アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FALLING HOME

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人々は、自分の思考を隠し通せるものだと思い込んでいる。しかし、それはまず習慣として速やかに具現化し、続いて環境として具現化する」

By ジェームズ・アレン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*形にならないコンセプト

 ホンダというメーカーが作るクルマの最大の魅力は何か?ワタクシの答えは「素晴らしいコンセプトを秘めている事」である。昔で言うと低公害エンジンのエポックメイキングとなったCVCCシビックとか、世界最初のオールアルミモノコックシャシーを採用した初代NSXだとか、フェラーリすら成し得なかった9000rpmの超高回転エンジンを搭載したS2000とか。今だとエコとスポーツの両立を狙ったCR-Zとか、ハイブリッドスーパーカーの新たな世界に挑戦した新NSXとかがソレであろう。斬新なアイディアを矢継ぎ早に投入してきてクルマ好きをワクワクさせるのと同時に、オーナーに「俺は未来のクルマに乗ってるんだッ!」っていうステータス感を与えているのである。今も根強いホンダファンがいるのも、やはりこの時代からの強烈なインパクトが未だに忘れられない人達であろう。


 でもってホンダというメーカーが今抱えている最大のダメさは何処にあるかって、ワタクシの答えは「その素晴らしいコンセプトが、いざ実車となると残念な乗り味になってしまう事」である( ̄〜 ̄)CR-Zはエコもスポーツも中途半端になっちゃったし、S660はエンジンやらドラポジやら電子制御やらが色々残念だし、満を持して登場した新型NSXに至ってはコレである:


ワタクシは前々から言ってるのであるが、もしもこの新NSXがR35を凌駕する速さと911GT3を凌駕する完成度を併せ持っていたのなら、2370諭吉という価格もバーゲンセールに違いないのである。が、今の状況の新NSXに対しては、その半額だったとしても欲しくならないのである。無論コンセプトは無いよりもあった方が良いに決まってるのだが、ソレは完成した実車の走りが良ければこそである。今のホンダには、コンセプトを完成する力が足りなさ過ぎるのである。


土屋圭市らぶchu☆chu!!

 オーナー目線になってしまうのがアレであるが、R35の何が素晴らしかったかって、コンセプトと走りが両立してたからである。フロントミッドシップトランスアクスル&4WDという前代未聞の組み合わせが、ちゃんと走りの良さに直結してるのである。でもって最初は低かった完成度も、マイナーチェンジを繰り返す事によって改善されていっている。だから当初は色々言われてたけど、結果的にクルマ好きに受け入れられたワケである。でもホンダはソレをせず、作りっぱなしで放っておいて、一代限りですぐ生産終了┐( ̄ヘ ̄)┌・・・って愚痴り出すと限が無いので、話題を変えるとしようジャマイカ(笑)

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ドリキン云々は一先ず置いといて(笑)やっぱプロドライバーの走行動画は参考になるモンである。特に今回はNDでFSW本コースを走ってる動画があったので、参考させてもらった次第である。プロのソレと比べると、ワタクシのソレのムダの多い事多い事(´・ω・`)あとR35のソレはハナッから分かっていたけど、NDも思いの外パーツが少ないので、ソコんトコ楽しみが少ないのである(爆)まぁ弄りたがるヤツは速いクルマか安いクルマに行っちゃうから、どっちでもないNDはメーカも然程マジにはならないのであろう。


本編が気に入ったので、その番外編であるコレもやってみようと思ったワケである。今回は特に積んでるゲームは他に無いので、本編の時みたいに買って1年半積むような事はない筈である(笑)まぁ本編自体がオタク向けのコンテンツであって、番外編は更にオタッキーな方向に振っていった作品だから、フツーのゲーマーにはオススメできない事だけは間違いないのである(爆)


*飽きるって何ですか?

 今のホンダ見て、ワタクシは新たな教訓を得たのである。ソレは「熟成された古いコンセプト>>ただ新しいだけのコンセプト」だという事である。コレまたオーナー目線になってしまいアレなのであるが、NDには新しいコンセプトなんか何も無いのである。無いどころか、逆に古いコンセプトに回帰してるのである。まぁ初代とは違って技術が進化したおかげで剛性を上げつつ軽量化できたり、LEDヘッドライトやフルオートエアコンやスマートカーナビが標準装備になってたりするけど、基本コンセプトは昔のまんまである。昔のまんまなんだけど、S660やCR-Zよりも確実にこっちの方が楽しいのである。何故かと言えば、同じコンセプトで25年以上もやり続けた事で、大小含め様々な部分が熟成され尽してるからである。


 よーするに、ポルシェ911コルベットと同じ事である。斬新なモンに対するワクワク感は無いorあったとしても少ないけど、その代わり不満が出難いのである。何つーか、ワタクシは気付いてしまったのである。何に気付いたかって、ソレはズバリ「飽きとは蓄積された細かい不満」という事にである。この瞬間、ワタクシはまた一つ賢くなってしまったのである(笑)そう、ロドスタ911コルベットが何故長年愛され続けるかって、飽きないからである。熟成に熟成を重ねて不満という不満を徹底的に取り除いてきたからこそ、不満が何時まで経っても蓄積されない→不満が無いなら乗り続けようor乗り継ごうって思っちゃうのであり、ホンダが一代限りで生産中止にしちゃう愚かさの理由もコレなのである。変わらない事は大事だけど、だがWRX-STI、テメーはダメだ(爆)改めてそう思う今日この頃であった。


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