ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「充電ばかり続けていると、電極が傷んでしまう。情報もまた同じだ」
By ジョン・トッド
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*レッドオーシャンの覇者
もし自身がクルマ会社のシャッチョだったとして、コレから業界がEVシフトしてく上で何を思うか。ワタクシだったら「超絶レッドオーシャンになるなコレは( ̄▽ ̄;)」って考える次第である。ちゅーのも既存同業他社だけではなく新興メーカーも多数参戦してくるから、考えるまでもなくヤバい競争になるのである(;´Д`)そんな中、EV界で覇権を取るにはどうしたらいいかって、答えは「何処よりも早く大胆に行動する」である。だから業績がイマイチなメーカーやブランド力が中途半端なメーカーほど前のめりになってEV及び電動化に取り組むのであり、その中の一つが日産なのである。
だから【日産ヤバい】ってニュースが出た時、ワタクシは「やっぱそうなるよねぇ( ̄▽ ̄;)」って思ったのである。世界最初の量産EVであるリーフを出した時も「あ、日産デカい勝負に出たな」って思ったのである。多分リーフ及びEV事業への出資はハンパ無かったはずであり、もしコレが上手く行って世界が予想通り大規模なEVシフトを起こすようだったら、日産はEVのリーディングカンパニーになれる可能性があったからである。ICEとHVじゃもう何をどーやってもトヨタに追い付く事は不可能だけど、EVならトヨタを出し抜ける可能性がワンチャンあるのである。
*EVの歴史を変えた2人
が、結果はご存知のようにフットワークと革新性でテスラには歯が立たず、値段と生産力でBYDに敵わず、ワタクシが前々から言ってた「結局EVは値段かブランド力でしか買われなくなる」に当て嵌まってしまったのである( ̄~ ̄)ソレだけならまだ何とかなったかもであるが、一番キツいのは「中国市場の縮小と中国経済の停滞」であろう。別に日産に限った話じゃなく、ベンツとかアウディとかジャガーとかロータスとか、EVに前のめりになってたトコは悉く中国のせいでコケてるのである。あのポルシェですら中国での売上が大幅ダウン&EVの売り上げが大幅ダウンしてるんだから、他は推して知るべしである。
現在のEVがICEやHVから積極的に乗り換えるアドバンテージが無い、資源問題や環境問題が未解決なのもだけど、やっぱ「世界最大のEV市場である中国がアレ」っていうのと「ウクライナ紛争のせいで物価が上がりまくった」の2点がEV時代突入に大きな待ったを掛けてしまってるのである。ワタクシが日産を責める気にならないのも、ワタクシがR35云々で日産に思い入れがあるのもだけど、やっぱ「たった2人の人間によってEV市場が大混乱するだなんて、世界中の何処の誰にも想定できる筈がないから」に尽きるのである(笑)
ぶっちゃけキンペーが中国経済を真っ当に立て直してれば、プー助がウクライナに侵攻しなければ、世界は超巨大な中国市場で安定してEV商売できてて、ロシア産の安い石油と天然ガスで充電用の電気代を抑えられてた筈なのである。コロ19禍はしゃーないとして、そうすればクルマ界隈は予定してた通りに2030年以降から本格的にEVシフトできてたと考えられるし、日産もその波に乗っかって経営を安定させられたはずなのである(笑)ぶっちゃけウクライナ紛争は当面続きそうだし、終わってもロシアへの経済制裁は続くだろうし、トランプが勝ったから中国への締め付けはより厳しくなるだろうし、日産は今後も苦しいと思うのである(^_^;)
*日産がこの先生きのこるには
サブタイの答えは「ぶっちゃけ何も思い付かん」である(笑)今は純ICEなんて求められてないし、HVは大正義トヨタの足下に及ばないし、EVは安さでもブランド力でも勝負できないし、e-Powerは決定的なアドバンテージが無い。やっぱ何ちゅーか「日産ブランド」ってのを明確に築いてこなかったツケが回ってきてると思うのである( ̄~ ̄)ぶっちゃけ明確な方向性があるだけスバルやスズキの方がマシだと言えるのである。R35がデビューした時は「日産ブランド\(^o^)/ハジマタ」と思ったのであるが、そのチャンスをふいにしてしまった罪はデカいのである。
R35が来年8月に生産終了になり、ソレと同時に日産の高級車もスポーツブランドも実質終了である┐(´-`)┌スポーツカーはRZ34しかないし、セダンも長年モデルチェンジしてなくて化石同様だし、高級SUVもEVのアリアしかない。多分日産的には「EVやEREVにステ全振りしてEV時代を勝ち上がって大儲けする→そのカネでEV以外を引っ張ってく」って考えだったんだろうけど、生憎そうはならなかったのである。カルロス・ゴーンは確かに色々とアレだったけど、まさかゴーンが居なくなった後の方が更にアレになるだなんて想像すらできなかった今日この頃であった。