アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DAHMER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「真実はあり得るが、永遠は望みがたく、愛する者も寸暇を経れば裏切り者になる」
By テネシー・ウィリアムズ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*15年ぶり6回目の変更
 今年はポルシェ75周年記念の年であり、世界中至るトコで記念イベントが行われており、ことニッポンに於いてもPEC東京にて【ポルシェフェスティバル】なる催しモンが行われてたのである。ワタクシは先月PEC行ってたんで「また行くの面倒臭ぇ~( ´△`)」って行かなかったのであるが、行きゃあ良かったと今更後悔してる次第である。でもってソレに関連してか【ポルシェクレストが新しいモンに変更された】のである:
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まぁ今回は75周年で、前の変更が2008年。つまり60周年の時だったから、年数的にも限が良いっ時に変更したって事であろう。実際新しいヤツが用いられるのは今年末発表の新型パナメーラからなので、ニッポンで実物見れるのは来年の今頃ぐらいであろう。

 でもってワタクシのに付いてるヤツであるが、勿論2008年から採用された5代目のヤツである。リンク先の写真の一番新しいヤツの左隣にある、ブツブツしてて馬の上の文字が読めないヤツである。文章だと分かり難いので、写真で示す次第である:


こんな風にクレストは凹凸があって、馬の上の方に拡大しないと見えないレベルで「STUTTGART」って彫ってあるのである。因みにこのクレスト、各世代のヤツがポルシェクラシック経由で取り寄せる事が出来るらしいのであるが、上記動画にあるように職人が手間暇かけて作った100%ドイツ製のシロモノ→間違いなく高ぇと思われるのでワタクシは買わん次第である(笑)


因みにステアリングにあるヤツも、ボンネットのヤツと同じ2008年仕様の5代目クレストである。ワタクシ個人としては新しいクレストは結構好きなんで、ソレの入ったグッズとか欲しいのであるが、まぁ来年まで待つとしようジャマイカ

*元オーナーは死なず、ただ消え去るのみ
 話は変わって、久しぶりにノルドリンク主催で【水野和敏氏のミニセミナーが開催される】んだそうである。その事をメールで知った時には、もう既に予約満杯になってた次第である。水野和敏氏の話は何時も面白いから行ければ行きたかったのであるが、ソコんトコ残念である(´・ω・`)まぁとは言っても「for R35 owner」とあるようにR35オーナー向け→今のワタクシはもうオーナーじゃないので、素直に現役のオーナーに席を譲る次第である。しかも事もあろうに今のワタクシは水野氏がライバル視してたポルシェ911のオーナーなので、きっと界隈でワタクシは「イスカリオテのロン」とか呼ばれてる事であろう(笑)

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 水野氏は公言してないから余り知られていないけど、実は水野氏は大マジでGT-R911に匹敵する一大ブランドに仕立て上げようとしていたのである。スバルがやってたような「胸を借りる」とかそんな生易しいモンじゃなくて、911のシェアを奪ってマジのガチで911を打倒しようって試みである。何故R35のエンジンがV型6気筒の3800ccなのか、ロンマニアの皆様ご存知であろうか。開発当初に「911ターボの限界と思われる排気量は?」という疑問に対して導き出された答えが「3800cc」だったからであり、水平対向6気筒よりも拡張性や将来性のあるV型6気筒エンジンならば勝てるという算段から来てるのである。

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 2007年の東京モーターショーでR35がデビューした時、当時のポルシェニッポンの副シャッチョがR35について聞かれて「我がポルシェはスポーツカー”を”作るメーカーで、日産さんはスポーツカー”も”作るメーカー」と答えて、ソレ聞いた水野氏がガチギレしたらしいのであるが、多分ポルシェ側も水野氏&日産の意図が分かってたからじゃないかなと思うのである。ソコから水野氏は「打倒911」のプランを立て、2017年までR35を成長させる計画を立て、2018年以降にデビューする予定だったR36の基本構想まで立ててたんだそうである( ̄▽ ̄;)もしソレが実現してたら、イスカリオテのロンは誕生しなかったかも知れないのである(笑)

*そして16年後
 でもってその後どうなったかは、ロンマニアの方ならばご存知の通りである。水野氏が10年前の2013年4月付でR35開発半ばに日産を去り、Sオーナー含むR35開発陣は解散し、その後田村氏に開発が引き継がれ、2017年どころか現在に至るまでR35は発売され続け、R36は出ると言われてるが姿形が全く見えず、そして昨年の今頃にイスカリオテのロンが誕生したのである(笑)ワタクシが2008年にMY08を買った時、ワタクシが911オーナーになるだなんて夢にも思わなかったが、やっぱ人生何が起こるか分からないモンである(^_^;)そして今のワタクシは、フェラーリオーナーになる事は夢また夢だと思ってる次第である(爆)

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 上記動画にある様な水野氏の熱~い熱い思いを振り切って、ワタクシは”イスカリオテのロン”となってしまったワケである(笑)ポルセンで話を聞いたトコ、ワタクシみたいにR35から乗り継ぐモンを求めて911に辿り着いた、所謂「GT-R難民」って結構居るんだそうである。まぁ水野氏が抜けた後の日産は色々とゴーン云々でドタバタしてて、経営危機でガタガタしてたとはいえ、オーナーを無視した今のGT-Rの在り方はどうよって思うのである( ̄~ ̄)とはいえR35GT-Rが魅力的なクルマである事は間違いないんで、是非一人でも多くのロンマニアの方に乗って頂きたいと思う今日この頃であった。