アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

JUST LIKE YOU

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「チームコンダクターっていうのはね、いつも顔色をよくしとかんといかんのですよ。コンダクターが暗い顔でいたんじゃ仕様がない。体調をよくして、いつも元気いっぱいなところを見せないと選手はついてこないし、チームも元気がなくなるもんです」
By 長嶋茂雄

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ポスト黄金時代
 今のサバゲー界隈を一言で表すと、上記のサブタイがソレである。10年代半ばぐらいがピークで、ソコから徐々に陰りが見え始めてて、コロ19禍で止めを刺されたって感じである。ただブームは終了したとはいえど、黄金時代の名残はシッカリ残ってるのである。潰れたショップは多いもののブーム前よりも明らかにショップ数も増え品揃えも圧倒的に充実してるし、潰れたトコも多いとはいえブーム前よりも明らかに有料フィールドは増えているのである。そんでもって辞めた人が多いとはいえ、サバゲーマーの数もブーム前よりは明らかに増えているのである。

 ブーム前の殆ど何も無かった時代から細々とやってた古参サバゲーマーのワタクシとしては、こんだけ残ってれば十分過ぎるほどありがたいのである。何せワタクシがサバゲー始めた頃のサバゲー環境といえば、ソレはソレは酷いモンだったのである:

  • 有料フィールドが殆ど無かったから、月1~2回しかサバゲーに行けない
  • 個人所有フィールドがメインだからコネを作らないとチームに入れない&定例会に参加できない
  • テーブルも自販機も昼食も無かったから、自前でブルーシートと椅子と食料と水分を持参するしかない
  • トイレも無かったから小は兎も角、大は最寄りのコンビニなどを探すしかない
  • 夏日には限られた水分と、冬日にはキンキンに冷えたコンビニ弁当と格闘する事になる
  • 電源も売店もレンタルガンも無いから、予備BB弾と予備バッテリーと予備鉄砲は必須
  • 自ずと荷物が多くなるため、実質クルマが必須アイテムになる

もしこの時代に戻れと言われたら、ワタクシは躊躇わずサバゲーを引退する次第である(笑)ブームが終わった今、残ったサバゲーマー達がすべき事は何かって「出来るだけ離脱者を減らす事」と「細々とでも新規サバゲーマーを増やす」事である。地味かも知れないが、こういう事をコツコツと積み重ねないと次は来ないのである。

*自己犠牲のススメ
 そういう環境は一介のサバゲーマーでしかないワタクシなんかよりも、フィールドやショップの運営者の方が感じてる事であろう。つい最近、とあるショップの中の人が「サバゲーを盛り上げるためにはサバゲーチームを増やすしかない」という持論を展開させてたのである。簡単に言うと:

サバゲーチームを増やす

フィールド貸切を中心にチームvsチームのゲームを展開していく

互いへの対抗心から自ずと作戦とチームワークとCQBテクニックが成されるようになる

皆で高め合っていけば超絶面白い事になる

(゚д゚)ウマー

という事らしいのである。ただワタクシは、この考え方には懐疑的だったりするのである。確かにこの方法論は素晴らしいが、ソレは「メンバー各々がスポーツ選手みたくチームワークを理解していて、集団的行動ができる場合に限る」のであり、一般的なサバゲーマーにゃンなモン殆ど無いからである。

 ワタクシもサバゲー歴長いから分かるのであるが、サバゲーやるヤツなんてのはスポーツやメジャー趣味に馴染めないようなオタク陰キャばかりで、彷徨って転がり落ちてサバゲーの世界に入ったようなヤツ等なのである。何せソースはワタクシだから、ソコんトコ自信はあるのである(笑)そんなヤツ等が自己犠牲や継続鍛錬を要するスポーツめいた事ができるのかって話である。できるんだったら、抑々サバゲーなんかやってないのである(爆)
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スポーツなんかがソレであるが、チームでガチで勝ちに行きたいのなら、絶え間ぬ鍛錬と自己犠牲の精神がこの上なく重要になってくるのである。チームの為に我欲を捨てて練習に明け暮れ、やりたくない事でも与えられた任務を的確にこなし、必要あらばテメェを捨て石にして仲間とチームを勝たせる。何もかもがオタク陰キャには備わってない要素である(笑)

 そう、サバゲーフィールドに集まってくるヤツなんてのは、基本的に「まとまれないヤツ、まとまる気の無いヤツ」なのである。テメェが一番可愛くて、テメェが活躍してチヤホヤされる事しか考えてなくて、でもその為の努力や苦労はしたくない、そんなヤツ等が軍隊的な組織行動なんか出来るのかって話である┐(´-`)┌出来るんだったら、一般的なチームスポーツでソレを楽しんでる筈だからである:
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だからこういうのって勝ち負けとか言ってガチらないで、緩く気軽にやってけばいいのである。ガチりたいヤツはUABかSpeedQB行くだろうからソッチに任せちゃって、フツーのサバゲーマはCQBテクニックを「やらないよりもやった方が面白いよ」ぐらいの軽い気持ちで各々やればいいのである。ソコからチームワークが芽生えれば、ソレはソレで良い事だと思うのである。

*体育会系のアメとムチ
 そう、こういうのって徐々に育てていくっきゃないのである。陰キャが1日2日の訓練で陽キャになる事なんて無いんだから、気長にやってく以外の方法は無いのである(笑)昔の話であるが、埼玉(だったと思う)に「サバゲーをスポーツとして捉え、チームとして勝ちを狙う方針です」みたいな謳い文句を掲げてたチームが存在したのであるが、案の定長くは続かなかったのである。あくまで噂で聞いた話であるが、チームで軍隊的なやり方を取り入れていて、上下関係だとか練習とかが厳しかったんだそうである。コレあんま知られてない事だけど、体育会系だとか軍隊だとかのシゴキってのは、コミュ力が高くないと成り立たないのである。

youtu.be

 やきうだと故星野仙一がソレだけど、選手を鉄拳制裁でフルボッコにする反面、裏でシッカリとフォローしてあげたり、上手くやってる人は徹底的に褒め上げたり何か買ってあげたり、兎に角アメとムチの使い方が絶妙なのである。だから厳しくても皆が付いていくし、部下は命令に従おうとするのである。そう、体育会系の世界ってのは、陽キャリア充だからこそ成り立つ世界なのである。オタクや陰キャにはまた別の世界があり、適した世界で気楽にやってくのが一番確実なのである。サバゲーは定例会が一番だと改めて思う今日この頃であった。