アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

KILL ON COMMAND

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「どんな長所をもった人物も、世間の支持がなければ、石ころだらけの道を歩まねばならない」

By バルタザール・グラシアン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*規制すべきモン、規制し易いモン

 ワタクシがオタクなのはビル・ゲイツが金持ちな事以上に説明不要である(笑)ワタクシがそういうのを好きな事には間違いないのであるが、でもワタクシはオタクの世界やオタクのコミュニティーからは距離を置く事にしている。何故かと言えば、今のオタクの世界は余りにも内向的過ぎるからである。コンテンツを提供する側も消費する側も自分達の世界の事しか考えず、自分達が外の世界からどう見られてるかを全く気にせず、結果として価値観や行動原理が一般世間のソレと乖離して歪なモンになっている。ワタクシはそういう状況がおかしいと思うからこそ、その世界からは距離を置いているのである。表現の自由ってのは、世間の理解を得られなきゃ価値を生み出さないからである。


 この前の【改正児ポ法施行】に続き、今度は【国連によるエロゲー&エロマンガ発売禁止勧告】ときたモンである。何故ニッポンの二次元が規制対象になり、反対派が口を酸っぱくして言う「現実の女性差別を解決するのが先なのでは?」「じゃあハリウッド映画は何なんだよ!」という声が無視されるかって、その答えが分かったのである。ソレは規制ってのは、規制すべきモンからするのではなく、規制し易いモンからするからである。分かり易く言うと・・・

中東とかアフリカの女性差別に対し禁止勧告を出す

中東諸国やアフリカ諸国の人々は「西欧文化の押し付けだッ!」と反発する

ヘタしたらイスラム原理主義あたりまでに火をつける

最悪テロ発生

( ゚Д゚)マズー

ハリウッド作品の暴力や性描写にイチャモン付ける

当然、ハリウッド関連産業や業界関係者が黙っちゃいない

ハリウッド作品のファンも反発するから、大騒ぎになる事必至

最悪、国連の支持が大幅に低下する

( ゚Д゚)マズー

じゃあエロゲーエロマンガを規制する

オタクは反発するけど、武力も経済力も無いから怖くない

世間も「アイツ等キモいから居なくても無問題」と支持しない

「世界を良くした」っていう国連の点数稼ぎになる

(゚д゚)ウマー

・・・という事である。ワタクシが「内向的過ぎてガラパゴってる今のオタク界は間違ってる」と主張するのは、つまりこういう事である。ワタクシ等オタクは絶対的にも相対的にも数が少なく、社会の窓際に居るようなヤツばっかだからカネも権力も持っていない。だからこそ世間の理解を得て、味方につける必要があるのである。


*NOxソサイアティ

 こう書くと「ソレは差別であり偏見だ」と言われるだろうけど、ソレに対しワタクシは「そうだけど、何か?」と答える次第である。古今東西、人間というナマモノの歴史は差別と偏見で動いてきたし、コレからもきっとそうであろう。こう書くと更に「ならば正すべきではないのか」と反論されるだろうけど、ソレに対しワタクシは「どうやって?」と更に答える次第である。何故なら古今東西、人間というナマモノは正義ではなく、利益と保身で動いてきたし、コレからもきっとそうだろうからである。とまぁ、夢も希望も無い事を言うのはアレなので(笑)話題を変えるとしよう:

今回の特集はNOx、分かり易く言っちゃえば排気ガスについてである。ワタクシは常々「人類の歴史は便利さ追求の歴史であり、便利さの為なら人類はありとあらゆる労力を惜しまない」と言ってきたが、この排気ガス問題解決のソレが正にソレである。馬は排気ガスを排出しないのにも関わらず、人類は排気ガスで色々苦労してまでもクルマの速さと便利さを選ぶ。人間が正義と慈愛を求めるナマモノでない事が、また一つ証明されたのである(笑)



ネットで聴いたこの2曲が完全に気に入ってしまい、コレ収録したアルバムが出るのを首長くして待っていたのだが、ソレがようやく出てきたのである。ホントに好きなアーティストや気に入った作品があれば、多少手間がかかってもCDを買う。コレがCDに関するワタクシのジャスティスである(笑)何つーか、最近はインダストリアルやらプログレやらの要素が詰まった変わり種のHR/HMがワタクシ的マイブームとなっていて、コレもその一つである。


サバゲーこそが答え

 話を戻すとしよう。オタク的趣味が世間の理解を得るっていうけど、じゃあ具体的にどうすれば良いのか?ワタクシはその答えを「サバゲーの様にやれば良い」と答える次第である。もう前々からワタクシが言ってきてて耳タコだと思われるが、サバゲーってのは数少ないオタク趣味の成功例だと思うのである。じゃあ何故上手くやってこれたかって、外部に配慮し敬意を示したからである。フィールド(特にトイレ)は清潔に保つ、マナーとルールは確実に守る、BDUを着て外へ出ない、銃は常にケースに入れて持ち運ぶ等々。1つ1つは些細かも知れないが、塵も積もればナントカである。そうやって信頼と支持を少しづつ積み重ねていけば、いざという時に大いに助かるのである。


 詳細は避けるが、昨年だったかとある凶悪犯がいて、ソイツ実はサバゲーマーだったのである。でもソレが大事にならなかったのは、その時点で既にサバゲーブームだった事に加え、有名人やマスコミ関係者の間にもサバゲー愛好家が増えてたのである。だから大事になっても「サバゲーは悪くない」って理解があったからこそ、ソコからサバゲー規制へと話が飛ばなかったのである。だからエロゲーエロマンガも世間の理解を・・・得られるようになる方法が浮かんでこないんだよな、コレが(笑)やっぱ3次元のエロ関係がそうだけど、エロゲーエロマンガも日の当たらんトコでヒッソリと売られるべきなのであり。何だかんだ言ってソレが世間の理解を得るための一番の近道だと再確認する今日この頃であった。