アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GRIND BASTARD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分の意思で心臓を止められないから仏はいる」
By 親鸞

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*目安は縁石
 先日の話の続きであるが、実車のドライビングスクールで感覚を覚えて、シミュレーターでコース走る練習して、そして実車でのコース走行に挑むワケである。この時少なからぬロンマニアの方が「コースってどう走ればいいんですか(;´Д`)」って悩むであろうが、簡単に言うとこんな感じである:

  1. まずコース図を見てコースを覚える
  2. 次にレコードライン(一番タイムの出る走行ライン)を調べて、ソコをなぞるように走る
  3. ブレーキの目安は距離看板か、コーナーに差し掛かって縁石が出てきたトコ
  4. 緩いカーブはアクセル緩めれば大概曲がれる

といったトコである。コース図はサーキットの公式HP見れば必ずあるし、レコードラインも「○×(コース名) 攻略」とかでググれば見つかるのである。でも図で見ても「何処から何を目印にブレーキ踏んだらいいの?」って迷うだろうが、その場合は縁石を目安にすれば良いのである。

 FSWのホームストレートや筑波2000のバックストレートみたいな速度の出る直線はコーナーに差し掛かると距離看板が出てくるからソレを目安にして、低速~中速コーナーは縁石を目安にすれば良いのである。今時のスポーツカーは縁石が出始めるトコから全力で踏めば大概ブレーキが間に合うので、あとは車種に合わせて微調整すればいいのである。例えばこんな感じである:
youtu.be

youtu.be
どっちの動画もホームストレートを除いて、縁石が出始めるトコor縁石が消えるトコを目安にしてブレーキしてるのである。車種やタイヤや車重によって多少の変化はあるが、余程ヘタな弄り方してない限りは縁石や看板を目安にすれば確実なのである。動画サイトで同じ車種で走ってる人の動画を見つけて、ソレを参照にするとモアベターである。

*ROADSTER・No116
 やっぱ最初の内は誰でもコース出るのは怖いし、ワタクシだって未だ怖かったりするのである。だから一番重要なのは「どうすれば確実に安全に走れるのか」を具体的に教えることであり、ソコで「ココまでなら大丈夫」ってのを理屈ではなく感覚で理解して、ソコから少しずつタイムを縮めていけばいいのである。レース出たいってなら兎も角、楽しみたいんだったら焦る必要はないのである。さて話は変わって、と:

この雑誌でも書いてるけど、やっぱポルシェ(特に911とケイマン&ボクスターみたいなスポーツモデル)を存分に楽しみたいならサーキットが一番なのである。初代911の130馬力しかなかった時代なら兎も角、今は一番下のモデルですら300馬力ある時代であり、そして300馬力もあれば公道で持て余してしまうからである。ソレを合法的に楽しもうと思ったら、もうサーキットしかないのである。世間はマスコミはポルシェ乗りには厳しいんで、違法行為は慎むがベターである(笑)

NDであるが、なんかもうカスタマイズなんてどーでもよくなってきたのである(笑)やりたい事は最初の車検までに一通りやってしまったし、あとはブレーキとかシートとかをアップデートしたぐらいである。パワーが欲しいならクルマ乗り換えるのがベターなのであるが、乗り換えたくなるクルマが全然出てこないのである( ̄~ ̄)残念ながら(?)来シーズンもNDになるであろう。

*汝、ブレーキ詰めるべからず
 でもって「相当な上級者でない限り&限界挙動を学ぶようなシチュエーションでない限り、電子制御は切らない」については前回解説したので省略する次第である。あともう一つ大事な事は「ブレーキを詰めるのは一番最後でいい」って事である。サーキット走行に慣れてきてタイムを意識するようになると、次に考えるのは「どうやればタイムを縮められるか」であり、ソコで初心者がやりがちなのが「ブレーキを詰める」なのである。アクセルを少しでも長く踏むために、ブレーキを出来るだけ短くしようとするとアンダーステアが出たり、その反動でオーバーステアが出たり等々。いずれにせよ良い事は無いのである。

youtu.be

youtu.be

 というのも、直線頑張ってもタイムは大して上がらんからである。ラップタイムの速さは平均速度の高さに比例するモンであり、直線でいくら頑張ってもコーナリングが遅ければムダなのであり、そしてブレーキを遅らせ過ぎるとコーナリング速度が大幅に落ちてしまうのである。リスクが大きくて、難しくて、上がるタイムも少ない。だから「ブレーキ詰めるのは最後でいい」のである。とまぁ難しい話はコレぐらいにして、いずれにせよ一番大事なのは「スポーツ走行を楽しむ」であり、タイムは二の次三の次でいいと改めて思う今日この頃であった。