ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「自分の弱いところを隠そうとしたり、否定したりするのには、かなりのパワーを必要とする。そのパワーが立ち直りのためのパワーのロスになってしまう。だから自分を素直に認めることが大切」
By 奈良橋陽子
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*4WDは速くてナンボ
ぶっちゃけた話、4WDってスポーツ走行に基本向かないのである。デフ2個*1とドライブシャフト2~3本余計に増えるから2WDよりも100kgほど重くなるし、どうしてもフロントヘビーになる*2から多少なりとアンダーステアが出てしまうからである。重いから消耗品の消耗も増えるし、部品が増えるから維持費も余計に増えるのである。じゃあ何故4WDスポーツが市民権を得られたかって、速いからである。重くてアンダー出ても4輪のトラクションをフルに使った加速性能でお互なって余りあるからこそ、重くても維持費がかかっても「クルマにおいて速さは正義」の大義名分の下に正当化されるのである。
が、ソレはタイヤが未だショボかった時代の話であり、ココ数年はタイヤがアホほど進化した&電子制御もアホほど進化したお陰で、2WDでもハイパワーを受け止める事ができるようになってしまってるのである。そうなると当然、重い分だけ4WDは不利になってしまうのである。ワタクシの見立てでは、400馬力ぐらいまでは出力が同じならば2WDの方が4WDよりも速い*3って感じである。だから今時のクルマで4WDである事を最大限生かしたいのであれば、最低でも400馬力以上は必要だと考えてる次第である。
*力こそパワー
こう書けば【今年中に発表されると思われるスバルWRX次期型】にワタクシが何を望んでるかが分かると思うのである。そう、後にも先にもパワーである。もうシルエットの段階からデカくて重たくてメタボだって事は一発で分かるんで(笑)軽さで速さを得られないのであれば、パワーで速さをムリヤリ得るっきゃないのである。デカくて重たくて未だMTなのは仕方ないとして、パワーは最低でも400馬力、そして価格は高くても700諭吉以下。このクルマをバカ売れさせようとするならば、このぐらいのコスパが必要だとワタクシは考えるのである。
2リッター級の他のライバル車種(A45AMG、アウディTTRSなど)も400馬力ぐらいだから、小さく軽くしない限り次期WRX-STIもそのぐらいのパワーがないと速さについて行けなくなるからである。スバルはベンツやアウディ等に比べてもブランド力が劣るから、ソレ等と勝負してくには値段を落とすしかなく、故に700諭吉以下というプライスタグにしたのである。残念ながらインプやランエボの海外人気ってのはオタクやニッチ層の間だけのカルト的な人気であり、世界的なブランドというワケにはいかないのである。
あと何故速くなきゃいけないかって、速いからこそメタボなセダンでもスポーツカー扱いして貰えるからである(笑)インプやランエボのデザインは昔から「スポーツカーらしくない」「羽の生えたカローラ」とかいった酷評が少なくなかったけど、ソレでも認められたのは速かったからである。ことスポーツカーにおいて、速さは最高の正義である。特にあの時代はタイヤも今ほど高性能じゃなかった&280馬力規制もあったから、比較的軽い分だけインプ&ランエボの速さが際立ってたこそ認められたのである。そして280馬力規制が撤廃された&タイヤの性能が上がった事で、2車種とも過去に追いやられたのである。
*スバリストが真に求めてるモノ
ご存知ワタクシもGDB乗りだった&スバヲタの知り合いも何人か居る&GDB降りてからもずっと観察を続けてきて分かった事が一つあるのである。ソレは「スバリストはスバル車にステータス性だとか官能性だとかドライバビリティーだとか、そういった高尚なモンは求めていない。スバルはニッポンのポルシェに非ず」といった事である(笑)だからスバリストがWRX-STIに求めてるのは「真のスポーツカー」だとか「究極のドライビングプレジャー」とかそんなモンじゃなく「安くて速くてブッ飛ばせるクルマ」なのである(爆)
だからこそ「400馬力以上&700諭吉以下」なのである。従来のWRX-STIの流れからすれば「320馬力&450諭吉以下」なんだろうけど、ソレだと旧モデルオーナーの買い替え需要は生まれても、新規オーナーをゲットするには力不足だとワタクシ思うのである。ちゅーのもスポーツカー市場は今や完全に二極化してしまってて、300諭吉以上750諭吉以下のお買い得でもないorステータス性も無いスポーツカーの需要は激減してしまってるのである。若者が背伸びすればスポーツカーが買えた黄金の90年代は完全に終わったと実感した今日この頃であった。