アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WRAP ME UP IN PLASTIC

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「好きなことを仕事にするということは、自分が好きなことで日々妥協をするということ」

By 長山靖生


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*批判vs否定

 某知識人曰く【批判に対案は要らない】そうだけど、ワタクシはそう思わん次第である。ちゅーのも批判ってのは対案とセットだからこそ批判と呼ばれるのであり、対案の無い批判は批判じゃなくて、否定なのである。実に簡単な話である。提案ってのは何らかの問題に対する改善を促すために行うモンである。なぜ批判と対案がセットになってるかって、批判ってのは要するに「こうすればより良く改善するよ」って提示があるからこそ、提案者が「そうか、そういう盲点があって、その方法を使えば良いのか」っていう説得力を生むのである。そう、議論において一番重要なのは「如何に正しいか」じゃなくて「如何に問題が良く改善するか」であり、言い換えれば「より良く改善した方が正しい」のである。


 だから提案の欠点を見つけてソレを叩いたトコで、その叩きは何も生み出さないからダメなのである。この著者が言うように「コレはおかしいんじゃないか」とか「こういう見方もあるんじゃないか」と言ったトコで、提案者側は「でも何もしなきゃ問題はそのままだし、問題を改善するためには先ずやってみなきゃいけないでしょ」でお終いだからである。ワタクシに言わせれば、この手の対案を出さないヤツの相場は決まってるのである。ズバリ「批判され返されたくないヤツ」であり、ニッポンのサヨクは概してコレである。何故今時のサヨクが全く支持されなくなったかって、今の色々と落ち目なニッポンを改善する為の対案が出せないからである。今のニッポンをそのままにしてはダメだって事、もう殆どの有権者は分かってるのである。


*ぼくのかんがえたさいきょうのとくしゅぶたい

 話は変わって、最近漸くコレをやり始めたんだけど、コレが実に面白いのである:

ゴーストリコン ワイルドランズ 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

ゴーストリコン ワイルドランズ 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

ゲームとしてはよくあるTPSのオープンワールドなんだけど、このゲームで面白いと思ったのはゲームの中身の方じゃないのである。何が面白いかって、キャラメイクと鉄砲カスタマイズのリアリティーとバリエーションである。流石ミリタリーの本場だけあって、ソコんトコの作り込みがハンパじゃないのである。何ちゅーか、和ゲーじゃ絶対作れないゲームの一つである。


 何が凄いって、キャラメイクの時に性別や顔や身体だけでなく、服やらタクティカルギアやらも選ぶんだけど、その服やタクティカルギアが非常に豊富な上に実在するモンを使ってるからである。軍正規部隊、軍特殊部隊、情報機関オペレーター、PMC、警察系特殊部隊、州兵、民兵、マフィア等々。ありとあらゆるバリエーションで装備を選べたりするから、ゲーム前のキャラメイクで「コンバットシャツパンツ&ゴテゴテのギア&マルチカムの軍特殊部隊スタイルで行くか、カジュアル服に控えめなギアのPMCスタイルで行くか、Tシャツ&ジーパンの映画スタースタイルで行くか、うーん選べん(´ヘ`;)」って悩んだモンである(笑)

こんな風に、様々な仕様が作れちゃうのである。種類が多いだけじゃなくカラーや迷彩柄のバリエーションも多いから、ソレが余計に悩ませるのである(^_^;)でもってカスタマイズできるのはキャラクターだけじゃなくて、鉄砲もなのである。古今東西様々な種類の鉄砲を取り揃えてるだけじゃなく、光学機器やフォアグリップやマズルアタッチメントやストックの種類までビックリするぐらいの数が揃えてあるから、コレまたワタクシの頭を悩ませるのである(笑)

このキャラメイクと鉄砲カスタマイズの組み合わせが実に極悪なのである(笑)考え付く限りのありとあらゆるロールプレイが出来るから、飽きが中々来ないのである。ワタクシは元々この手のFPSやTPSが好きで、しかも鉄砲やタクティカルギアも好きだから、好きの相乗効果が生まれてるのである(爆)


 何がココまでワタクシのツボにハマったか、その答えがようやく分かったのである。コレは謂わばサバゲーなのである(笑)サバゲーは思い思いの服装をして、思い思いの鉄砲を選んでカスタマイズして、思い思いのプレイスタイルで楽しむモンであるが、そのサバゲーの醍醐味をゲームで巧みに再現してあるのである。でもってゲームに出てくるタクティカルギアや鉄砲やアクセサリーも全て実物がモデルであり、ゲームもリアル軍隊のソレを取材して上手に再現してるのだから、サバゲーやミリタリーが好きな人間なら”面白いッ!”以外の感想が出てくる筈も無いのである。もしもミリタリーやサバゲーが好きなロンマニアの方がいらっしゃったら、ワタクシはこのゲームを自信を以ってオススメする次第である。


洋ゲーの時代がやって来た?

 このゲームがニッポンじゃ17万本も売れたそうだけど、そりゃ売れる筈である。ニッポンが丁度サバゲーブームでミリタリーに興味を持ったり詳しい人が増えてた時期だから、そういう人のツボをモロに突いてるからである。何ちゅーかPS4が発売されて以来、洋ゲーは確実にニッポンでの売り上げを伸ばしてきてるのである。あのGTA5がニッポンでも100万本売れてるんだから、やっぱ良いモンを作れば確実に売れるのである。ワタクシはファミコン時代からショボい洋ゲーをやり続けてきたから分かるのであるが(笑)今の洋ゲーが売れてるのは偶然ではなく、必然なのである。寧ろワタクシに言わせば、今時のゲームで作りが雑で作り込みが甘いのは、寧ろ和ゲーの方なのである。


 ソコんトコはワタクシの話よりも【21世紀に“洋ゲー”でゲームAIが遂げた驚異の進化史】を読んでもらった方が手っ取り早いと思うのであるが。もう今の洋ゲーは和ゲーとは別の次元で作られているのである。例えるなら洋ゲージェット機開発で試行錯誤してる時に、和ゲーは「エンジンの精度と出力ガー」とか「プロペラ作りの匠の技ガー」って言ってるようなモンである。今でも洋ゲーの事を「作りが雑」だとか「細かいトコが色々残念」って言うヤツ居るけど、ソレはジェット機とプロペラ機を比べて「ジェット機は五月蠅い」とか「ジェット機は情緒が無い」って言ってるようなモンであr・・・とこの話を始めたらマジで限が無いので(笑)さっさとお暇するに限る今日この頃であった。