アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ASTRO LOUNGE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「高きを目指せ。あなたの魂の中には、輝く星々が隠れているから。大きく夢見よ。すべての夢は目的地へと続くから」
By パメラ・スター

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ホンダコレクションホールよ、ワタクシは戻ってきた
 小耳に挟んだ話、ホンダの【ホンダコレクションホール】がリニューアルされた理由は「トヨタの【富士モータースポーツミュージアム】に対抗する為」らしいのであるが、真偽の程は不明である。でもまぁ今となっては「トヨタ>>>超えられない壁>>>ホンダ」になってしまったので、焦る気持ちも分からんではないのである(^_^;)因みに7年前に行った時の記事がコレである:
lionghmd.hatenablog.jp
まぁ何ちゅーか、この頃からワタクシはホンダに厳しかったのである(笑)再び来るまでの7年の間、行くチャンスは数多くあったのであるが、どうせ愚痴しか出ないだろうから止めといたのである(爆)でも今回・・・

こうやって大々的にリニューアルをアピールされたからにゃ、ネタ確保の為にも行かなきゃならなくなったのである(笑)7年振りにもてぎロードコースを走って気持ち良くなってたので、早速出向く事にしたのである:


リニューアルとは言っても建モンはそのままだから、まぁソコは愛嬌って感じであろう(笑)


前回も述べたように、当日はホンダ主催の家族系イベントが行われてたので、こうして多くの家族連れが訪れてたのである。


7年前も飾られてたホンダ最初のF1マシン&レースバイク、S600と初代スーパーカブに加え、リニューアル後最大の目玉であるホンダジェットが展示されてたのである。


でもってこのホンダジェットの模型、中に座れるのである。試しに座って写真撮りたかったのであるが、余りにも人が多かったんでパスである(^_^;)


1階はホンダ創設から始まるのである。本田宗一郎が如何にしてホンダを興したのか、宗一郎イズムとは如何なるモンなのか、そういうホンダの原点から始まっていくのである。


あと1階はこんな感じに、洒落た休憩所があったりするのである。


奥にあった模型であるが、コレが実に良く出来てるのである。ホンダに限った話ではないが、こんな風にミニカーをオーダーメイドで作るサービスを展開したら儲かると思うのである。色は自由に選べる&実際の実車用塗装を使って、内装も各種オプションを忠実に再現できるようにしてって感じにである。値段は張るかも知れないが、愛車を忠実に再現したミニカーはウケると思うのである。


ただ唯一アレなのが、自販機などという景観を乱すモンが設置してある&コーラなどというデブ製造液が売られてることがである(笑)自販機はPEC東京どころか、トヨタのソレにも置いてなかったから、ソコんトコ考慮しても良いと思うのである。

*The昔は良かった
 7年前にワタクシが感じた事、ソレは「ホンダは昔の遺産を食い潰してる」って事である。市販車でもレースでも、ホンダの栄光ってヤツの殆どは20世紀の話なのである。ンで、21世紀にホンダが何か革命的な事をやったかであるが、7年前の感想は「記憶に無い」であり、7年経った今もソレは変わってないのである( ̄~ ̄)昔のホンダは初代NSXがソレだけど、革命的な事をバンバンやってたのである:


ホンダの原点がチャリに補助エンジンを取り付けたソレから始まってて、その延長でスーパーカブが生まれてきたのは有名な話である。


2輪レースに当時無名のホンダが乗り込んで、ソコで勝ちまくってブランド力を上げまくったのも有名な話である。ホンダの言う「レースは我が社のDNA」の原点がコレである。


初期のホンダの4輪であるが、ン十年経った今尚見ててワクワクしてくるのである。新参モンだからこそ、こういう自由な発想が出来たのである。


コレが当時世界一厳しいと言われてた排ガス法であるマスキー法をクリアしたCVCCエンジン&ソレを搭載したシビックである。何だか写真の端っこの方にローアングラーっぽいのが居るが、気にしたら負けである(笑)


4輪も2輪同様、無名時代に最高峰のレースに殴り込んで、ソコで勝つ事で知名度とブランド力を上げてきたのは有名な話である。


余りにも有名なホンダが1981年に作った世界最初のカーナビである「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」である。当時はGPSもタッチパネルも無かったから、ジャイロセンサーセルロイド製地図とブラウン管で表示していたのである( ̄▽ ̄;)因みに世界最初のGPS式カーナビが実用化されたのは1991年であり、実用化したのはマツダである。こんな風に「新参モンだからこそできたブッ飛んだ発想」がホンダの原点であり、ホンダのブランド力の所以だったのである。

イノベーションの20世紀
 そう、ホンダがホンダたる所以は「イノベーション」なのである。でもソレはホンダが無名で弱小だった→背負うモンが何も無かったからこそ冒険できたとも言えるのである。あとあの時代は高度成長期~バブル期で、ホンダに限らずニッポン中の企業がイケイケで冒険しまくってたのである。でもホンダが有名になってデカくなって背負うモンが生まれてしまい、バブルも終わってしまった事も相成って、ホンダからイノベーションが消えたのが一番の問題だとワタクシは考えてるのである( ̄~ ̄)


2輪もそうだし、4輪もそうなのである。当時の他社と比べても、ホンダのソレは遊び心に満ちているのである。見てるだけでワクワクするし、当然買って実際に乗ってみたくなるのである。そして何より、モタスポで得た諸々が市販車に直結してたのである。技術的な意味でも、ブランド価値的な意味でもである。

 ポルシェが偉いのって、マジのガチで「レースは我が社のDNA」を実践してる事がである。1948年に創業してから一貫してモタスポを続けているし、途絶える事無くスポーツカーを作り続けているし、モタスポで得た諸々がワタクシ含めたオーナーに還元されてるのである:


空力やデータロガーやサスセッティングみたいにレースで得た技術がワタクシの乗る市販車に反映されてるし、レースでの勝利で得たブランド力がワタクシの乗る市販車のリセール価格を上げているのである(笑)ソレがレースをする意義であり、レースは単なる宣伝媒体ではないのである。何故ホンダが今の為体になってしまったかって、やっぱバブルの影響がデカいと思うのである。そして最後に紹介する3階では、正にその「バブル後のホンダ」が展示されてるのであるが、流石に疲れたので次回にしたい今日この頃であった。.