アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HOLLYWOOD FOREVER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「公は明を生ず、偏りは闇を生ず」

By 荀子


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*狭くて浅い竜の教義

 今年の注目作である「ドラゴンズドグマ」であるが、今現在は2周目の半分ぐらい、レベルは66である。当初は「和ゲー初のオープンワールドゲーム」として話題になったが、実際やってみたらどうか。現段階におけるワタクシのレポートである。不満点を述べるとしたら、第一に「マップが思った以上に狭い」という事であろう。オープンワールドゲームの売りの一つが「どこまでも果てしなく続く世界を一歩づつ踏みしめるように、トライアル&エラーを重ねながら徐々に切り開いてく」という所→洋ゲーオープンワールドがマップの広さを謳い文句にするのは、つまりそーゆー事なのである。第二は「思ったより底が浅い」という事である。この手のゲームで筆頭にあげられる「スカイリム」なんかが良い例であるが、何処まで行っても底が見えないぐらい深い&その底が見えないぐらい深い要素が複数あるのだから、ホントに限が無いのである。


 よーするにオープンワールドゲームをプレイするって事は、例えるなら一人で大規模なバイキングに挑むようなモンなのである。まず1人では絶対に食べきれない&味わい尽くせない質と量のソレが一気にドカンと来る。だから味わい方も人それぞれになるし、お腹が一杯になっても「まだアレを試してない、コレも試してない」って風に感じるから、結局何十時間どころか何百時間も延々とハマる事になる。ワタクシが最近「スカイリム」をやらないのは「やり尽くしたから」ではなくて「やり尽くす前に精根尽き果てた&新しいゲームが次々出てきたから」なのである(笑)ソレに比べると「ドラゴンズドグマ」は、例えるなら「テレビで話題になる全部乗せの超ボリューム定食」といったトコであろうか(爆)まぁ歴史の深さ&長さが違うからなんだろうが、やっぱまだ洋ゲーに一長どころか二〜三長の長があると思うのである。


 が、ワタクシの総合得点は”65点”、つまり及第点ってトコである。何らかんら言って和ゲー界に本格的なオープンワールドを持ち込んだ事は素直に評価したいし、従来の洋ゲーには無かった斬新的な要素を取り入れたのは良いと思うし、和ゲーらしい作り込みの細かさも評価したいトコである。もしも「ドラゴンズドグマ」に「スカイリム」と同じ・・・いや半分の広さ&深さがあったら、間違いなく神ゲー認定しても良かったのであるが、ソレは今後のお預けである。願わくば続編か、あるいは他社の和ゲーでもいいから、更に進化&深化したオープンワールド和ゲーをプレイしたいモンである。ムービーばっか一丁前で中身がスカスカの大作RPGの続編はもう飽きたって話である。


*深さに対する挑戦

 日産の中の人やってるロンマニアに聞いた話である。日産のテストドライバーが(比較的)若い人が多いのに対し、メルセデス・ベンツのテストドライバーは老年者が多いんだそうである。何故かといえば「乗り心地」とか「乗り味」だとか「走りやすさ」とか「走る楽しさ」ってのは数字じゃ表せない→つまり経験だとか微細な感覚だとかがモノを言う世界だからである。そのロンマニアの方は自社だけじゃなく他社のクルマもテストしてるのであるが、曰く「ドイツ車は何処も平均より上だけど、やっぱメルセデスが頭一つか二つぐらい抜きん出てる」だそうである。そう言わせしめているのも、こういう「数字には出せないクルマの良さ」ってのをメルセデスは非常に大事にしているからだそうである。


 確かに深さは大事であるが、かと言ってワタクシはスペックを軽視したりはしない。何故ならば、欧州以外のメーカーはソレで勝負するしかないからである。歴史の深さでは何をどーやったって欧州勢には敵わないんだから、欧州以外のメーカーは「まずはスペックと値段で勝負。深さはその後に何とかする」って方法を取るしかないのである。R35が発売当初は777諭吉という低価格を武器にした&ポルシェ911ターボを上回るラップタイムを前面に押し出したのは、つまりそーゆー理由だからだと思うのである。で、ニッポンにもスーパーカーが登場するような土壌になったのに対抗心を燃やしたのかどうかは知らないが、韓国からも【デ・マクロス・エピックGT1】というスーパーカーを作ったらしいのであるが・・・




・・・コレに12000諭吉出して最高時速370kmで走るぐらいなら、1.2諭吉のスニーカー買って自分の足で最高時速37kmで走りたい。そう思うのはワタクシだけじゃないはずである(笑)何処かで見た事のあるセンスの無いデザイン、使い難そうなサイドミラー、バリバリ五月蠅いだけのエキゾースト音、デザインがダメな上に空気の抜けが悪そうなホイール。正に素人が描いた「ぼくがかんがえるさいきょうのスーパーカー」を具現化したソレである(爆)


*前・深さに対する挑戦

 上記の記事読んで【オウリムモータース・スピーラ】を思い出したのならば、貴方は既に一人前のロンマニアである(笑)スピーラも一応「韓国初の(量産)スーパーカー」という謳い文句だったんで、何ちゅーか気になった次第である:


スピーラが発売されてからもう2年は経ってるはずなのであるが、その後スピーラの話を殆ど(てゆーか全く^_^;)聞かないのは、つまりそーゆー事であろう。どちらかと言うとワタクシ的には、トップギアの韓国版なるモンが放送されていた事の方が驚きなのであるが(笑)てゆーか、よくよく考えてみたらニッポン車から【光岡オロチ】を除いてMRが全滅していた事を思い知らされたのである(^_^;)ホンダNSX、ホンダビート、トヨタMR2トヨタMR-SオートザムAZ-1。昔はこんだけあったのに、今は何時の間にかオロチ残して全滅だったりする(´・ω・`)クルマ好きだったら、何時かはMRのスポーツカーで思いっきりサーキットを走ってみたいモンである。具体的な速さも良いけど、やっぱ数字に表れない速さも欲しいと思う今日この頃であった。