ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「期待しなければ、失望だってしない」
Ｂｙ 江崎斉子
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊あったかも知れない世界線
ご存知の通り初代R35開発主任である水野和敏氏は”諸事情”によりMY13の開発後に日産を退職してしまい、ソレに伴いＳオーナー含む開発チームは解散してしまったが、実は水野氏はR35の開発をやり切ったワケではないのである。あの時点では水野氏は「R35の完成度は８０％」と言っていて、じゃあもし水野氏が退職しなかったら残り２０％はどうなってたのかって、こうなってたのである：
MY14でDCTの７速化、及びアイドリングストップ等の機能を加えたMY11以降の大型マイナーチェンジを施行
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コレが最後の大型マイナーチェンジで、以後のMY15、MY16は小規模なアップデートに留まる
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水野氏は本来R35の開発が終了したら退社予定であり、R36の開発は別の開発主任＆別チームが行う
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R35はMY17が最終モデルで、上手く行けばこの頃にR36の発売に目途が付く
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２０１７年からはR36にバトンタッチ
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(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
という予定だったのである。因みにR36はどうなる予定だったかって、911で言う991→992の時みたいに「基本構造はそのままに、基本構造に由来する弱点を改善する」になる予定だったのである。サスジオメトリーを一新して、エンジンもドライサンプ化して、ハブや足回りの剛性を大幅に上げて等々。電動化云々はR37に持ち越しの予定だったのである。
ンで、実際の世界線はご存知の様にMY17以降もグダグダと続けるハメになり、その後ゴーンがレバノンに逃亡したり、日産が経営危機に陥ったり、人事でデカいゴタゴタがあったり等々。とてもじゃないがR36どころの話じゃなくなってしまったのである┐(´д｀)┌でもってワタクシも”諸事情”によりR35を降りる事になったのは、ロンマニアの皆様もご存知の通りである（笑）R35は非常に良く出来たクルマだとワタクシは今でも思うのであるが、流石に１３年も乗ったなら別のクルマに乗ってみたくなるってモンである。まぁ今のクルマは最低でも５年は乗る予定なんで、４年後に期待である。
＊本来の世界線の話
でもって前回【R35のMY24が先行発表される】というニュースが飛び込んできて、ワタクシも独自の情報網を駆使して色々探ってみて、遂に東京オートサロンにてMY24の先行発表が成されたのである。最初から期待もしてなくて買う気もナッシングなのがアレであるが、まぁ細かい事は気にしないに限るのである（笑）
youtu.be
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まぁ想像した通りだったけど、やっぱ重箱の隅を突くような改良に留まった次第である(￣～￣)上記にもあるようにR35のポテンシャルはMY13の段階で既に８割引き出されていて、MY17までに残りの２割もほぼ引き出されて、もう伸び代なんか残ってないのである。だから進化させようと思ったら空力を見直すか、セッティングを最適化するかしかないのである。
ココからは動画に出てこなかった、ワタクシが個人的に気になるトコの話である。古人曰く「ナントカは細部に宿る」というが、細かいトコをビッシリやってるメーカーのがシッカリしたモンを作ってるとワタクシは考えるのである。パッと見分かるトコで手を抜いてるヤツが、見えないトコをちゃんとやってるなんて信じられないからである：
上が素NISMOで、下がNISMO SEである。素MY24はアウトオブ眼中なので、ソコんトコご了承頂きたい次第である（笑）まぁ多分だけど、MY22同様に素とSEの違いは専用カーボンパーツだけなんだろうなと思うのである(￣～￣)素GT3とGT3RSぐらい違う事やれば面白いと思うのであるが、そんな余裕は無かったのであろう。
雑誌とかで装着が噂されてたスワンネックのリアウィングであるが、ソレなりにちゃんとしたヤツが付いてる模様である。見た感じムリして付けたように感じられるのであるが、まぁ抑々基本設計がスワンネックを前提としてないのでソコはしゃーないのである(￣～￣)
スワンネックってGT3がソレであるが、ハナッからそうする前提で車体を設計してないと綺麗に付かないのである。だからそういう前提で設計してない車種にスワンネックを取り付けようと思うと、強引な形になってしまうのである。
あとタイヤだけど、どうやら今までのの同じモンを使ってるっぽいのである。動画で説明した通りマフラーの方だけで騒音規制を突破してるのか、或いは同じ銘柄だけどタイヤに工夫があるのか、ソコんトコ謎である。
蛇足だがGT3の場合、ランフラットじゃないタイヤにする＆マフラーバルブで音を抑える事で規制突破してるのである。ソコんトコは発売後に再度調べたいと思うのである。あとブレーキローターであるが、NISMO SEなら兎も角、素NISMOでは鋳鉄も選べるようにして欲しい次第である。
あと個人的に残念だったのが、インパネがフル液晶化されてなかったトコがである。ソレが悪い事だとは言わないが、何ちゅーか現行車としては古臭さを感じさせてしまうのである(´・ω・｀)今時未だアナログなのは安いクルマぐらいなモンであり、R35は高級車だからソコんトコの配慮は欲しい次第である。
そんな中でも唯一ワタクシが高評価したいのが、このシートである。何ちゅーかワタクシの勘が「コレは(・∀・)ｲｲ!!」と盛んに訴えてくるのである（笑）あとはメーカーオプションやNISMOパーツでも良いから、４点固定ハーネスやデータロガーアプリ等があれば、サーキット走行志向の強いオーナーも大満足する事であろう。
＊今後の世界線
まぁ大まかな事は分ったが、細かな事は実際発売されてからって形になるであろう。でもってココに、ワタクシは更にもう一つとっておきの怪情報があるのである（笑）ソレは「日産は今後このMY24を小出しにして継続販売し、R36の登場まで引っ張る」というモンである。ワタクシは以前から「R35は一旦終わるだろうけど、GT-Rそのものは続けていく」って聞いてたのであるが、どうやらホントの話だったようである。まぁ流石にあと１～２年じゃ出てこんだろうけど、まぁ今まで通り期待せずにジックリ待ってようと思うのである。
まぁ出なかったとしてもポルシェを乗り継ぐだけなので、ワタクシ的には全然困らんのである（笑）まぁあくまでワタクシの勝手な想像であるが、一からシャシーを作り直すなんて今の日産にゃムリだと思うのである。RZ34みたいにR35のシャシーを大改造して「デジュール上はマイナーチェンジだけどデファクト上はフルモデルチェンジ」ってして、形式名が「ZR35」とか「RR35」とかになるんじゃないかなとワタクシは予想するのである（爆）いずれにせよ実際に発売されて更に細かい事が色々分からんと話が続けられんので、今回はこのぐらいにしておこうと思う今日この頃であった。
