ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「外国を知るには、その国に住んで暮らしている人と知合いになるのが一番で、誰かと親しく付合うことによってしかその国を内側から知ることはできない」
By 中野孝次
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*世界はニッポンに非ず
フィリピンは熱帯地方のニッポンじゃないし、ロンドンは霧の濃い東京じゃないし、ボルシチは赤く酸っぱい味噌汁じゃない。至極当たり前の事だけど、ニッポン人としてニッポンで生まれると意外と気付かないモンである。欧米は階級社会で、階級毎に行く学校や買いモン行くトコや乗るクルマや読むモンや嗜むスポーツが違ってて、先進国NIES以外のアジアは警察や役人が腐敗してて賄賂やコネが欠かせなくて、中東とかは集団主義の部族社会で他部族や他民族は基本的に余所者で敵等々。ニッポンの常識って、思ってる以上に世界の非常識なのである。
こういうのは良いか悪いかではなく、その国々の文化であり、その国で育った人はソレを常識として生まれた時から今までずっと生きてきたのである。よーするに「郷に入っては郷に従え」って言うのは簡単だけど、実行するのはそう簡単ではないのである。じゃあどうすれば良いかって、大まかにでも良いから外国の事を知っておく事である。ワクチンと一緒で、外国の事を知ったからって外国人とのトラブルが無くなるとは限らないけど、最悪の事態を避けられる可能性は高くなるからである。特に今はグローバル時代真っ只中だから、尚更知っておく必要があるのである。
*凛としてサバゲー
そう思ったのも【サバゲーフィールド大将軍で一悶着】があったからである。まぁワタクシはその場に居なかった&伝聞という形でも詳しい話は聞いていない&大将軍も行った事無いんで、この事について詳しい事は言えないので、ソコんトコ悪しからずである。まぁ一つ言える事は、大将軍のスタッフさんの対応が見事だったって事である。BLMが正にソレだけど、この手の「差別ガー」攻撃は差別が日常的にあるようなトコでは常套手段の一つで、差別の殆ど無いニッポン人は真に受けてしまったりするのである。ソコんトコ凛として「差別じゃないッ!ルール違反だッ!」と言い切ったのは素晴らしいとしか言い様が無いのである。
あともう一つワタクシ的に高評価だったのは、世間が大将軍側に同情的だったことがである。コレが十数年前だったら、この事件が起こったとしても「DQNな外国人と根暗なミリオタ共、底辺同士のトラブルでしょ。ンなモン(´・ω・`)知らんがな」ってスルーされたり、ヘタしたら外国人側の「人種差別ガー」の声の方が拾われててサバゲー側がピンチに陥った可能性があったのである。何せワタクシはそんな時代からサバゲーやってたので、この点については自信を以て言えるのである(笑)そうならなかったって事は、ソレだけサバゲーの社会的地位が向上したって事である。
サバゲー界最大の秘密と言われてたボスゲリラの素顔と本名をこんな形で知る事になっただなんて、ワタクシもビックリである(笑)こうやってン十年かけてサバゲーの知名度を徐々に上げていったからこそ史上最大級のサバゲーブームが巻き起こったのだし、そのブームでサバゲーの社会的地位が高まったからこそ世間がシッカリと大将軍側についてくれたのだとワタクシは考えるのである。皆から嫌われてるヤツを進んで助けようとするヤツなんてのは、カネが欲しい弁護士か、仲間が欲しいサヨクか、どっちも欲しいサヨク弁護士ぐらいなモンである(爆)
*殺るか殺られるか
巷ではよく「世界の常識、ニッポンの非常識」って言葉があるが、ワタクシが思うソレは、上記サブタイの「世の中は殺るか殺られるか」である。ニッポンは社会インフラがシッカリしてて、警察や役人も賄賂を滅多に受け取らないぐらい倫理が高いからシックリ来ないが、諸外国じゃ「強いヤツが勝つ」なんてのは当たり前なのである。欧米ですら裁判とかは強い弁護士団組める強いヤツの方が有利なんだから、途上国は推して知るべしである。ナイーヴに「正しい人間が世間や世界の支持や同情を受けて勝つ」って考えてるヤツが、ワタクシの見る限りニッポンにゃ余りにも多いのである。
平和を貫く立派な国ならば、何かあった時に世界が黙っていない?確かに黙っていないだろうけど、黙っていないだけで具体的行動には出ないのである。クリミア半島然り、ウイグル然り、チベット然り、アフガン然りである。ちゅーのも世界の常識は「殺るか殺られるか」であり、建前では笑顔で握手を交わしてても、本音の見えないトコでは互いの隙を伺い合ってるモンなのである。だから一言二言話しても分からんヤツが居たならば、速攻でモードを切り替えて毅然と有効な手段でバシバシ行くべきなのである。世の中、何をどうやっても分かり合えないヤツが一定数居る、その事を頭の片隅に置くべきだと思う今日この頃であった。