アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AGAINST ALL ODDS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「人間は一人ひとりを見るとみんな利口で分別ありげだが、集団をなせばたちまち馬鹿が出てくる」
By フリードリヒ・フォン・シラー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*国を捨てるという事
 なんかどっかのアンケートで「もし戦争が起こったら国の為に戦うか?」の質問に対し「戦う」と答えたニッポン人は13%しか居なかったそうである。まぁ日米同盟があるだとか、サヨク平和教育の悪影響だとかもあるのであろうが、ワタクシが言いたい事は「逃げても良いけど、しんどいよ」って事である。ニッポン語は実質孤立言語→ニッポン以外でニッポン語を使えるトコは実質皆無だからである:
youtu.be
言葉が違うなんてのはまだ序の口である。文化も違うから常識非常識も全く違う、食いモンが口に合わん、ニッポンで得た技能が役に立たなくて仕事が得られない、出身や肌の色や宗教などで各種差別を受ける等々。コレが数ヶ月であれば何とか耐えられるかもだが、戦争が長引いて10年20年だったらどうするんだって話である。でもって、もしも自国が完全に占領され一方的に併合されてしまったら、もう二度と昔の生活にゃ戻れなくなるのである。

 そう、逃げれば命は助かるかも知れないが、ソレと引き換えに失うモンも非常に大きいのである。でもって最悪のケースとして自国が敵国に併合されて自国政府が無くなってしまったら、海外に逃げた自国民はそのまま「国家無き民族」となってしまうのである。イスラエル建国前のユダヤ人然り、現在のクルド人然り、国家を持たない民族は常に迫害と差別の対象になってきたのである:
youtu.be
国が無くても個人で生きてけるのは極一部のグローバルエリートだけであり、そうでないフツーの人は国家というケツ持ちが無ければテメェの身の安全すらロクに守れないのである。だから自分がグローバルエリートでないなら国は重要だし、守るだけの価値は十分にあるのである。人類皆平等なんてのは単なる建前であり、実際は何処の国も自国民が最優先なのである。

水平対向エンジンよ、ワタクシは戻ってきた
 2008年にGDBをサーキットで廃車にしてから14年と1ヶ月(笑)ワタクシがこうして再びボクサーエンジンに戻ってくるとは予想もしなかったのである。某SNSであの頃のGDB仲間とは何人か繋がってて、時々カキコ越しに現状報告があったりするのであるが、やっぱ走る人ほど、真にクルマが好きな人ほどインプ(及びスバル車)は卒業してしまってるのである。多くが外車へ移り、主にVWやミニやルノーが移籍先として多く、余裕のある人はBMWメルセデスやケイマン/ボクスターとかに行くって感じである。言っちゃ何だが、ロクに走ってないヤツほどカスタムが大好きで、ずっとインプ(及びスバル車)に乗り続けてるって感じである。

youtu.be

 こう言っちゃアレなのであるが、スバリストを強く自称するヤツほど、クルマそのものや走る事自体を好きなヤツが少ないのである。多くはスバルというブランドを身にまとうのが好きなだけだったり、自己顕示欲や承認欲求が強いだけだったり、似たモン同士での一体感を味わいたいだけだったり、クルマに人生を捧げるテメェに酔いたいだけだったりってのがワタクシの今まで見た限りである。だから純粋にスバル車の走りやクルマ作りが好きな人はオフ会等には殆ど顔を出さないし、スバリストを自称する事も無いのである。そして何時の間にかスバル車を降りて外車に行ってしまうのである。

youtu.be

 スバルブランドの弱点は何かって、クルマや走る事が好きな人に「その次」を提供できてない事にあると思うのである。クルマ好きや走り好きは常に「もっと」を求めるモンであり、ソレが分かるメーカーは常にソレに応えようとするのである。ポルシェがソレであるが、マイナーチェンジやフルモデルチェンジの度に常に進化を続け、進化する度に値段も上がるけど、顧客は喜んでカネを払うのである。で、スバルであるが、ブランド力に限りがあるせいでソレが出来ないのである。だからソレ以上が欲しいという顧客を手放さざるを得ないのである。

*戦犯アルシオーネ
 そう、走りや個性に拘るブランドにとって、高級化は避けて通れない運命なのである。質やパワーや速さは上げ続けていく以外の選択肢は無いんだから、開発費を捻り出そうと思ったらクルマの値段を上げてくっきゃないのである。スバルが高級化に失敗したのって、バブル崩壊云々もあるんだろうけど、アルシオーネがコケた事がデカいと思うのである。アルシオーネの失敗で「スバルにゃ高級車はムリ」「やっぱスバルは安くてソコソコ速いクルマが一番」ってイメージが固定化されてしまい、そのまんま現在に至ってるって感じである。

youtu.be

 コレがE36M3やポルシェ968とかと同等かソレ以上の走行性能や質感があって、スバリスト達が挙って買ったとしたら、歴史は変わってたかもと思うのである( ̄~ ̄)だからワタクシがスバリストやスバルファンの大して言いたい事は「可能な限りスバルにカネを落とせ」って事である。どんなにカスタマイズやオフ会を頑張ったって、どんなにスバル愛を強烈に語ったって、スバルにゃ一銭の儲けにもならんのである。他力本願にならず、新車が出たら「高いッ!」って文句を言わずに自らで速攻で買う。コレがメーカー愛の示し方であり、メーカーを成長させる唯一の方法であると思う今日この頃であった。