アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「若い人に可能性があるなんていうけど、そんなもんはないぞ。若いもんにあるのは時間だけや。年寄りよりも、より多くの時間があるってことだけ。勘違いすんなよ」
By 吉野敬介

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

たかがマンガ、されどマンガ
 偉大なマンガの定義は何か?ワタクシの場合、1つ目は「連載が終わった後も古典としてずっと語り継がれる作品」である。何故語り継がれるかって、後進のマンガ家達がその作品に大きな影響を受けていて、現在の作品のファン達が作者のルーツを探るとソコに繋がる→結果再度読まれる事となり、ソコからずっと語り継がれる事になるのである。そしてもう1つが「作品を読んだ事で作品テーマをやりたくなる作品」である。有名なのが「キャプテン翼」と「スラムダンク」であり、あと意外にも「ブラックジャック」読んで医学部行ったヤツって結構居るのである。そして「頭文字D(以後イニD)」である。

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 そう、イニDって地味に上記条件を双方満たしてるのである( ̄▽ ̄;)連載は終わったけど未だにクルマ好きの間で語り継がれてる&原作者本人が続編を現在連載中だし、イニDに憧れて走り屋になったヤツはアホほど居るし、二束三文で買えた安物クルマの代表だったAE86を稀代の名車にしてしまったんだから、そりゃ「イニDは偉大なマンガ」と言わざるを得ないのである(^_^;)イニDが無かったらAE86はそのまま歴史に埋もれて消えていただろうし、後継であるトヨタ86→GR86も登場する事は無かったであろう。多分って言うか間違いなく、現段階で最も偉大なクルママンガと言えるであろう。

たかが憧れ、されど憧れ
 イニD読んで「免許取ったらスポーツカー欲しいッ!」って思うのは良いが、問題が1つあるのである。ソレは「バブル末期だったイニDの時代とは違い、今のスポーツカーは高級品」って事である。何だかSNSにて「限定モデルのGR86を買って3ヶ月で売り飛ばそうとしてる若者が居る」らしいのであるが、ソレも多分この事が分かってなかったケースであろう。その若者の事を簡潔に書くと、こんな感じである:

  • 中坊時代からイニDのファンで、トヨタ86発売時に「絶対コレを買うッ!」って心の決めてた
  • 大人になって就職して、買ったのが10周年モデルの限定色GR86
  • 乗り出し410諭吉、どうやら頭金ナシのフルローンっぽい
  • 3ヶ月前に納車されたが、資金的に厳しくて手放す事に
  • 社外マフラー含め40諭吉ばかりをカスタマイズに費やす
  • ソレをSNS上にて396諭吉で売るとの事

・・・何ちゅーかツッコミ所が余りにも多過ぎて、何処からツッコんだら良いのか分からなくなってきたのである( ̄▽ ̄;)ワタクシは彼とそのクルマを直に見たワケじゃないから詳しい事は言えないが、確実に分かるのは彼のクルマリテラシーがビックリするぐらい低いって事である(-_-;)多分だけど、購入前にそういう事を教えてくれるクルマ友達とか居なかったんじゃないかと思うのである( ̄~ ̄)

 多分最近のスポーツカーの高騰を見て「自分のは記念モデルの限定色だから、買った値段で売れる筈ッ!」って考えちゃったのであろう(^_^;)が、その限定モデルは転売ヤー共が盛大に爆死した事で有名なモデルだったりするのである( ̄▽ ̄;)確かに希少性はあるかも知れないが、所詮はGR86でしかないって事なのである(´・ω・`)あとココ最近はソレ以外の市場価格も暴落してるんで、益々ムリなのである:
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あとカスタム代が40諭吉ほどかかってるから新車価格+カスタム代で396諭吉って事なんだろうけど、この時点で「あぁこの子クルマ売った事無いんだな(´ヘ`;)」ってのが分かるのである、カスタマイズはどんな形であれ、クルマの価値を下げてしまうのである。ソレが社外パーツなら尚更である。クルマは完全ノーマル&ディーラーメンテ&純正オプションで最大の価値が生まれるのである。

 まぁ多分だけど、社内外に色々問い合わせたけど希望した額よりも遥かに低い買取価格しか示されなかったから、SNSで買ってくれる人を探したのであろう。ただ販売価格がこの半額だったとしても、ワタクシはSNS経由でクルマを買おうとは思わんのである。理由は実に簡単で、顔も名前も良く知らんヤツをワタクシは信用しないからである。何処の馬の骨か分からんヤツに大金をポンと差し出すほど、ワタクシはカネ持ちでもお人好しでもないのである:
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だからワタクシは基本的に新品しか買わないし、中古品を買う時は1諭吉以下の安いモンに限定するか、1諭吉以上のモンの場合はちゃんとしたトコ(メーカーの認定中古など)を選ぶ事にしてるのである。カネに目が眩んで親友を裏切るヤツなんて古今東西多く居たんだから、大金の取り扱いは用心するに越した事は無いのである。

たかが若気の至り、されど若気の至り
 まぁこのGR86云々の件について一言まとめると「まぁ若気の至りってヤツだね( ´∀`)授業料は高く付いちゃったけど、まぁ良い勉強だったと思って次頑張ろう( ´∀`)b」ってトコである。確かに憧れと勢いで突っ走っちゃったトコもあっただろうけど、でもこういうのはワタクシ嫌いじゃないのである。口だけ「欲しい欲しい」って言って揚げ足取りばかりで結局買わないオタク共なんかよりも、実際に買った彼の方がずっと立派だからである。まぁ今回は「クルマが無くなってローンだけ残った」っていう最悪な結果になるだろうけど、彼には性懲りもなくリベンジして欲しいとワタクシは切に願ってるのである。

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 ちゅーのもワタクシが知る限りでも、こういうポジティブな勢いで失敗したヤツってのは、失敗してもポジティブに反省して次に生かせる場合が多いからである。逆に消極的な理由でチャレンジして失敗したヤツってのは、その失敗体験を「やっぱダメだったッ!」ってネガティブに捉えるのである。だから若い内はやりたい事をガンガンやって、若者ならではの有り余る体力気力にモノを言わせて再チャレンジをしまくるべきなのである。オッサンになると社会的地位場失敗できなくなる&再チャレンジしたくても気力体力が不足する事は、ワタクシがイヤと言うほど味わってるのである(笑)若い頃の恥はかき捨て、改めてそう思う今日この頃であった。