*パンクとロボット

 最早説明不要だと思うが、ワタクシも二次元は大好きである(笑)が、ソレはあくまで喫煙室でタバコを一服する程度の嗜みであり、ソレを超えることは無い。ワタクシにはワタクシの人生があり、メチャクチャ前途多難であるが(爆)ワタクシはコレを全うする。ワタクシ自身の力で得た成功以上にワタクシを喜ばせるモンは無く、どのような二次元作品を以ってしてもこの喜びは上回れないからである。二次元や趣味はあくまでタバコ程度の嗜み。ただ唯一問題なのは、ワタクシがヘビースモーカーだという事である(核爆)

デイズ・ゴー・バイ

デイズ・ゴー・バイ

オフスプリングの新アルバムと、タイトルトラックの"Days Go By"である。一言で表すと「成熟したベテランの音」といった感じであろうか。全盛期を過ぎて酸いも甘いも経験したベテランの人気バンドが、肩の力を抜いて新しい事を試しつつも自分らしさを上手く表現してる。何言ってるのか分からないと思うが、つまりそーゆー事である(笑)全盛期の時のような勢いや刺々しさは影を潜めたけど、ソレは「出せない」んじゃなくて「出さない」だけって感じである。賛否両論あるが、ワタクシはこーゆー余裕のあるサウンドは好きである。



CHAOS;HEAD」「STEINS;GATE」ともにハマったワタクシであるから、当然続編の「ROBOTICS;NOTES」も予約済みであり、ソレがようやく届いてきたのである。何ちゅーか、やっぱアマゾンは便利過ぎるぐらいに便利である。前作の「STEINS;GATE」が神ゲーだっただけに、当然今回も期待はしている・・・・という風に変な期待を持つと裏切られるのが世の中の常なので(笑)期待しないでまったり楽しむとしよう。


*アスピーズの逆襲!?

 最近読んだ記事の中に【IT業界で闘う“アスピーズ”。アスペルガー症候群を抱えたITプロたちの“苦悩”と“現状”】というのがある。この記事そのものにワタクシの実体験話を織り込むと冗談抜きで限が無いので止めておくが(笑)その中の「“ギークGeek)”や“ナード(Nerd)”とは、要するに軽度のアスペルガー症候群のことだ」という行があるのである。実際ワタクシ含めアスペ当事者にはオタクが実に多い。鉄道好きなんてフツーの職場なら100人中1人いるかいないかのレベルであるが、当事者会なんかに行くと余裕で5人はいる(爆&実話)勿論アニメ好き、ゲーム好きも実に多い。何故そうなるのかと考えてみたのであるが、ワタクシなりの答えは「三次元で上手くやれないから、結果として二次元に流れ着く」という事である。フツーの人と雑談やカラオケで盛り上がれる&会社での人間関係が良好ならば、アニメ見たりするヒマなんか無いからである。


 だからと言って「自分はアスペだから二次元世界で生きていきます」が許されるのかといったら、ワタクシもアスペ当事者だが「ノー」と答えよう。上記にも記した通りであるが、ソレは自分で自分を貶める行為にしかならないからである。目指すべきはデファクト上での対等な立場であり、デジュール上のソレではないからである。ワタクシは前々から言ってるように、オタクに対する偏見は趣味そのものから生じるのではなく、オタク自身から生じてるのである。アスペという特性上、どーしても二次元に傾倒しがちなのはしゃーない。が、人格はある程度努力出来るはずである。そういうワタクシもまだまだ発展途上なので、偉そうなことは言えない今日この頃であった。