アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

KINGS OF CHAOS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

智慧を伴わない直覚は、アクシデントに過ぎない。まぐれ当りさ」
By 太宰治

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*シンプルだからこそ飽きない
 上記サブタイは色んなジャンルで良く言われる事なんだけど、少し頭の回るロンマニアの方ならば「じゃあ何故”複雑で飽きない”とは言わないんだろうか?」って疑問を持つ事であろう。ソレに対するワタクシの答えは「シンプルなモンはすぐ忘れるから」である。シンプルだからこそ記憶に残らず、次回またやる時も新鮮な気持ちが保たれるからこそ、何回でも繰り返せるのである。強烈に印象に残るモンは頭や身体がソレをずっと覚え続けてるから、同じような事をやると耐性が付いて閾値が上がって、結果相対的に退屈になって飽きるんじゃないかと思うのである。

 そしてロドスタは、ワタクシが思うその「シンプルだからこそ飽きない」なのである。だからずっと乗ってられるし、6年6万キロを超えても全然余裕で乗れちゃうのである。さて前置きはコレぐらいにしといて:

コレが今回の走行会の舞台である筑波サーキット1000コースである。アップダウンは殆ど無く、ほぼコース図の通りにレコードラインを考えれば良いので、正に初心者向けのコースである。

アップダウンが殆ど無いって事は、特別な止め方や曲げ方を必要とするコーナーが無いって事である。だからクルマが予想外の動きをする事が殆ど無く、よって安全なのである。多分写真だとピンとこないかもなので、実際走ってみるとこんな感じである:

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状態は悪くないのであるが、やっぱこの時期にしては気温がまだまだ高いのと、あと湿度も高いのがアレだったって感じである。猛者が集まる一番上のグループですら40秒切れた人が一人も居なかったんだから、ソコんトコ推して知るべしである。まぁ本番は空気がキンキンに冷えて酸素含有量が最大限になる真冬であるから、今回は感覚を取り戻す為の慣らしといったトコであろう。

*オーバーホール後に期待
 実を言うと今夏にNDの車高調をオーバーホールする予定だったのであるが、ショップの都合で遅れに遅れてしまい、今回はオーバーホールする前の脚で走ってたのである。一応次の走行会はオーバーホール済みの脚&最適化したブレーキパッドで走る予定なので、気候と相まってベスト更新が期待できそうであるo(*´∀`*)oだからまぁ今回は、もう感覚を取り戻す事と、ヘタった脚での荷重移動の練習に費やすって事で、タイムは諦めて走りの質を磨く事に重点を置いたのである:

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あと細かい振動やガタガタ音が多いのは、タイヤカスを拾いまくってしまってるからである。最近のハイグリップラジアルがそうなのかは分からんが、何だかココ最近はタイヤカスがやたら多いのである(´ヘ`;)だから本気でタイムアタックしたいのであれば、最初の1本目でシッカリ決める必要があるのである。

 特に筑波1000は狭いコースで、その狭いコース内を70台以上のクルマが走ってるんだから、そりゃタイヤカスも増えるってモンである。筑波2000はどうなのか、今度はそっちもジックリ検証してみようと思うのである:

湿度が高かった事で怪しいと思ってたのであるが、やっぱと言うか予想通りと言うか、3本目の後に雨が降り始めたのである(-_-;)こうなると4本目は「もうどうにでもな~れ('A`)」って気分で走ってきたのである(笑)

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ウェットコンディションで走る時の注意は色々あるが、その中でも重要なモンの一つが「縁石を踏まない事」である。ドライでもグリップは低いのであるが、ウェットだと余計低くなるからである。コーナーをコース一杯まで使う際に縁石を踏んで、急激にグリップを失ってイン巻きしてコースアウトしてドカン。雨天時のサーキットで実に良く見られる光景である。だからウェットコンディションでは、レースでない限りは石橋を叩きまくるが吉である。

*家に自走して帰って風呂に入るまでが走行会
 サブタイのソレは、走行会などのサーキット走行全般に言える事である。ナンバー付いてないサーキット用車両を牽引車で持ってくるようなガチ層は兎も角、家から自走してサーキットに来るようなフツーの人達は家に自走して帰る事こそが一番重要なのである:

サーキットで事故を、特に他車を巻き込んだ事故を起こすほど不毛なモンは無いのである。保険が利かないから修理は全額自己負担になるわ、自走出来ないとレッカー代が掛かる&長距離だとシャレにならない派わ、修理費用も決して安くない上にヘタしたら廃車&最悪は廃人になるわ、ぶつけた罪悪感で超絶落ち込む事になるわ、赤旗出たせいで他の参加車の走行時間が減らされるわで、良い事が何一つ無いのである。だからヤバいと思ったら相手が引いてくれる事を期待せず、自分から積極的に引くべきなのである。確かに損した気分にはなるが、クラッシュするよっかは遥かにマシである:

そんなこんなで、ワタクシは今回も無事走行会を終えられたのである。まぁ上記にもあるように今回は感覚を取り戻す事が第一なんで、その目標は十分達せられたと言えるのである。後は車高調のオーバーホール済ませて、ブレーキパッドも利きを最適化させたヤツに換えて、次からが本番である(`・ω・´)やっぱ何だかんだサーキット走行は止められないし、更に来シーズンはアレのデビューもあり得るんだから、今から死ぬほど楽しみな今日この頃であった。

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