ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「自由が欲しい時は、他人に頼んじゃいけないんだよ。君が自由だと思えば、もう君は自由なんだ」
By リチャード・バック
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*汝、オタクを目指すべからず
 オタクはテメェがなりたくてなるモンじゃなく、他人に指摘されて何時の間にかなってた事に気付くモン。ロンマニアの皆様はどう考えてるか分からんが、ワタクシはそう考えてる次第である。好きなモンがあって、ソレに熱中するようになって、気が付いたら何時の間にか相当なカネと時間を費やしてた。つまり「自ら進んでオタクになる」という概念は存在せず、あるのは「他人による観測を以ってオタクになってた」という概念のみなのである。つまり何かを好きになってる自分の中にはオタクである可能性とそうでない可能性の双方があり、ワタクシはこの現象を「シュレディンガーのオタク」と呼んでいるのである(笑)
ソレを自分の意志で好きになったのだから、基本的に他人の意見なんてどうでも良いのである。違法行為と主権侵害が無い限り、何をどう愛そうとソイツの勝手である。たとえソレがオワコンであろうとも、ソレを他人から指摘されようと、オタクにとっては「ソレは分かってるんですけど、でも自分はやっぱソレが一番好きなんですよ~(* ̄∇ ̄*)」ってサラッと流してお終いである。どんなモンであろうとも嫌うヤツは必ず居て、嫌うヤツがソレなりの数居れば1人2人は余計な事言ってくるモンであり、SNS時代の今は尚更である。だから鈍感力とスルー力ってのは、オタクをやってく上で重要なのである。
*汝、批判を気にするべからず
 何故この話をまたしたかって、ココ最近SNSで90年代国産スポーツカーやそのチューニングをネタにすると結構な確率でバズるようになったからである(笑)曰く「他人が不愉快になるような発言はどうかと思います」との事だけど、ワタクシの答えは「ンなモン(´・ω・`)知らんがな」である(笑)ちゅーのも、誰も不愉快にならない発言なんて不可能だからである。上記にもあるように「鈍感力とスルー力を磨け」って話である。違法行為と主権侵害が無い限り、互いに不愉快な言動を我慢し合う。ソレが表現の自由を守るにおいて重要な事なのである。
ンで、なぜ90年代国産スポーツカーについてとやかく言うとこの類のリアクションが返ってくるのかをワタクシなりに考えたトコ、導き出された答えは「オタクとして評価してくれなかったからじゃないか」である(笑)よーするに「周囲の凡俗共とは違い”本物”のスポーツカーを中古なのに高いカネ出して買い、ソレに情熱を注ぐ俺は特別な人間なんだッ!」って考えてて、他人にもそうやって褒められたかったトコに、空気読まんワタクシが冷や水をブッかけてしまったってワケである(爆)何故そんな反応になるかって「オタクになりたくてオタクいモンを選んだから」なのである。
そう、オタクとして周囲からチヤホヤされたいのであれば、ケイマンやM2やゴルフGTIじゃダメなのである。国産スポーツカー、特に90年代~00年代の黄金期のソレでなければ幅広い注目と称賛は浴びられんのである。無論、ソレが正真正銘好きならば文句は言わないが、ワタクシの見る限りだと本心はそうじゃない場合の方が多い希ガスのである。サーキット走らんのにチューニング雑誌に出てくるようなカスタマイズを施してて、且つ大黒や辰巳やアキバ駅前に頻繁に出没してたりすると「ああそういう事ね( ´_ゝ`)」ってなるのである。SNS全盛期の今、チヤホヤされ易くなったから尚更である。
*汝、型にハマるべからず
 そう考えると「何故86/BRZやNDなんかに昔ながらのチューニング施すヤツが多いのか」の答えも自ずと出てきたのである。よーするに性能アップだとか、特定の目的(モタスポ競技など)のための調律ではなく「90年代の続きをやること」が主目的だからである。GTウィングやカナードを生やして、ギリギリまで車高下げてツライチにして、フルバケ入れてステアリング替えて、マフラー交換してエンジンには毒キノコ生やしてブーストアップして等々。ノーマルでも十分なのに何故そうするかって「90年代はそうしてたから」であり、ソレがスポーツカーを所有する上でカッコ良いことなのだと刷り込まれてるからである。
ンで、何故ソレをカッコ良いと思うかって、答えは「周りの友達がそう言ってたから」「マンガやアニメや雑誌や各種動画でソレが登場してたから」である。SNS時代になってソレがより顕著になってきたのであるが、今時は「オタクの集団主義化」が著しいのである。手軽に自己肯定感や承認欲求を満たせるようになったから、テメェと向かい合うよりも集団の中に埋没する方を選んでしまうのである。自我を確立する前にネットに触れちゃうと、情報の波や他人の喜怒哀楽に自我が流されてしまい、自然と集団主義に染まってしまうのである。情報技術は進歩しても、人間は殆ど進化しない。何だかなぁな今日この頃であった。


