アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE CHASE IS BETTER THAN THE CATCH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「チャンスは貯蓄できない」

By ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何て言うか、昨日といい今日といい楽しそうなイベント目白押しだったのである。行きたかった某ブランドのフェアーだとか、行きつけのカート場でのレース大会とか、その他楽しそうなイベントが目白押しだったのである。こういう日に限って朝から晩まで仕事が詰まっていたのであるから、ワタクシの心情察するに余るであろう(ToT)が、生憎教会でもモスクでもシナコーグでも、神様への陳情は受け付けていないらしいのである(笑)やっぱカート大会出たかった〜〜(>_<)実は出るには出られるのであるが、正式な大会だとレーシングスーツが必要になるからである。んでもって、レーシングスーツは高い上サイズが無い(爆)あとレーシングスーツの下にドライビングシューズじゃカコワルイ(・A・)のでレーシングシューズまで必要になり、こっちはスーツ以上にサイズが無い(核爆)


 で、その代わりといっては何だが、面白い話が幾つか聞けたのである。1つ、最近マスコミなんかで盛んに語られているメタボリックシンドロームであるが、実はそれと同じぐらいかそれ以上に重要な事がある。鬱病、及びその他精神的疾患に対するメンタルヘルスケアである。肉体的or精神的の違いこそあれ、メタボリックシンドローム同様こちらも生活様式の西洋化に伴う変化だとワタクシは思うのである。片方が食事の西洋化などによる動物性脂肪等の過剰摂取による内臓脂肪の増加によるモンだとしたら、もう片方は成果主義や流動的な就職体系といった生活の西洋化による不安から生じるらしいのである。言い換えれば、解き放たれた籠の中の鳥と一緒である。放たれたのは良いが、エサを探すのも天敵から身を守るのも巣を作るのも全部自分でやらなきゃいけなくなる。


 マスコミなんかでは「鬱病による自殺者が3万人突破」とかいう記事が大々的に載ったのは記憶に新しいが、実はソレ「"自殺"と断定された人が3万人」という意味なのであり、実は自殺未遂の人は20万人近くもいるのである。んで、ココからが医学上のルールによるカラクリがあって、病院に運ばれてから24時間以上経った人の死亡は定義上「病死」なのである。つまり、ホントは3万人ではなくて、それ以上なのである。まぁこう言うのは何だが今の飽食日本、糖尿病には寛大だが鬱病には実に冷たい。西欧なんかじゃ、眼科へ合わなくなったメガネの度数を調べなおすのと同じ感覚で精神科に通ったりするのだが、日本じゃ精神科は未だに"異端"である。診察する側も診察される側も、果ては第三者からも未だに良く思われていない。


 2つ、ナードって実は人格障害らしいのである。とは言ってもマジで精神科通わなきゃいけないモノホンの人格障害ではないらしいのである。ワタクシが調べてみた所、DSM-IVという分類の「クラスターB」という項目に記載されている"境界性人格障害""演技性人格障害""自己愛性人格障害"の3項目が正にナードそのまんまである。ナードを発見したのはワタクシだ、と思ったら、実はずっと前に既に定義されていたのである・・・・・ん?このクラスターAの項目にある"統合失調質人格障害"って:

  1. 情緒的な冷たさ、超然とした態度あるいは平板な感情
  2. 積極的なものであれ消極的なものであれ、感情というものを他人に伝える能力が限定されている
  3. 一貫して孤立した行動を好む
  4. 親しい友人や恋人が(もしいたとしても)ほとんどいず、そういった関係を望まない
  5. 賞賛にも批判に対しても無関心
  6. 喜びを感じられる活動が、もしあったとしても、少ししかない
  7. 社会規範や慣習への無関心
  8. 空想や内省への没入
  9. 他人と性的関係を持つことへの欲望の欠如

「次の診断基準のうちの少なくとも3つ以上を満たすことで診断される」って、6個も当てはまるワタクシは一体・・・orz


 その3、人間が最も快適に生活できる気温は「24℃」で、そこから仕事の質や量、夏か冬か、寒がりか熱がりかで±4℃ほど調節するのが一番良いとの事である。ワタクシはクルマも家も仕事場も、エアコンはバカ正直に「24℃」でメモリを合わせていたのであるが、実はソコから微調整するのが正しい使い方だったみたいである。今になってやっと「エアコンは夏28℃、冬は18℃」の意味が分かったのである。良く考えてみれば、今日はサバゲーネタもクルマネタもアニメネタもマンガネタもラノベネタも無い、ホントに久しぶりの医療ネタを書けた事にやっと気付いた今日この頃であった。