アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FINAL DESCENT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人民の97%が革命を信じなくても、私は戦い続ける。革命を信じるのが私一人になっても戦い続ける。なぜなら革命家とは、たとえ一人になっても理想のために戦い続ける人間だからだ」

By フィデル・カストロ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 今更なネタだが【左利き用ベースが飛ぶように売れてる】っちゅー記事を見て、流石のワタクシも思いっきりアタマを捻ったモンである(笑)ワタクシは「けいおん!」の原作読んだ事もアニメを見た事もあるが、ハッキリ言って何が面白いのかがサッパリ分からんのである(・_・?)単にワタクシが重金属音専門だからかも知れないが(爆)ソレでも何が面白いのかが全然分からん(^_^;)派手なライヴシーンがあるのかといったら「ノー」だし、業界の人間が書いたんじゃないかと思わせるような音楽関係のウンチクもない。演奏シーンといったら、精々このオープニングだけだったりする:

因みにこのオープニングに出てきたベースの娘が弾いてたフェンダージャズベースが、上記のソレである。何にアタマを捻ったかというと、流行りだしてからベースが無くなるまでの間の短さである。フツーだったら「原作の人気が出る→アニメ化→ジワジワと浸透する→人気が高騰する余り、マジでベース買う"ネ申"現る→ニュースで騒然となる」まで相当時間がかかるはずなのだが、アニメですらまだ12週しか立ってないのに、この一連のプロセスが流れるのが早すぎるっちゅー話である。


 で、その秘密がついさっき分かった気がしたのである。よーするに従来は「人気が出てきたから、人が増えて集まった現象」だったモンが、この作品では「人が集まってきて増えて、その後に人気が出た」ちゅー具合に、順序が逆なのである。アニヲタではないフツーの感覚のロンマニアの方なら「何で人気が出る前にヒトが集まるワケ( ̄_ ̄?)」って混乱するであろうが、同じオタクであるワタクシならソレが分かるのである(笑)よーするに、オタク達は「集まって同じ方向性の仲間同士でワイワイガヤガヤやる」っちゅー事がしたいのであって、作品はそのためのキッカケだというワケである。例えを変えると、ミリタリーやクルマ話含めたオタク話各種をしたいために、サバゲーの定例会やクルマのオフ会を利用して集まるのと同じモンだと考えていただければ良いと思われる。


 んで、その集まりの中で手っ取り早く"ネ申"になろうとするには、後にも先にもモノを使うのが一番である。サバゲーではレアな実物装備が、クルマのオフ会じゃ高価なパーツを付けて馳せ参じると"ネ申"になれるように(笑)このアニメ番組の集まりでは実物ベースだったっちゅー事なのである。こう考えると人気の広まりの速さも、使いもしないだろうと思われる(ソレ以前に左利きも殆どいないと思われる)実物ベースが飛ぶように売れるのも、全部一つのストーリーで繋がるっちゅーワケである。因みにワタクシは先日も述べたように、閉鎖的なムラ社会における歪でドロドロした人間関係がイヤなので、"ネ申"になるのも"ネ申"を崇拝するのも金輪際御免である。もっとも、オタク話が大好きなのは全く変わらないが(爆)


 ワタクシのようなアスペルガー人間は、基本人付き合いは全て仮面を被って行うようなモンである。素顔のままで接すると、世間一般との乖離が余りにも大きいためである。ワタクシも過去と比べると大分仮面に慣れてきたものの、やっぱ仮面越しにコミュニケーションの遣り取りする事がフツーの人より息苦しいのは変わらない。よくアスペルガーの人が集団の中でも1人でいることを好んだり、休みになると個人行動が圧倒的に多いのは、一人になったその時だけ仮面を外して楽に息できるからである。因みに仕事の時だけではなく、趣味に興じている時ですら、自分以外の他人と接する時には仮面は欠かせない。仕事であろうと趣味であろうと、相手は人間だからである。


 こう書けば何故ワタクシがこの手のオタク的コミュニティーを嫌うかが容易に想像付くと思う。コレが仕事なら、相手も「コレは仕事だから」って考える→多少の意見の相違なら、目的のためにある程度目を瞑れる/瞑ってくれるのであるが、趣味の世界だと中々そうは行かなかったりする。給料や出世という縛りがないだけに些細な意見の違いで容易に衝突が起こるし、縛りがないだけに分裂や合併などが頻回に起こるっちゅー話である。ちゃんと人間関係をこなせて空気を読める人だったら、そんな状況の中でも上手く立ち回れるのであろうが、アスペのワタクシはそうはいかない。何が悲しゅうて趣味に興じているにも関わらず、仮面だけでなくその上からヘルメットしなきゃならないんだっちゅー話である(笑)


 ちゅーワケで、今やってるようにサバゲーも走行会もチームとかじゃなくピンで楽しむようになったのは、ある意味ワタクシにとって必然だったとも言える。確かにチームじゃない分、得られる情報もノウハウも少なくなるが、その代わり仮面を付けることなく自分のやることに集中できるからである。フツーの定型の方々みたいに皆で集まって一緒にやりたくないのか?と問われたらウソになってしまうが、どちらにしろ「トップか無か」っていうワタクシの性格上、やっぱ軍団を作るっきゃない(笑)ちゅーワケで、ヘヴィーミュージックとマンガとアニメとサバゲーとクルマをこよなく愛するR35乗りを引き続き募集してしまう今日この頃であった。