ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「人生には投機に手を出してはいけない時期がニ回だけある。一つはその余裕がないとき。もう一つはその余裕があるとき」
By マーク・トウェイン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*余裕が無い人のブランド
昨日のスバルネタをちょっとだけ引っ張る形である。WRX STIがVABで一旦終わっちゃったのは、スバリスト達がクルマ買ってくんなくてスバルに資金が無いのもだけど、そのスバリスト達がクルマを1~2台しか所有する余裕しか無い事が問題なんじゃないかと思うのである。1台しか買う余裕が無いのであれば、必然とその1台で色々とこなせなけりゃ厳しいのであり、結果どのクルマも4~5ドアで荷物も人も載せられて中も広くって感じになるのである。当然、スポーツカーもそうやって作るしかなく、結果大きく重たく妥協も多くって感じになり、その分速さがスポイルされる事になるのである。
もしもスバリスト達が当たり前の様にクルマを2~3台所有してるような層であるならば「1台はWRX STIで、生活の足としてレヴォーグorフォレスター」ってなって、WRX STIにスポーツカーには不必要な大きい後部座席や後部ドアは付かなかった筈である。多くが1台しか買えないから「速さが一番だけど、家族も乗せて云々」「スポーツカー欲しいけど高過ぎたら云々」ってなり、速さの追求に終わりは無いんだけど車両価格を上げられず、結果妥協して色々と中途半端になってしまうのである。ワタクシが登場時からVABを殆ど評価してなかった理由がコレである。
*CO2 HERO 10
中身はGRB/GVBをそのまま移植しただけで、ソコにトルクベクタリングとは名ばかりのブレーキLSDが付いて、ニュル北も走ってなけりゃ筑波2000のタイムも非公表。見た瞬間に「あ、コレは旧型乗りの買い替え需要しか生まないヤツだ( ̄▽ ̄;)」って分かって、実際その通りになって、だからこそ次期型が出て来ないのであろう。どんな車種であれ、売れてれば次期型は確実に出るのである。さて話は変わって、と:
*余裕のある人のブランド
よく水平対向エンジン仲間でスバルと並んで語られるポルシェであるが、ソコんトコがスバルと全く違うのである。最早説明不要であるが、ポルシェってのは基本的にカネ持ち向けのブランドである。だからオーナー達は当たり前の様にクルマを2台以上所有しており、同じポルシェ車でも2台以上所有してるなんてのもザラである。抑々カイエン誕生の経緯が「ポルシェオーナー達が走りの良さを犠牲にせずとも荷物や人が載せられるクルマを作ろう」って事であるからして、ポルシェはハナッから「カイエンが売れ過ぎたら911の売り上げが減るかも(;´Д`)」って考えてないのである。
そう、カイエンとかマカンとかパナメーラとかタイカン買うヤツってのは、高確率で911や718も所有してるのである。だからピュアスポーツに中途半端に積載能力を加える必要も無いし、コストを落として値段を安くする為にラインナップを減らしたり共有部分を増やす必要も無いのである。スバルに限らずニッポン車メーカー全般に言える事であるが、レクサス除いて何処もクルマを1~2台しか所有できない人向けのメーカーなのである。だからムダにドアが多いし、景気が悪くなるとすぐにスポーツカー捨てちゃうのである。ブランドを築くには、先ず継続。改めてそう思う今日この頃であった。