ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「分かりやすくやれば、それなりの利益がある。特に、きみがややこしい人間だという定評がある場合には」
Ｂｙ アイザック・アシモフ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊右ハンドルの選び方
ワタクシは外車に乗る時は積極的に右ハンドルを選ぶ方であるが、何も「絶対に右ハンドルでなければいけない」という事は無いのである。ちゅーのもメーカーや車種によっては、右ハンドル化した時の悪い影響が未だ強く残るモンも少ないながらあるからである。右ハンドル化した外車にある不具合というのは幾つかあるが、重要なのは主にこの３つである：
- ペダル位置のオフセット（ズレ）
- ハンドル位置のシート中心からのオフセット
- ブレーキマスターバッグの位置
この３つは運転に直結するから、ココの違和感は長時間運転する時のストレスや疲労に繋がるからである。（１）はワタクシのGT3にもあるソレで、エンジンが後方にあるクルマは特に強いのである。（２）は大きいクルマでは然程ではないが、小さいクルマだと出易いのである。（３）はコレが左のままだとブレーキペダルとマスターバッグを長い管で繋ぐ事になり、結果ブレーキレスポンスが鈍くなるのである。
だから外車を欲しいと思うのであれば、試乗できなくとも試座だけはさせてもらうが吉なのである。あとエンジンルーム（MRやRRの場合はフロントボンネット）を見せてもらえればモアベターである。因みにワタクシのGT3の場合：
（１）であるが、ワタクシは足が太くて短足な上にガニ股なんで、オフセットが全然苦にならないどころか、逆にシックリ来るのである（笑）ガニ股が侭に足を伸ばして踵を床に下ろして、踵を軸に操作すれば何ら違和感なく操作できてしまうのである。寧ろ逆に、R35の方が合わなくて疲れてた希ガスのである（爆）多分このオフセットがダメって人は、内股なんじゃないかと思うのである。内股だったら、逆に膝がぶつかって窮屈になるからである。
（２）のハンドルのオフセットであるが、この通りステアリングスポークの下端がワタクシの足の間にバッチリ来てる→丁度シートの真ん中なのである。（１）と（２）は試座すれば分かるので、買う前に同じモデルの展示車で試すとベターである。
（３）についても、この通りちゃんと右に移設してあるのである。ワタクシが外車初心者にドイツ車を薦める理由は、ドイツ車なら殆どの車種でこの３つが問題無く解決されてるからである。イタリア車とかフランス車とかは、新車でもこの３つ中１つか２つ抜けてる場合が間々るのである('A`)
＊価格は価値に非ず
ネタが無いんでネットサーフィンしてたら、ちょっと面白い話があったのである。今９０年代の国産スポーツカーが世界中で大人気で、限定でも何でもないモデルにアホみたいな高価格が付いてる事はもう何度か当ブログにてネタにしてきたが、ソレ絡みである。1995年モデルのA80スープラRZと、2016年モデルの991型GT3RS、なんと値段が共に19万ワシントン（約2700諭吉）らしいのである(￣Д￣;)因みにニッポンに於ける新車価格であるが、A80が407諭吉、GT3RSが2530諭吉となっており、A80の値上がりっぷりのヤバさが分かるってモンである(^_^;)
で、話題になってるのは「値段が同じならどっち選ぶ？」って事である。ワタクシがどっちを選ぶかは最早言うまでも無いと思うが、言いたい事が一つだけあるのである。ソレは「コレでA80選ぶヤツとは楽しいクルマ談義はできっこない」って事である（笑）GT3RSのカタログスペックに表せない素晴らしさを理解できない、A80は抑々407諭吉分の価値しかないバブルで高騰してるだけってのもあるのであるが、ココで敢えてA80選ぶヤツってのはコンプレックスだのルサンチマンだの、そういう面倒臭いモンを色々抱えてそうで相手すんのが面倒臭いのである(￣～￣)
A80が現役だった９０年代からずっとあった事なんだけど、国産スポーツカー、特にチューニングカーってのは、下克上の象徴でもあったのである。外車と比べるとビックリするほど安いけど素性は素晴らしく、ソレをチューニングで解き放ってあげればフェラーリやランボルギーニやポルシェを簡単にブチ抜けるようになる。そういう「ヒツジの皮を被ったオオカミ」的なモンが当時のヤンキーやDQNに突き刺さり、今はオタクや陰キャの心に突き刺さってるのである。まぁ分かり易く言うと、なろう作品を好むようなヤツがA80を選んでるって事である（笑）
＊不良が始め、利口が流行らせ、オタクが終わらせる
そう、今時A80みたいな国産スポーツ黄金時代のクルマを過度に持ち上げるヤツは、あの時代で時が止まってる孤立したオッサンか、色々拗らせたオタク陰キャか、或いはその双方である。特に１０代２０代の若い子がA80みたいなのを過度に持ち上げる場合、ワタクシは寧ろ「この子ひょっとして、オタク界隈の中でも孤立してるんじゃないだろうか(-_-;)」って心配になってしまうのである（笑）主流でないモンを持ち上げて「この素晴らしさが分かる俺は、他の有象無象よりも偉いんだッ！」ってのは誰もが一度は通る道だが、ソコを只管往復するヤツってのが結構居るのである。
でもってサブタイのソレはワタクシの造語であるが、サブカルの一生を端的に示したモンである（笑）何時の時代も新しいモンは始まりは常に邪道であり、一般人に始める事は殆ど不可能なのである。だからこそ、ヤンキーやDQNといった恐れ知らずのアウトサイダーから始まるのである：
恐れ知らずのヤンキーやDQNが世間体を無視してやりまくる
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徐々に形付いてきて様になって、世間の注目を集めるようになる
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「反抗のシンボル」として担ぎ上げられ、賢いヤツがカネの匂いを嗅ぎ付ける
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賢いヤツがソレをプロモーション化しビジネス化し、スターが生まれ社会的に認知される
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DQNやヤンキーだけでなく、フツーの人等もソコに集うようになる
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力強さや反骨心にあやかる為、オタクや陰キャも参入するようになる
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DQNやヤンキーが刺激の無くなったソコを離れる
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熱が冷めたらフツーの人等は別の流行りに移行する
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他に居場所が無いオタクや陰キャだけが残る
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オタクや陰キャが同志を引き寄せ、界隈のオタク化や陰キャ化が更に進行し、以後悪循環
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／(^o^)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ
とまぁ、こんな感じである。でもって今の国産スポーツカー界隈って、上記の「他に居場所が無いオタクや陰キャだけが残る」に差し掛かってるのである。カネや地位のある人は外車やR35のような高級国産に移行して、ソレの無いオタク陰キャは昔ながらの国産スポーツカーを選び、フツーの人はSUVかミニバンって感じである。モノをどんなに良くしても、オーナーが進化しなければギャップが酷くなるだけ。世知辛いがその通りだと思う今日この頃であった。
