アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

今年最初の診察

 午前、仕事に打ち込む・・・もののやはりまだ2日目、思うように行かない。一応、参考書などを読み予習はしてきたつもりだが、”参考書”の名が示すとおり参考にしかならない。実戦においては訓練も大事ではあるが、踏んだ場数の質と量が物を言う。これは仕事もサバゲーも何をするにしても同じである。

 午後、仕事を早退させていただき、一路本多先生の本日の診察を受けにうつ病・統合失調症患者の心のケアを行う晴和病院 精神科・心療内科へ。相変わらず患者さんの数が多い、1〜2時間の待ち時間ももはや慣れた。今月も薬の量には変化は無し、ただ、上手く行けば抗鬱薬の量は減らせそうではある、治療を始めてから二年と半年。いい感じに薬剤は減らしつつある。案の定、本多先生は楽な科への転科を薦める、がワタクシも強情なものでハイそうですかとは簡単には言えない。どちらが正しいのかは時間が決めるものだと思う。

 その後、予約を取っておいたhttp://www.tpcc.co.jp/へカウンセリングに訪れる。初回煮に受けた自律訓練法引き続き、自己催眠法によるリラックス方を教えてもらう。これが何処まで効果があるかは分からないが、とにかく試してみるとしよう。毒にも薬にもならないムダな励まし言葉よりも、こうした具体的な方法を教えていただく方がずっといい。早速今日から試してみよう。

 帰りに寄った本屋で、大山倍達の「強く生きたい君へ」というタイトルの著書を見かけたので思わず手に取る。単なる空手を中心とした精神論だけだと思ったらそうではなかった。思ったよりボキャブラリーの幅が広く、空手は勿論のこと、政治、文化、人生論など扱っているテーマは実に幅広い。今考えると買って読めばよかったと思っている。武道に限らず、いわゆる道を究めた人というのは物の見方が実に広い。医学でも、医学史に名を残す人は医学が一流なのは勿論の事、人間としても実にユニークで奥が深い人が多い。ワタクシも何時かはこうした言葉が似合う人間になりたいものである。