アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BADMOTORFINGER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「無知を恐れてはいけない。それよりも偽りの知識を恐れよ」

By ブレーズ・パスカル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 M&Aである、吸収合併である。ワタクシと"友人"【DEVILOCK君】の吸収合併である・・・って言っても「何を今更」なのであるが(笑)キッカケは実に簡単で、最近ネタ切れ状態が続いているワタクシと、ブログを書くのを面倒くさがっている【DEVILOCK君】との目的が一致したからである。これがmixiだったら日記をこっちにリンクさせる事が出来るから簡単なのであるが、生憎【みんカラ】にその機能は無いので「ブログ」の項目にココのURL貼り付けて直リンすることにしたのである。まぁM&Aといっても、ピッコロ大魔王と神様が再び合体して本来のピッコロに戻るのと同様で、基本的にワタクシのブログであることには変わりないのであるが(爆)


 まぁ、名前を2つ使うのが面倒くさかったという理由もある。実は「DEVILOCK」名義は【みんカラ】でしか使っていなくて、後は全部「ロン」名義である。まぁ、本来なら早くそうするべきだったのであるが、IT化の波には逆らえないモンである。とは言っても、完全に【みんカラ】から撤退するワケではなく、単に名義を変えて「ブログ」だけ直リンにする程度である。「パーツレビュー」とか「整備手帳」とかは後々の記録として役に立つので、消してしまうのは余りにも惜しい。自分がやってきたことの記録になる他、他のみんカラメンバーの参考資料として・・・・・は役に立たないであろう(笑)


 んで、ワタクシにとってのメリットは「【DEVILOCK君】とネタが被らない」であろう(笑)例えばネタが思いつかなくてもカート場へは行くから、今まで【みんカラ】用に使っていたネタをこちらで使うことが出来るのである。反対に【DEVILOCK君】はココ(はてな)に書いた後【みんカラ】で書く、といった二度手間を省く事が出来る。こう言うとカービューには悪いのであるが(爆)ブログ機能はこちらの方が使いやすい。なら使いやすい方を選ぶのが合理的である。デメリットはといえば、また名刺を作り直さなきゃいけないことであろうか(核爆)


 ここで話が変わるのが何時ものお約束であるが(笑)やっぱり本場(?)の子は速いのである。今日、何時ものカート場で顔立ちからして欧州人と思われる少年が走っていたのだが、ビックリするぐらい速かったのである。当初はコースに慣れていないらしくライン取りがやや甘く、2ヶ所あるヘアピンでややアンダー傾向が強く挙動が乱れる場面もあったのだが、ソレを瞬時に収めて何時の間にか挙動が元に戻っているのである。んで、周回を重ねる事にライン取りも綺麗になってきていて、当初のアンダーステア傾向も減少していて、気がついたらあっという間に32秒台前半。ワタクシは欧州には言った事無いから定かではないが、日本の子供達が公園の砂場で相撲を取るような感覚で向こうの子供達はカートとをやっているのであろう・・・・・とは言うものの、ワタクシは「公園の砂場で相撲を取る日本の子供達」なる光景をここ数年目にしていないが(爆)


 以前、先輩医師からこの様な話を聞いた事がある。その先輩医師がリレハンメルでの学会へ出席した時の話である。リレハンメルは昔冬季オリンピックを開催していたのは周知の通りだが、そのオリンピックに使われていたコースは一般開放されていて、しかも用具一式をレンタル出来るから、身体1つで簡単にオリンピックを疑似体験出来るというスキー好きにとっては何とも粋な演出である。その先輩は大学時代スキー部に所属していて、現在でもヒマがあればスキーに行くほどのスキー好きであったため、予定が無い日を使って滑りに行ったそうである。んで、スキーウェア一式を身に付けていざ滑ろうとしてコースを見た途端「絶対ムリ、降りたら死ぬ!」といって引き返したぐらい難易度と危険度の高いコースだったらしいのである。


 そこへやってきたのが地元の小学生と思われる子供達だったのである。彼ら(彼女ら)は背丈よりも大きいスキー板を担いで滑降ポイントにやってきて、誰一人躊躇う事無く「イヤッホゥ〜〜」と一声上げて気持ち良くコースに滑降して行ったと言うのである。ソレを見た先輩医師は「こりゃ日本がスキーでメダル取れない筈だよ」って納得してしまったそうである。こんな高難易度コースを楽々と滑る小学生が欧州中にゴロゴロいて、その中で更に選抜に選抜を重ねて残った数人がオリンピック代表になるのである。才能や技術やカネ云々以前に育った土壌が違いすぎて、ある意味ソコで勝負はもう十中八九決まったようなモンである。


 今をときめくフェルナンド・アロンソが「自分がカートやっていた頃、自分より速い人間は50人はいた」って言うのも、上記の少年を見たら思いっきり頷ける話である。こう言っちゃあ何だが、レーシングカートとゴーカートの違いを説明できる人間の方が圧倒的少数で、免許取立ての若者の半分近くが「どんなクルマに乗りたいですか」と聞かれたら「ミニバン」と答え、果てにはサイドミラーを折り畳んだまま首都高の合流地点を徐行せずに凄い勢いで走り抜けるヤツが珍しくない国からアロンソライコネンやローブやグロンホルムが誕生するのを期待するのは、ホントに金の卵を産むニワトリを探すのに等しいモンである。と、こんな事言うとライヴのワタクシを知っているロンマニアの方々から「お前が言うな、お前が!」って怒られてしまうので、この場所はお暇させて頂く今日この頃であった。