アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE ORACLE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「差し迫った場合には、無謀が用心深さの代わりをする」
By プブリリウス・シルス

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*はじめてのいちねんてんけん
 GT3が納車されたのが昨年の5月末、つまりもうすぐ満1年なのである(* ̄∇ ̄*)納車から一年経って思う事は「益々GT3が好きになった」という事である。1.1万キロ乗ってサーキット走行も計4回ほどこなし、改めてポルシェ911というクルマの持つポテンシャルに惚れ込んだのである。次のクルマに乗るまでにコレを乗り極められるか、実に面白い挑戦である。ンで、点検の方であるが:

こんな感じである。何ちゅーか、部品代より工賃の方が高い整備なんて初めて見たのである( ̄▽ ̄;)まぁGT3はオイル交換1つ取っても色々面倒臭い&整備には特殊な道具が色々必要だからなんだろうけど、やっぱ驚くモンである。あと不具合諸々は「一切無かった」だそうである。

 でもってワタクシが一番知りたかったのは「タイヤとブレーキはどうなのか?」ってトコである。フツーに街乗りとワインディングしかしないなら何ら問題無いのであるが、サーキット走行するなら話は変わるだろうからである。でもってこういうのってやってみないと分からんので、ソコんトコ聞いてみたのである。タイヤについては曰く:

  • タイヤの減り方は前後左右とも同じぐらいで、溝は五分山ほど
  • 外側よりも内側の方が減ってる
  • 多分あとサーキット2~3回ほどでタイヤ全交換する必要がある
  • ポルシェの推奨は残り3mm以下で交換
  • タイヤ価格は4本で50諭吉ほど
  • 選べるのはピレリP ZeroかミシュランCup2で、ピレリのが3諭吉ほど安い
  • 人気は断然ミシュラン。タイヤは頼めば1週間ほどで来るが、在庫が無い場合が偶にある

だそうである( ̄~ ̄)でもまぁサーキット6~7回分も走れるんだったら、ある意味R35よりも安上がりかも知れんのである。因みにブレーキローター&パッドに関しては「全然余裕、交換の必要は無い、寧ろもっとガッツリ踏んで良い」だそうである。そう考えればタイヤとブレーキに関しては、寧ろR35よりも安上がりと考えて良いのである。

*高級スポーツサルーンって何ですか?
 さて、記憶力の良いロンマニアの方ならば、以前ワタクシが「GT3の場合、オイル交換する為に丸一日かかる」と言ったのを覚えているかと思うのである。そして聡いロンマニアの方ならば「じゃあ代車は何?」ってなるだろうが、今回の代車はコレである:


ポルシェ・パナメーラ4Sである。またベンツAクラスが来ると思ってただけに、コレは嬉しい誤算である (*´∀`*)


この様にウッドインテリアを施された4人乗り仕様である。オプションをもっとモリモリにすれば更に豪華な使用になるのであるが、まぁ試乗車上がりの代車だからこんなモン&ポルシェの売りはソコじゃないので、シンプルさとスポーティーさを前に押し出したって感じであろう。


911と同じように、センターコンソールで色んな設定が出来るのである。察しの良いロンマニアの方ならばお気付きになられたと思うが、このクルマはエアサスなのである。だから車高調整の幅が大きく、エアサスならではの独特の乗り心地があるのである。


4Sだから4WDであり、基本的に後輪がメイン&前輪はイニシャルトルクがかかってる程度の4WDである。急加速する時や後輪が滑った時なんかに4WD能力が発揮されるのであるが、そんな機会は公道だと滅多に無いのである・あと燃費であるが、何気に凄いのである( ̄▽ ̄;)流石にトヨタやレクサスのHVには敵わんが、2.9リッターV6ツインターボの440馬力の燃費と考えれば上等である。


あと車体サイズは幅1935mm長さ5000mmと結構デカいのであるが、アラウンドビューモニターが標準だから狭いトコも意外といけるのである。あとこのモニターの何が秀逸って、狭い道入った時に自動で展開されるのである。だから相当デカい車体でも、結構ギリギリなトコまで幅寄せが出来ちゃうのである。こういうピンズドな心遣いこそがブランドたる所以だと思うのである。


あと遮音材が薄くなってるGT3とは違い、高級サルーンパナメーラはNVH対策がバッチリなのである。残念ながらブルメスターじゃなくBOSEであるが、ソレでも高品質な音楽をジックリ楽しめる環境になってるのである。あともう一つ、コレが高音質な高級サルーンで聴くに相応しい音楽かどうかであるが、その議題は当面先送りにする次第である(笑)


あと右ハンドルと言えばペダル位置であるが、FRレイアウトになってタイヤハウスに余裕が出来たせいか、911や718よりも更に違和感が無いのである。もうニッポン車に乗るのと同じ感覚で乗れちゃうのである。

 でもって運転した感想であるが「まんま911のハンドリング」ってトコである。確かにエンジンが前にあるフロントヘビーで、ソレが挙動にも表れているが、ソレを差し引けば911の挙動そのモンである。ベンツとかも同じ事しているが、やはりブランド全体で乗り味を統一してるのである。悪く言えば「何乗っても同じ」であるが、良く言えば「何に乗っても同じ様な運転の楽しさがある」「乗り味が同じだから乗り換えが容易」でもあるのである:
youtu.be
だからコレを凄く分かり易く言うと「カイエンのセダン版」といったトコであり、カイエン同様に911オーナーが通勤等の日常用途で使う事を念頭に置いたクルマなのであろう。セカンドカー欲しいor911じゃ2ドアで不便だけどカイエンはデカ過ぎる、カイエン良さげだけどもう少し走りはキビキビしたのが良い、パナメーラそういう人向けの一台なのである。

*セカンドスポーツカーという概念
 ポルシェは今も昔も「スポーツカー専門メーカー」なのである。こう言うと「じゃあカイエンやマカンやパナメーラは何なんだ?」って事であるが、ポルシェ曰く「荷物や人を載せられる、豪華な走りを味わえる、新しい形のスポーツカー」なのである(^_^;)ただ今となっては、ワタクシもその理念が理解できてしまうのである。何故ならガチのスポーツカー好きにとって、必要不可欠な日常の足とはいえど走りのショボいクルマを買うのは苦痛だからである。ワタクシが正にソレであるが「足としてのセカンドカーに何を望むか?」と問われたら、答えは「やっぱスポーツカー」なのである(笑)

 だからカイエンが生まれたのである。911乗りが走りに妥協する事無く選べる人と荷物の乗るクルマ、色々制限があって2ドアクーペが買えない乗れない人が乗るクルマ、正に”セカンドスポーツカー”という概念である。カイエンが革命的だったのは「SUV=人と荷物が乗って悪路走れる退屈で走りのショボいクルマ」のイメージを覆した事にあるのである:
youtu.be
911オーナーがセカンドカーとして購入するも良し、歳取ったり病気やケガなどで911を引退した人が乗るも良し、正に「セカンドスポーツカー」なのである。因みにワタクシであるが、車体サイズの問題で購入は非常に厳しいのである(^_^;)ちゅーのも茨城は田舎で狭い道が多くて、あと昔ながらの「外車=高級車で得意先に行くのは云々」ってのがあるから、外車は色々と厳しいのである。マジでND後継のセカンドカー何にするか全然決まらんのだが、来年の今頃までに見つけたいと思う今日この頃であった。.