ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「時代は移り変わります。PCを駆使する新人と、鉛筆なめなめ原稿書いてきた古参の記者ではスピード感がまるで違います。そこは新しいことを取り入れて変化しなくてはなりません」
By 米長邦雄
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*排ガス規制20周年
実を言うと90年代国産スポーツカーははもうダメなのである。突然こんなこと言ってスマンのだが。でもホントなのである。来年8月にあの時代の最も新しいクルマでも20年前のクルマになるのである。ソレが終わりの合図なのである。程なく部品と中古個体が激減するから気を付けるべきである。ソレがやんだら、少しだけ間をおいて90年代国産スポーツカー黄金時代の終わりが来るのである(笑)10年前まではストリートでもサーキットでも頻繁に見られたあの時代のクルマも、今やどっちでもロクに見なくなってしまってるのである( ̄~ ̄)
車体価格がムダに高い、買ってもレストアやら何やらでカネがかかる、直したくても部品が廃盤なんてのもザラ、オマケにクルマ窃盗の恰好のターゲットにもなる。もう投資目的で動体保存するか、カネ持て余したカーマニアがコレクション目的で買う為のクルマであり、そんじょそこらの走り屋ワナビーが憧憬とウケ狙いで気軽に買うモンじゃなくなってるのである。そんな要らん苦労をしてまで買うぐらいだったら、素直に新車か外車を買うべきだとワタクシは思うのである。割高だけど上記苦労が殆ど無い事を考えれば、長い目で見ればペイするからである。
*とあるヒットマンの991目録
現行車種の先代の中古、出来れば2WD。コレがワタクシ的な若い人へオススメするクルマである。ロドスタならNC型、86/BRZならZN6/ZC6型、スイスポならZC32S型といったトコである。安いし、部品も出るから修理もカスタムも楽だし、保険もシッカリ効く。中古車は程好く古いのがお買い得なのであり、10年以上古いクルマは初心者には厳しいモンがあるのである。さて話は変わって、と:
*そうだ 外車、乗ろう
スープラ然り、インテグラ然り、そういうのが復活する度に「あの黄金時代よ再びッ!」って夢見るクルマ好きは少なくないが、ワタクシは「あの時代はもうやって来ない」と考える次第である。ちゅーのもあの時代ってのは高度成長期~バブル期という社会にカネが溢れ返ってた時代であり、そういう時代だからこそあの値段でアレだけのクルマを作れたのであり、車体があってもカネが回ってなければダメなのである:
youtu.be
こういう時代背景があったからこそ、18の免許取りたてのガキでも頭金ナシのフルローンでBNR32が買えたし、チューニング代金のローンもバリバリ通ってたのである。そういう時代背景があったからこそ成り立ってた国産スポーツカー黄金時代であり、故に復活はあり得ないとワタクシは考えるのである。
じゃあどうするんだと問われたら、ワタクシは「外車を買おう」と答える次第である。外車と言っても911とかM3/M4とかではなく、ましてやフェラーリとかランボルギーニとかでもなく、ロータスとかケータハムだとか、ルーテシアとか208とかのホットハッチ等とか、ちょっと高いけど素ケイマン/素ボクスターとかである。コレ等なら多少割高にはなるが、選択肢はグッと増えるのである:
youtu.be
外車というと「高い」だの「壊れる」だの言われるけど、ソレは昔の話である。小まめにメンテしてれば&ツボを押さえてればデカい故障は先ず起こらないし、車種を選べばリセールも良いから最終的には安上がりになるのである。ぶっちゃけた話、アホほど高くなったBNR32の中古買うよっかは断然安上がりで速いと思うのである。国産が疑いもなく素晴らしかったのは2002年までであり、今はソコまで変わらない。ソレだけはハッキリ言える今日この頃であった。