アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DWARF JESTER RISING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「画家のパレットなど何の意味もない。すべては眼で決まる」
By ピエール・オーギュスト・ルノワール

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*決まったった?
 さて後期型(以後992.2)GT3も公式発表されたし、ポルセンで野暮用もできた事もあって、担当に序でに彼是話を聞いてみようと思ったのである。担当が席に着いたのでワタクシが話を切り出そうと思ったら、担当が開口一番「アレに関してはロン様はもうリスト入りしてますので、ソコんトコ問題無いです」と語ったんで、ソコで話が終わってしまったのである(笑)
youtu.be
開口二番に「ご希望の仕様は?」と聞かれたんで「素GT3、右ハンドル、PDK」と答え、ソコに至るまでの各種考察や各種葛藤などは一切ナシにして、この上なく呆気ない形で次期ファーストカー候補の選定は実質終了してしまったのである(笑)

 まぁ次期愛車を考え始めるのが2回目の車検を迎える頃で、その頃に面白そうな他車種が現れそうかと問われたら答えは「ノー」であり、R36なんてまず間違いなく発売されないだろうから、取り敢えずそんなトコであろう(笑)ただまぁ正式な予約開始は年末になるので、ハンコ押すのはソレからである。ちゅーのも、デリバリーは予約順じゃないからである。他にも聞けたことは:

  • 今回は担当がウンザリするレベルで問い合わせが多かった
  • 兎に角購入希望者が多過ぎて、予約は相当先まで埋まってるので、残念ながら今回は一見さん基本お断り
  • デリバリーの順番は早いモン勝ちじゃなく、顧客のランクに応じて決まる
  • 転売ヤーが相当数混じってると思われるので、ソレへの対処が行われてる最中
  • 走行距離はリセールにあんま響かないんでガンガン乗っておk、ちゅーか乗れ

簡単に言うとこんな感じである。まぁ今回はバックオーダーとかも多いんで「前回よりもちょっと長く待つことになるかもです」との事であるが、まぁ現段階で最初の車検すらまだ通してない→2年待つぐらいが逆に丁度良いんで、ソコんトコは全然苦にならないのである。まぁ予約金もタイカンも要求されてないんで、ソコんトコ気は楽である(笑)

*The人柱
 でもってその野暮用であるが、ブレーキパッドの交換である。納車から2.2万キロ、サーキット走行も複数回、今月から寒くなってくるのでサーキット走行がシーズンインする&現在の残量じゃシーズン終了まで持たないと思われる&パッドの焼け具合とかも確かめたかったんで、今回思い切って交換する事にしたのである:


コレが交換前のパッドの状態である。残量は半分ぐらいだけど、良い感じにパッドが熱で焼けてるのである。ただ横から見ただけだと具体的にどんだけやられてるのかは横分からんので、ココは交換してみるしかないのである。


コレが交換後の新品パッドである。新品はこの通り真っ黒なのでやっぱ少しブレーキ熱でやられてる感じなのである。


で、交換した後のパッドがコレである。新品が11~12mmあるのに対し、前5~6mm、後6~7mmぐらいだから、丁度半分って感じである、あと1~2mm減ったらブレーキ残量センサーが点灯するので、適切な交換タイミングの一歩手前ってトコであろう。


ブレーキ残量センサーの仕組みはこんな感じであり、パッドの一部にセンサーが組み込まれていて、ソコにU字状に電線が埋め込まれているのである。パッドが減るにつれてセンサーも削れていって、一定の薄さを超えると電線が断線してセンサーが点灯するって仕組みである。写真で見る限りだと、あと1~2mmぐらいで断線してたって感じであろう。つまりあと1~2回は使えただろうから、勿体無い事をしてしまったのである(笑)


R35時代に経験した事だけど、パッドが残ってても熱が入り過ぎて焼けてしまったら効かなくなるからダメ・・・って言いたかったのであるが、パッドも全然大丈夫そうなのである( ̄▽ ̄;)というワケで結論は「交換タイミングは早過ぎた」である(笑)こう書くと「少し早いぐらい大した事無いでしょ」って言われるが、実はそうじゃないのである。


何せ写真にある通り実にいいお値段するパッドなので、やっぱムダは最小限に留めたいのである(笑)ただまぁ、こういうのって実際やってみないと分からん&他にやってる人を全然見かけないので、ならばワタクシが人柱になるしかないのである(爆)992GT3でサーキット走行するロンマニアの方がどんだけ居るのかは分からないが、居たら是非参考にして欲しい次第である。

*やはり冷却‥‥!!冷却は全てを解決する‥‥!!
 やっぱ何ちゅーか、軽さとブレーキのデカさは正義なのである。GT3はR35よりも300kg軽いにも関わらず、ローター径は18mmデカいんだから、そりゃ余裕があるに決まってるのである。軽いと加速・減速・旋回の全ての能力が高まるだけでなく、タイヤやブレーキの摩耗も減らせるのだから、正に良い事づくめである。あともう一つR35と決定的に違うのが「ブレーキ冷却性能が段違い」ってトコがである:


こんな風にガチな冷却導風板を設置してあるので、そりゃブレーキが冷えない筈が無いのである。何ちゅーか開発設計の段階でサーキット走行を徹底して念頭に置いてないと、市販車でココまでやろうとは考え付かないのである。

 ワタクシが高ぇ高ぇ言いながらもGT3乗り続けてる&また更に乗り継ごうと思ってるのは、こうした徹底したサーキット志向が故である。サーキットで速いクルマは他にも色々あるが、サーキットを連続周回してもマシンがへこたれないのはポルシェぐらいなモンである。GT3に限らずGT系ってのはソレに特化した車種であり、サーキット走らんのであれば宝の持ち腐れ以外の何でもないのである。だから買い手が選ばれるのは仕方ないと思うし、寧ろ積極的に客を選んで売るべしだとも思うのである。いずれにせよ年末にコンフィギュレーターが稼働して、オプションで色々悩める日が待ち遠しい今日この頃であった。.