ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「試してみることに失敗はない」
By デイル・ドーテン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*SUVの魅力
ミニバンとコンパクトカーの時代が終わり、軽自動車の時代はまだ当分続きそうだけど、恐らくニッポンにもSUVの時代は間も無くやってくる筈である。潰れかけたポルシェがカイエンで大逆転ホームランをかまして以来、今じゃ何処も彼処もSUVに力入れてる状態である、一般車メーカーは言うまでも無く、今じゃマセラティやランボルギーニやロールスロイスまでもがSUVを作る時代である。何故コレがブームになるか、ワタクシにもその理由が良く分かるのである:
こんな風に、クルマに求められる様々な要素が全て詰まってるのだから、売れない方がおかしいのである。国産だとトヨタと日産がソレやってるけど、SUVをサイズと価格で小・中・大と3通り揃えれば、もう鬼に金棒状態である。
ワタクシももし余裕があるのならば、やっぱ1台ぐらいSUVは欲しいのである。サバゲー行く時も鉄砲や装備を積載スペース気にする事無く乗せられるだろうし、時々ある大きい買い物の時も便利だろうし、仕事で使う時にも相手に失礼が無いし、冠婚葬祭にだって乗り付けられる。道具として便利な上に、走りだって悪くない。ワタクシがもし色んな理由が重なってモタスポやスポーツカーを降りる事があるのならば、その時は代わりにSUV乗るつもりである。ミニクーパーやゴルフGTIみたいなホットハッチでも良いのだけど、ワタクシは身体がデカい→似合わないと言われる事が想像に難くないからである(笑)その点SUVならワタクシの体格にも合うし、何よりSUVって一人で乗っても違和感が無いからである。
*はじめてのでぃーぜる
話は変わって、ワタクシのNDにはマツダコネクト(通称マツコネ)が搭載してあって、コレが一風変わったナビなのである。地図の書き換えはSDカード経由で行って、本体のアップデートはディーラーで行うのである。この前【地図の新バージョン】が出たんでSDカード抜いて自宅PCで更新した際、ふと【マツコネ本体のバージョンアップもあった】ので、そっちの書き換えをしにディーラーへ行ったのである。別に書き換えんでも使う上では全く問題無いのであるが、やっぱ新しいモンは何時だって良いモンなのである(笑)書き換えに行って30分〜40分待つ間、ふと面白そうな乗り物がワタクシの目の前にあったのである:
そう、最近出たばかりの【新型CX-5】である。以前から「このクルマのディーゼルエンジンは凄い」って話を良く聞いていた&そー言われてみれば今まで乗った事が無かったんで、そのヒマを弄んでる時間で簡単に試乗させてもらおうと思ったのである。何せ最近はブログのネタも切れ気味なんで、実に丁度良かったのである(笑)
まず一番最初に感心したのが、ドラポジの良さである。何時もR35やNDでやってるようなドラポジが、実に簡単に取れてしまうのである。言っちゃ何だが、コレがダメな日産車って結構あるのである(笑)ドラポジがダメなクルマは、他がどんなに良くてもダメ。コレがクルマに関するワタクシのジャスティスである。だからドラポジが素晴らしい時点で、もう「可」以上の評価は決まったようなモンである。でもって次に感心したのが、エンジン音の思った以上の静かさである。ディーゼルだからもっとガラガラ鳴るモンだと思ってたのだが、意外とそうじゃないのである。上まで回せば「あぁ、やっぱディーゼルだなぁ( ̄▽ ̄)」って感じるのだか、このレベルなら日常的に乗ってても何の問題も無いと感じたのである。
実際走り出してみて一番感心したのが、やっぱディーゼルの低速からモリモリ来る太いトルクである。流石にR35ほどのソレは無いが、低速からガッツリくる加速力は素晴らしいモンがあるのである。ちゅーのも、この手の実用車はスピードなんて120km+α出れば十分なのであり、肝心なのはその120km+αに辿り着くまでの加速力であり、ディーゼルの最大の売りは正にこの加速力だからである。あともう一つ感心したのが、フロントガラスに投影される【アクティブ・ドライビング・ディスプレイ】と呼ばれるHUDである:
写真だとちょっと分かり難いだろうけど、視覚的にはフロントガラスのちょい先辺りにホログラムで速度メーターが表示されるのであり、コレが実に絶妙な場所に移るのである。メーターフードの上にHUDがあると、距離が近過ぎて結構目障りなのである。だから視覚的にフロントガラスの先、真正面からちょっとした辺りに投影されるのである。でもってコレ、マツコネと連動してるから、速度制限とか追い越し禁止だとか一時停止とかの交通情報も投影されるのである。もしもコレがオプションとしてNDにも装着できるようになったら、ワタクシは真っ先に予約入れたい程である。
*ちょっと苦言
ただ、手放しで全て絶賛できるのかと問われたら、答えは「ノー」である。まず1つ目はシートである。折角良いドラポジに設定できるのに、シートの弾力が強い&ホールド感が足らないため、ちょっと振り回すとズレたり跳ねたりするのである。2つ目はブレーキである。踏み始めの制動力が足らなくて、奥まで踏むと強く効く、所謂カックンブレーキに近い感じなのである。そして3つ目は、噂の【G-ベクタリング コントロール】である。レスポンスがちょっと遅い&少しカクカクしてて、コーナリング中にアクセル踏むとソレが分かっちゃうから、ちょっと違和感がするのである。折角シャシーとエンジンは良いモンがあるだけに、こういう細かいトコでの煮詰めが足らないのが残念なのである(^_^;)
ただまぁトータルで見れば良く出来たクルマだし、値段相当の価値は十分にあると思うのである。だから【目標の7倍の売り上げでスタートした】ってニュース聞いても特段驚く事は無かったのである。ただワタクシの希望としては「値段相当の価値は十分にある」だけでなく、その先へと向かって欲しいのである。多分マツダはクルマの雰囲気的にもアウディみたいなプレミア志向に向かってるんだと思うし、ソレはソレで他メーカーとの差別化を図る意味では正解だと思うのである。だからこそ「値段相当の価値は十分」から先のモンが重要になってくるのである。水野和敏氏曰く「ブランド力とは、如何に多くのお客さんに”俺はコレじゃないとダメだ”と言わしめるか」との事であるが、ホントそう思う今日この頃であった。