アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分(の成功)にふさわしい時期がくるまでひたすら待つということも、大切なことだ」
By フジ子・ヘミング

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*約束された勝利のクルマ
 もう当ブログにて何回も言ったが、ワタクシはEV時代は「来るか来ないか」ではなく「何時来るのか」が問題だと考えてる次第である。電気モーターの効率が内燃機関よりも遥かに上である以上、将来的にEVが選ばれるのは必然だからである、問題は後にも先にもバッテリーの安全性と信頼性と充電速度と重量、あと発電をどうするかだけであり、ソレさえ何とかなれば速攻でEV時代が到来するであろう。5分前後でフル充電できて、猛暑日でも極寒日でも安定して作動し、車体重量もICE車とほぼ同じぐらいに収まる。そのぐらいじゃないとEVが断然優位とは言えないのである。

 そう、ワタクシの見解は「EV時代は必ず来るけど、今はまだその時じゃない」って事である。液体バッテリーが故の不安定さや劣化速度、充電に時間が掛かって場所を選ぶのもであるが、やっぱ一番のネックは「EVはムダに重い」だとワタクシは思うのである。BMW i3を所有してるロンマニアの方曰く「重いからとにかくタイヤが減る」だとの事である:
youtu.be
軽自動車と同じ幅のタイヤで軽自動車より400kgも重い車体を支えてるんだから、そりゃタイヤが減るに決まってるのである(^_^;)でもってこのi3専用タイヤは155/70R19とかいう超特殊なサイズなんで、手に入り難くくて高いのである( ̄▽ ̄;)つまりエネルギー代を安く出来ても、タイヤ代でプラマイゼロどころかプラマイマイナスになってしまうのである(´ヘ`;)EVは性能や利便性だけでなく、この辺のコスパも解決しなければ覇権は厳しいのである。

*オレはクルマが好きなんじゃねぇんだ…EVが好きなんだよォォッ!
 EVといえばネットじゃ「テスラ信者ガー」って色々話題になってるが、その違和感の正体が最近何となく分かってきたのである。テスラに限った話ではないが、EV信者って基本的に「クルマに興味が無い」「ICEとEVを全く別の乗りモンと捉えてる」のである。だからEV好き同士のEV談義ってのは、ワタクシ等一般的なクルマ好きが語るような「操舵安定性ガー」とか「挙動の収斂性ガー」とかいったハードウェアの話が全然出てこないのである。話題になるのは専らソフトウェアであり、ソフトの進化を以って「やっぱICEはオワコンだッ!コレからはEVの時代だッ!」って盛り上がってるのである。

youtu.be

 そう、テスラ信者及びEV信者ってのは、基本的にクルマのハードウェアに興味が無いのである。あとEVそのものが好きってよりかは、EV作ってるブランドそのものが好きって感じである。テスラ信者が分かり易いけど、その殆どがテスラそのものの信者だったりするのである。イーロン・マスクが如何に偉大か云々、テスラという企業が如何に先進的な会社か云々、テスラが拠点を置くシリコンバレーが如何に素晴らしいトコか云々。分かり易く言うと「ソレ等が分かる俺は凄い<( ̄^ ̄)>」って事である(笑)よーするにテスラ的なモンが纏ってるキラキラしたライフスタイル、そういうのに憧れてるのである。

youtu.be

 スゲェぶっちゃけた事を言うと「ルサンチマン臭い」って事である(笑)中途半端にカネ持ってるけど、コンプレックスが強い。そんなイメージが強いのである(^_^;)でもテスラなら上級車種除けば1000諭吉以下で買えて、EVだからムダにパワーがあって加速も鋭い。テスラ車を所有する事で「俺は未来が分かる特別な人間なんだッ!」って気分になれるし、テスラもソコんトコの演出やマーケティングが非常に巧みなのである。奇抜なデザインも機能も各種システムもネーミングも、全ては顧客に特別感を持たせるための演出なのである。

内燃機関は滅びぬ、何度でも蘇るさ
 無論、ワタクシはその類のシリコンバレー的なキラキラした生き方は否定しないし、上記にあるようにEVを否定するつもりも無い。ワタクシはただ「一部のEV好きの在り方に違和感を感じてる」ってだけの話であり、そうしたいなら好きにすればいいのである。ワタクシがEV選ばんのは、ただ単にワタクシのライフスタイルに合わんからである。街乗りオンリーなら無問題だが、サーキット走行も視野に入れるとEVは未だ問題が多過ぎるのである。でもってワタクシはサーキット走行を引退する予定はまだ当面無いため、EV購入もまだ先の話なのである。

 核融合発電と次世代or次々世代バッテリーが実用化されん限り、完全なEV時代は来ないだろうとワタクシは思うのである。EVそのものは増えるだろうけど主流にはならず、純ICEは大幅に減って、その代わりHVやPHEVが増えて、ワンチャン合成燃料の時代が来るかもってワタクシは予言する次第である:
youtu.be
あとスポーツカーは続々HVに移行してって、純ICEはフェラーリとかランボルギーニとか、そういう超高級ブランドだけになるんじゃないかと考える次第である。ワタクシは前にも言ったように「速くて楽しくて壊れなければソレでおk」なので、今からHVスポーツカーが楽しみな今日この頃であった。.