アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

VOODOO

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「絶対勝つと思ったら勝つ。高く昇ろうと思ったら高いところを思え。勝つのは大概勝てると思っている人間だ」

By アーノルド・パーマー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 う〜〜〜ん「Fate/hollow ataraxia」が実に(・∀・)イイ!!前作「Fate/stay night」もそうであったが、サウンドノベルは今まで数多くあれど、この複雑、緻密且つ濃厚なストーリーのセンスは天才モンである。いや、天才を通り越して遥か向こうにイッてしまっているといった方が良いかもしれない。今作はそれのファンディスクなのだから、前作のファンに期待するなというほうが無理であろう。まだ終わってはいないが、完璧にファンディスクの域を超えた作り込みには脱帽モンである。あまりにも濃厚過ぎて、長時間プレイするのが疲れるほどである。


 惜しむべきはコレが一般販売されていないことである。一般販売されていたら、もっと人気が出て、それこそ日の光を見る前から支えてきたファン冥利に尽きる・・・・・って無理っぽいな、ウン(諦)濃厚過ぎて、ゲームをやっている人の7〜8割を占めているライトユーザーには受け入れられないであろう。例えて言うなら、ランエボやインプやGT-RNSXがいくらニュルブルグリングで8分を切れる超高性能なクルマだといっても、クルマに乗っている人の7〜8割を占める"クルマ=移動手段または運送手段"な方々にとっては魅力の対象にならないのと一緒である。


 にしても、ワタクシは何故だか知らないが、何をやるにしてもこういったドロドロに濃厚なモノを好む。仕事然り、ゲーム然り、読書然り、クルマ然り、映画然りである。濃厚であるという事は、その反対”飲みにくい、処理しにくい"という事でもある。今考えると、濃厚であるが故ワタクシ自身はもとより、相手も疲れるのであろう。もっと薄く生きられれば、沢山の友人知人が出来たかも知れないし、苦労も少なかっただろうと思うが、「三つ子の魂百まで」ってやつで、3歳ならまだしも、現在ワタクシは31歳である(笑)


 でもまぁ、濃い事は言いように捕らえると"味が深い"ということでもある。一度それを味わうともう病み付き、薄味のモノの方が身体に良いと分かっていても身体が満足できなくなってしまうのである。しかもコレは正確に言えば"味"ではなく"刺激"である。"味"なら常に同じでも良いのだが、"刺激"は閾値が上がってゆく。つまり同じ"刺激"を味わおうと思ったら、ドンドン濃度を上げていかなければ決して同じ快感は得られないという厄介極まりないモノである。こうしてワタクシは今も昔もそしてこれからも、より強い"刺激"を求め現世を彷徨う今日この頃であった。